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資源低減技術の開発(イベント) - (2009/03/10 (火) 00:53:33) のソース

*資源低減技術の開発(イベント)

&bold(){資源低減技術の開発(イベント)}とは、産業復興のためリワマヒ国国内&bold(){工場}、その中でも特に&bold(){ねじ}工場などの工業部品製造工場を基点に
行われた、&bold(){資源消費低減のための生産管理、物流管理、規格管理技術などの総称}です。
これらは国営工場によって技術者や管理者が育成され、彼らは技術を学び、ゆくゆくは工場自体を自己資金のみで買い取って自分たち民間のものとするべく
切磋琢磨しています。 蛍光ラインマーカーによって&bold(){緑の地獄}と化したマニュアルを手に、毎夜生ける&bold(){死体(比喩表現)}になりながら……


**iデータ
 L:資源低減技術の開発 = {
  t:名称 = 資源低減技術の開発(イベント)
  t:要点 = 工場,ねじ,死体
  t:周辺環境 = 緑の地獄。
  t:評価=
  t:特殊=
 →次のアイドレス:
 }

**HQ継承
 なし

**設定
#image(20090308neji.jpg)
(イラスト:室賀兼一@藩王 がんばりました)

#contents()

***資源削減技術、それは一本のねじから始まった。

迷宮騒動と世界樹の活動により砂漠化したリワマヒ国は、
工業としては単純機械工作からの再スタートを余儀なくされていました。

 幸いなことに大規模修理工場が残り、また藩国施設も随時再建されておりますが、
これまで反映の礎として重用されていた&bold(){バイオサイエンス系が全面的に禁止された}ことより、
リワマヒ国では&bold(){主要産業の育成が急務}とされました。

 時の藩王、&bold(){室賀兼一}はこの情勢に伴い、ある腹案を
&bold(){鋼の王ことGENZ王}を通じて、帝國と共和国とに持ち込んでいます。

それは帝國、共和国双方による&bold(){「整備士」のプロモーション活動}に伴う
テラ領域内で消費される単純部品…ねじや釘、ボルト、鋼材類…の&bold(){共通規格化案}でした。

 この案では、ねじ等の基礎部品材の統一規格化を進めることにより、
各生産・整備において必要とされる資材が規格にそろえられることが狙われております。
これらにより&bold(){整備士の活動において整備性が高まる}ほか、
最終的に国内外の生産、整備活動における資源消費での「むら」を大きく削減することが期待されます。

また、これら基礎部品材の製造は、
災禍により技術力の低下したリワマヒ国をはじめとする国々においても技術導入が比較的容易で、
製造するための工作機械も比較的導入がしやすく、整備士プロモーションによる需要増加も
期待できるものでした。
そのため、こうした基礎部品材製造技術の導入は&bold(){低下した工業力を立てなおす基礎となる}ことが期待されました。


こうした様々な利点を期待された本規格は、

「MANTIS:Many clan countries And New-world Tera area Industrial Standards(多くの藩国、およびニューワールドテラ領域工業規格)」

と命名され、整備士プロモーションにおける重要な柱の一つとなっています。

>MANTIS規格の概要についてはこちら(「整備士」ページに飛びます)

>[[資源削減技術の観点から見た規格導入の利点と欠点(およびその対策)についてはこちら>資源低減技術の開発 :規格導入の利点と欠点]](「資源削減技術の開発」内ページです)


***生産管理・流通管理に関する取り組み

 ねじ等の基礎部品材について統一規格化を進めることで、
資材調達・生産・整備を簡単化する施策としてMANTIS規格を推進することにより
国内外の資源消費における&bold(){「むら」を削減}することに成功しています。

 その一方で、一本のねじを作る工場から再始動したリワマヒ国の工業は、
生産能力を再編成し、生産単位が小ロットであることを生かした機動力を持ち味とする
利益率高い生産・物流システムとして再構築されました。

この工場再構築プロジェクトでは、&bold(){工場で他の工程より生産性の低い箇所を集中的に改善する}ことで
全体の生産性を高め、
生産出荷までのリードタイムを大きく圧縮すると同時に、工場在庫をスリム化することに成功しています。

>[[リワマヒ国が取り組んだ工場再構築プロジェクト、および採用した理論「TOC生産管理」についてはこちら>資源低減技術の開発 :TOCと工場生産管理]](「資源削減技術の開発」内ページです)

 またリワマヒ国は工場生産力を基点とした物流システムの改善に着手し、
資源から部品を作りだす生産工場から、部品を実際に使用する消費者までの、&bold(){物流における在庫を一本化}することに成功しました。
1日当たりの実際の消費量を把握し、また物流をセンターに集約することによって、
実際の需要との調和のとれた生産計画を立てるにあたっての精度を高め、これらを最適化することで
工場生産における資源消費の&bold(){「無駄」「無理」を抑制}しています。

>[[リワマヒ国が取り組んだ物流改善プロジェクトについてはこちら>資源低減技術の開発:リワマヒ国が取り組んだ流通改革]](「資源削減技術の開発」内ページです)

 こうした活動によって、リワマヒ国は&bold(){資源消費の「無駄」「むら」「無理」を抑制}し
聯合諸藩国、および共和国・帝國内における&bold(){資源消費の低減に関する独自のノウハウを構築}しています。

リワマヒ国は藩国復興の手立てのひとつとして、
今後この生産・物流管理ノウハウと国際規格認証制度を技術としてまとめ、
聨合する諸藩国に提案活動を行ってまいります。



***リワマヒ国ねじ工場の改善結果

このような取り組みの結果、一例として、リワマヒ国ねじ工場では以下の結果を得ることが出来ました。

|社名|最大リードタイム|平均リードタイム|在庫率|生産能力|利益率|
|リワマヒねじ(ねじ製造業)|70%以上低減|50%以上低減|半減|20%増|400%贈|


同様に利益率の改善された工場からの利益を元に、リワマヒ国では共通規格部品に関する製造工場を建てています。
また、これら工場の従業員、および販売業者らに対して、リワマヒ国は、成果を出した者より選抜し、
資源削減技術について集中して学習させた上で、彼らの自己資金、および藩国からの貸し付け資金をもって
EBO(エンプロイー・バイアウト)させることを後押ししています。
(選抜された者は等しく勉強漬けになることより、集中学習コースの受講者は比喩表現的に「緑の地獄の死体たち」と呼ばれています)

 ※エンプロイー・バイアウト(Employee Buy-Out、従業員買収、略称EBO)とは、
 従業員による事業の買収や経営権の取得。


>[[集中学習コースの様子(SS)はこちら>資源低減技術:集中学習コースの様子(SS)]]

これら活動により、リワマヒ国は基礎部品製造分野において他国を圧倒する新たな工業国家として復興していくことが期待されています。



***まとめ
「&bold(){TOC(Theory Of Constraints:制約条件理論)}の考え方」
 ・「会計処理の改善」
   工場は営利企業であり、現金を生むことが大事(→&bold(){スループット会計})
 ・「リードタイムと生産性の改善」
   リードタイム短縮と生産能力向上を実現(→&bold(){ドラム・バッファー・ロープの構築})
 ・「需要把握力の改善」
   短納期・高生産性を顧客満足に結び付けてもうけを創生する(→&bold(){TOC在庫補充方式})

「リワマヒ国「&bold(){ねじ}」生産「&bold(){工場}」の取り組み」
 ・「経営判断材料となる会計基準の見直し」
   会計基準の見直し(→トップダウンによる増産主義の否定)
 ・「ドラム・バッファー・ロープ(DBR)」の適用
   人員不足の状態でも余裕でまわせる&bold(){生産ペースの調整}と、&bold(){PC、猫士人員の効果的な配置}
 ・「方針制約のスリム化」
   ねじ工場の国営化とリワマヒ国藩王直轄運営とすることで&bold(){組織の上下関係を圧縮}
 ・「市場制約であるリワマヒ国ブランドから共和国共通規格への製造ライン切り替え」
   統一規格製品を製造することによる&bold(){アイテム数の圧縮}
   &bold(){整備士プロモーションに乗りかかる}ことで資材調達・生産・整備の簡単化による共和国・帝國内の需要掘り起こし
 ・「&bold(){層別生産}の導入と在庫の集中管理」
   在庫の中央管理を行い、出荷数別のアイテムランク付けを実施して&bold(){需要予測精度を大幅高進}
 ・「独自の流通ルート構築」
   顧客へ消費分だけを直接届ける&bold(){“配置販売制度”}を導入 小ロット少数翌日搬入を実現

「リワマヒ国産業復興への取り組み」
 ・&bold(){コアコンピタンス}としての基礎部品製造業の確立
   小ロット、短納期対応、翌日搬入による基礎部品製造販売業にて他社を圧倒
 ・工員、販売員によるEBOを積極支援し工業復興
   在外リワマヒ国民の帰還を積極的に支援すると共に工業を育成
   資源削減技術に関する集中特訓(通称「&bold(){緑の地獄}」の受講者は&bold(){比ゆ的に「死体」となる(へばる)}まで勉強する)
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