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I=L(民生用I=D)・リワマヒ国版の詳細(2) - (2009/11/13 (金) 01:01:56) のソース

*I=L(民生用I=D)・リワマヒ国版

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*設計(4)
これらに加え、寒冷地での使用にともない、結露・結氷対策、消音対策が施された。
また、暗所での活動に対応するためにランプが取り付けられ、
また複数機体で活動する際のフォローとしてウィンカーが、
検査登録事務所による検査、登録ができた機体にはナンバープレートを付けるようスペースが設けられた。
足回りにおいては凍結した床面でも移動が可能なよう、ノンスリップ加工が施された。

*実装&テスト
こうして完成した設計プランにGOサインが出、アメショーを元にした新機体の実装は危なげなく進んだ。

完成した新型機はテスト用に立てられた模擬倉庫で平地移動、隘路移動、坂路移動、階段昇降、はしご昇降などが
チェックされ、次いで共和国共通コンテナ、倉庫貯蔵用大型パレットなどを持っての同様テストが行われた。

次にマニピュレータ(手)とワイヤーロープ、フックを使っての玉掛け(クレーンなどに物を掛け外しする作業)が
テストされ、良好な結果を得た。
しかしながら、玉掛けは一歩あやまると死亡災害にもつながる恐れのある非常に重要な作業であるため、
玉掛技能講習を修了した者のみが就けるものとする現行法規を必ず準拠するよう、マニュアルなどには明記された。

これらテストを経たのち、新型機は実際に冷凍倉庫に運び込まれ、倉庫の内外を行き来しながらの動作テストが行われ、
結露・結氷対策、倉庫内の床が凍結している箇所での歩行、暗所での歩行などについて入念なテストがなされた。


*命名 そしてロールアウト

リワマヒ国はこの、アメショー派生型・屋内専用/寒冷地仕様・輸送型I=Lに対して

「ヒエショー」(命名:室賀兼一)

の名前を与え、食糧倉庫内の物資移送に採用した。

「手」というアタッチメント交換不要のマルチアタッチメントの存在と相まって、
リワマヒ国食糧倉庫での搬入、搬出の作業効率は大きく向上した。



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(設定文:東 恭一郎、室賀兼一)
(絵:東 恭一郎)
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