たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
届かないモノローグ
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まだ他に誰も来てない静まり返った楽屋。
テーブルに突っ伏して腕を枕に眠る梨華ちゃんはお疲れモード。
テーブルに突っ伏して腕を枕に眠る梨華ちゃんはお疲れモード。
眠る梨華ちゃんとそれを眺める美貴。
二人きりの楽屋。
二人きりの楽屋。
美貴が入ったのにも気づいてないんだから、こんなさ、すっごくドキドキしてんの、聞こえてないよね?
なんとなく組んだ腕の上にあごを乗っけて、ぼんやりと見つめるおだやかな寝顔。
かわいいって言うか、きれいになったよね。
ドキドキするんだよ。
しらないでしょ?
スタイルとかみんなよりも生地の少ない衣装とかじゃなくってさ…。
ドキドキするんだよ。
しらないでしょ?
スタイルとかみんなよりも生地の少ない衣装とかじゃなくってさ…。
レッスンのときの真剣な表情。
のんちゃんとかまこっちゃんとじゃれてるときのお姉さんな笑顔とか。
飯田さんと話してるときの甘えてるような顔してる時とか、かわいいなぁ…って。
のんちゃんとかまこっちゃんとじゃれてるときのお姉さんな笑顔とか。
飯田さんと話してるときの甘えてるような顔してる時とか、かわいいなぁ…って。
美貴とじゃ…そんな風に笑ってくれないもんね。
時々、ヘンに敬語混じってるし。
時々、ヘンに敬語混じってるし。
やっぱさぁ、時間って大きいよねぇ。
よっちゃんと話してるときとか、話し聞いてるときは、ほんと目が輝いてるもん。
よっちゃんと話してるときとか、話し聞いてるときは、ほんと目が輝いてるもん。
あーダメだ。
へこんできちゃった。
よっちゃんのことは嫌いじゃないし、むしろかなりすきだけど、なんかジェラシー。
最初はさ、むしろ彼女のほうが気になってたのになぁ…。
へこんできちゃった。
よっちゃんのことは嫌いじゃないし、むしろかなりすきだけど、なんかジェラシー。
最初はさ、むしろ彼女のほうが気になってたのになぁ…。
なんとなく見つめてた。
目で追ってるうちにわかってきた。
目で追ってるうちにわかってきた。
きしょい。でもかわいい。
だけどかわいいだけじゃない。
だけどかわいいだけじゃない。
何でこの人こんなに必死なの?
そう思ってた。
娘。がすきなんだっていうのがよくわかる。だからいつも空回り全開で、一生懸命。
でも、だからかっこいいって思った。
あべさんが言ってたこと、娘。のかっこよさを持ってる…って、そうだね。
この子ががんばってるなら、美貴もがんばろうって思った。
センターに立つ重さをよくわかってて、だからますます必死になって…。
自分がそこに立つとよくわかる。
あべさんがいないこれから…支えていくのは美貴と梨華ちゃんだからね。
それを一番よくわかってて、それを一番重く受け止めちゃってて…。
そう思ってた。
娘。がすきなんだっていうのがよくわかる。だからいつも空回り全開で、一生懸命。
でも、だからかっこいいって思った。
あべさんが言ってたこと、娘。のかっこよさを持ってる…って、そうだね。
この子ががんばってるなら、美貴もがんばろうって思った。
センターに立つ重さをよくわかってて、だからますます必死になって…。
自分がそこに立つとよくわかる。
あべさんがいないこれから…支えていくのは美貴と梨華ちゃんだからね。
それを一番よくわかってて、それを一番重く受け止めちゃってて…。
だからライブで楽しそうな笑顔見てると、うれしくなる。なんか、ほっとするんだよね。
そういえば、一緒にはっぴ~って、あれね、すっごいうれしかった。
キャラじゃないからさ、恥ずかしいんだけどね。
キャラじゃないからさ、恥ずかしいんだけどね。
性格も違うしさ、趣味も違うけど、だからいいんだと思うんだよね。
だってさ、そしたらよっちゃんと梨華ちゃんだって性格も違うし、趣味も違うし、正反対だよね。
あっちは男子で梨華ちゃん女子だし。
でも美貴…男っぽいけどさ、男子ではないからなぁ。
ってか、よっちゃんもあー見えてきちんと女の子なのにね。まぁ、けっこうやんちゃだけど。
だってさ、そしたらよっちゃんと梨華ちゃんだって性格も違うし、趣味も違うし、正反対だよね。
あっちは男子で梨華ちゃん女子だし。
でも美貴…男っぽいけどさ、男子ではないからなぁ。
ってか、よっちゃんもあー見えてきちんと女の子なのにね。まぁ、けっこうやんちゃだけど。
まこっちゃんとかノンちゃんは、この寝顔もっと近くで見てたんだよね。
いいなぁ。
っていうか、梨華ちゃんちってさ、そんなにピンクなのかな?
今度、聞いてみようかな?
友達少ないって言ってたし、きっとOKしてくれるよね? たぶん。
あっ…。ドキドキしてきた。
なんだよ。気が早すぎ…。
いいなぁ。
っていうか、梨華ちゃんちってさ、そんなにピンクなのかな?
今度、聞いてみようかな?
友達少ないって言ってたし、きっとOKしてくれるよね? たぶん。
あっ…。ドキドキしてきた。
なんだよ。気が早すぎ…。
ドキドキするから、とりあえず今日のりかちぇーっく。
ツッコミどころでも探そうかな。あいかわらず、どっかしらピンク入ってる。
ふーん。まぁ、前よりは少しは服はマシになってきたけどさ、一緒に買い物とかしてみたいなぁ。
センスがないなら、美貴が鍛えなおしてあげるから。
ついでに、さりげなく美貴色に染めちゃったりして。
あっ! それいいかも。
っていうかさ、何気に美貴の心は梨華ちゃんに染まってるのかな?
ツッコミどころでも探そうかな。あいかわらず、どっかしらピンク入ってる。
ふーん。まぁ、前よりは少しは服はマシになってきたけどさ、一緒に買い物とかしてみたいなぁ。
センスがないなら、美貴が鍛えなおしてあげるから。
ついでに、さりげなく美貴色に染めちゃったりして。
あっ! それいいかも。
っていうかさ、何気に美貴の心は梨華ちゃんに染まってるのかな?
その唇に触れてみたい。
そーっと手を伸ばそうかと思ったけど、やっぱりやめた。
そーっと手を伸ばそうかと思ったけど、やっぱりやめた。
だって、起きちゃったらどーする!?
がまん。がまん。
きっとね、こーやってとーくから眺めてるうちがね、幸せなんだよ。たぶん。
でも、でもさぁ…。
たぶんいや、ぜっっっっったいやわらかいよね。
あー。辻ちゃんとか加護ちゃんみたいにさ、かるーくキスできたら…いいよね…。
きっとね、こーやってとーくから眺めてるうちがね、幸せなんだよ。たぶん。
でも、でもさぁ…。
たぶんいや、ぜっっっっったいやわらかいよね。
あー。辻ちゃんとか加護ちゃんみたいにさ、かるーくキスできたら…いいよね…。
…って……。
あーもう。ダメ。
完璧に染まっちゃってるよ!
かわいい亜弥ちゃんでさえ美貴の中では友達以上恋人未満なのにさ、この人、そんなキモチを簡単に飛び越えちゃったんだよ!
完璧に染まっちゃってるよ!
かわいい亜弥ちゃんでさえ美貴の中では友達以上恋人未満なのにさ、この人、そんなキモチを簡単に飛び越えちゃったんだよ!
なに、これ。こういうキモチがほんとは恋っていうの?
それともこれが愛っていうの?
それともこれが愛っていうの?
あーーー! 美貴バカだからよくわかんないけどさぁ、何ナノ?
こんなに素直じゃないんだって気づかされた。
だっても何も女の子同志だよ。
ふつーに恋なんてありえないから。だから、恋人未満なんだもん。
でも、あー…っ!
わからないけど、臆病になっちゃうのは本当にすきだから。
これはなんか、絶対。間違いないの。
すきって言葉にするのがものすごい勇気がいるのはどうして?
簡単に言っちゃいけないの。
いけない気がする。
大事にしたい。
だっても何も女の子同志だよ。
ふつーに恋なんてありえないから。だから、恋人未満なんだもん。
でも、あー…っ!
わからないけど、臆病になっちゃうのは本当にすきだから。
これはなんか、絶対。間違いないの。
すきって言葉にするのがものすごい勇気がいるのはどうして?
簡単に言っちゃいけないの。
いけない気がする。
大事にしたい。
どうしたらいいの? ねぇ。
すきって…言っていい?
みんなに言う『すき』とはぜんぜん違う意味の『すき』なんだよ。
みんなに言う『すき』とはぜんぜん違う意味の『すき』なんだよ。
ねぇ、教えてよ。
「梨華ちゃん…」
「ん……」
いっけない…!
返事しかけちゃった!
返事しかけちゃった!
ずーっと感じる。美貴ちゃんの視線。
正直、びっくりした。『おはよーございまーす』って聞こえたときは。
真里ちゃんとかののだったら、こんなにドキドキしなくてすむのにさぁ…。
よりによって美貴ちゃんなんだもん。
正直、びっくりした。『おはよーございまーす』って聞こえたときは。
真里ちゃんとかののだったら、こんなにドキドキしなくてすむのにさぁ…。
よりによって美貴ちゃんなんだもん。
どうしよっ!
ドキドキする。顔、赤くなってないよね?
誰か来ないかなぁ。
起きるに起きれないよぉ。
かといって眠れないし…。
ドキドキする。顔、赤くなってないよね?
誰か来ないかなぁ。
起きるに起きれないよぉ。
かといって眠れないし…。
ドキドキドキドキ…。
助けて…。心臓壊れる……。
助けて…。心臓壊れる……。
最初はさ、怖いって思った。
なんか言うことはっきりしすぎてるし、けっこう簡単に踏み込んでくるから身構えた。
ツッコミというよりなんだろう、あれって条件反射っていうか、目に付いたもの手当たり次第なんだもん。
本当に痛いって思ったこと何度もあったし、なんていうか…ある意味、こんな乱暴な人だったの?
そんな感じ。
なんか言うことはっきりしすぎてるし、けっこう簡単に踏み込んでくるから身構えた。
ツッコミというよりなんだろう、あれって条件反射っていうか、目に付いたもの手当たり次第なんだもん。
本当に痛いって思ったこと何度もあったし、なんていうか…ある意味、こんな乱暴な人だったの?
そんな感じ。
でも、違ったんだよね。
あたし、確かに寒いし、うーん…やっぱりその…きしょいんだと思う。服とかセンスないしね、変なんだと思う。
だから、不思議に思ったこととか、納得いかないことに真っ向から喰らいつく美貴ちゃんって、言い換えればすごく素直なんだよね。
あたし、確かに寒いし、うーん…やっぱりその…きしょいんだと思う。服とかセンスないしね、変なんだと思う。
だから、不思議に思ったこととか、納得いかないことに真っ向から喰らいつく美貴ちゃんって、言い換えればすごく素直なんだよね。
ただ、やっぱりあたしにはちょっと意地悪かなって思ったりもしたんだけど…。
だって、見せ付けるようによっすぃとべたべたしちゃってさぁ…。
なんか、すっごいさびしかったし。
あー。あたし仲間はずれになっちゃうのかなぁって、あの頃は本当に不安だった。
でも、よっすぃはなんだかんだとかまってくれたし、ののやあいぼんがよくじゃれてくれた。時々心配そうな顔してたけどね。
だって、見せ付けるようによっすぃとべたべたしちゃってさぁ…。
なんか、すっごいさびしかったし。
あー。あたし仲間はずれになっちゃうのかなぁって、あの頃は本当に不安だった。
でも、よっすぃはなんだかんだとかまってくれたし、ののやあいぼんがよくじゃれてくれた。時々心配そうな顔してたけどね。
でもずーっと見てたら、けっこうののと一緒で誰かに触れていたい人だったんだよね。
それがかなりエスカレートしてただけで。
なんだろう。たぶん、さびしかったんだよね。
まだ加入した直後で、みんなけっこうなんだかんだと距離を開けてたし、それに、あたしなんて本当にどうしていいかわからなくって、遠慮がちになったり、避けちゃったり、本当に微妙だった。
ごめんね。
それがかなりエスカレートしてただけで。
なんだろう。たぶん、さびしかったんだよね。
まだ加入した直後で、みんなけっこうなんだかんだと距離を開けてたし、それに、あたしなんて本当にどうしていいかわからなくって、遠慮がちになったり、避けちゃったり、本当に微妙だった。
ごめんね。
だから、直接言えたわけじゃないけど、番組の企画の中で、きしょいって言われすぎるのがつらいって言ったら、不用意に言わなくなったっていうのかな?
結局、あたしも美貴ちゃんにどう接していいかわからなかったみたいに、美貴ちゃんもどう絡んだらいいか、やっぱり掴みきれてなかったんだよね…。
結局、あたしも美貴ちゃんにどう接していいかわからなかったみたいに、美貴ちゃんもどう絡んだらいいか、やっぱり掴みきれてなかったんだよね…。
素直なんだけど、けっこう気遣いやさんで、面倒見がよくって。田中ちゃんやしげさん、絵里ちゃんが慕うの、すっごくよくわかるよ。
だから、こういうこと。
まっすぐなの。まっすぐすぎて、時々傷つけるの。
たぶんね、たぶんだけど、自分でそのことが本当はあんまりよくわかってないんじゃないのかな?
だけど、そのまっすぐな言葉やキモチに、すごく助けられたこと、いっぱいあるんだよ。
たぶんね、たぶんだけど、自分でそのことが本当はあんまりよくわかってないんじゃないのかな?
だけど、そのまっすぐな言葉やキモチに、すごく助けられたこと、いっぱいあるんだよ。
でも、たぶん…それにも気づいてないよね?
そういうとこ、大事だと思うし、あたしはすごくいいと思う。
それが良くも悪くもだからこそ、美貴ちゃんらしい。
そして、そんなところがあたしはすきなんだよね。
それが良くも悪くもだからこそ、美貴ちゃんらしい。
そして、そんなところがあたしはすきなんだよね。
それこそ不器用なんだよね。
それにまっすぐなくせに素直じゃない。
なんか、少年みたいだよね。
そうよねぇ…。あっけらかんとしてて、男前だもんね、けっこう。
だけどね。よっすぃの前で女の子になっちゃったら、あたしはやっぱり、美貴ちゃんのことは女の子だなぁって思うの。
だって、よっすぃも女の子だもん。たしかにかっこいいんだけどね。でも、だって、あたしが男だったら、彼女にしたいって思ったし、今でも思うよ。
でも、美貴ちゃんは…っていうと、ちょっと違う。
そうよねぇ…。あっけらかんとしてて、男前だもんね、けっこう。
だけどね。よっすぃの前で女の子になっちゃったら、あたしはやっぱり、美貴ちゃんのことは女の子だなぁって思うの。
だって、よっすぃも女の子だもん。たしかにかっこいいんだけどね。でも、だって、あたしが男だったら、彼女にしたいって思ったし、今でも思うよ。
でも、美貴ちゃんは…っていうと、ちょっと違う。
なんだろう…。
うまく言えないんだけど、男とか女とか…そういうんじゃなくって、そばにいてほしいのかな。
うまく言えないんだけど、男とか女とか…そういうんじゃなくって、そばにいてほしいのかな。
同期は特によっすぃやのの、あいぼんとは本当に家族って言うか、姉妹って言うかそんな感じなんだけど、もうね、あたし、よっすぃとは本当に恋だの何だって言うんじゃなくって、なんだろう…。うん。
すきとかきらいとか超えちゃって、安心できるって言うか。本当に身内なの。きっと、ココロでは。
それは、ののやあいぼんにも言える。きっと。
すきとかきらいとか超えちゃって、安心できるって言うか。本当に身内なの。きっと、ココロでは。
それは、ののやあいぼんにも言える。きっと。
じゃあ、美貴ちゃんは?
うまく言えないけど、すき。
なんだろう。でもね、恋とか愛とかって言うんじゃなくって、ううん…そうなのかもしれない。
難しいなぁ。
でも、家族に恋ってないよね。ふつー。よほどのことがない限りは。
だからね、なんか違うのよっすぃとは。本当にライバルで、親友で。ううん。親友って言葉じゃ、やっぱものたりないかな。それがよっすぃとあたし。
なんだろう。でもね、恋とか愛とかって言うんじゃなくって、ううん…そうなのかもしれない。
難しいなぁ。
でも、家族に恋ってないよね。ふつー。よほどのことがない限りは。
だからね、なんか違うのよっすぃとは。本当にライバルで、親友で。ううん。親友って言葉じゃ、やっぱものたりないかな。それがよっすぃとあたし。
そもそも、女の子同士の恋愛だって、ふつーじゃないのにね。
でも、この人ならいいかなって。
だって、ドキドキしてるんだよ?
あたしとは正反対で、まっすぐなくせに素直じゃなくって、でも、本当は優しいかわいい女の子。
でも、この人ならいいかなって。
だって、ドキドキしてるんだよ?
あたしとは正反対で、まっすぐなくせに素直じゃなくって、でも、本当は優しいかわいい女の子。
藤本美貴ちゃん。
実は甘えん坊で、何気に本当はかなりの天然だったりしてね。
違うからこそ、いろんなことができそうに思えるの。よっすぃとは違った風な感じで。それがどんなかわからないけど、きっと楽しいと思うし。
あー。もしかしたら、乙女って、それなのかな?
あたしと美貴ちゃんだから、こういう感じなのかも。
本当にね、あたし、乙女でよかったと思ってる。もちろん、ののにカオたん、マコト、しげさん。田中ちゃん。みんながすきだけど、やっぱり、一緒だから。美貴ちゃんと。
違うからこそ、いろんなことができそうに思えるの。よっすぃとは違った風な感じで。それがどんなかわからないけど、きっと楽しいと思うし。
あー。もしかしたら、乙女って、それなのかな?
あたしと美貴ちゃんだから、こういう感じなのかも。
本当にね、あたし、乙女でよかったと思ってる。もちろん、ののにカオたん、マコト、しげさん。田中ちゃん。みんながすきだけど、やっぱり、一緒だから。美貴ちゃんと。
はっぴ~って、またやりたいなぁ。
みんなでお肉すきすきでもいいけど。
みんなでお肉すきすきでもいいけど。
やだ! 顔がにやけそう。
っていうより、にやけてるかも。
っていうより、にやけてるかも。
あー。うーん…。でも、だからって、すきって言える?
言えないよね。
だって、美貴ちゃんにはあたしなんかより、もっと美貴ちゃんのことがすきって言ってるあの子がいるわけだし。
美貴ちゃんだって、あの子がすきなんだから。
言えないよね。
だって、美貴ちゃんにはあたしなんかより、もっと美貴ちゃんのことがすきって言ってるあの子がいるわけだし。
美貴ちゃんだって、あの子がすきなんだから。
フツーにありえない恋だけど、あたしは別に恋や愛は性別とかって関係ないかなって思ってる。
すきになったなら、本気だったら。
でも、なにより、美貴ちゃんがそう思ってるかは、わからないんだもん。
すきになったなら、本気だったら。
でも、なにより、美貴ちゃんがそう思ってるかは、わからないんだもん。
あたしのことは、たぶん、いい友達。
このままでいいんだよ。
だから、胸にしまっとくの。
あたしの『すき』はメンバーのみんなとかに抱いてる『すき』と違うから。
このままでいいんだよ。
だから、胸にしまっとくの。
あたしの『すき』はメンバーのみんなとかに抱いてる『すき』と違うから。
恋? 愛? この際どっちでもいいけど、すきなんだね。あたし…やっぱり。
このまま寝たふりしてたら、キス…してくれるかな?
ダメかな? 期待しちゃ…。
寝たふりするあたしとそれを眺めている美貴ちゃん。
まだ他に誰も来ない楽屋に二人きり。
静かな楽屋にあたしの胸のドキドキが響いたら、気づいてくれるかな?
静かな楽屋にあたしの胸のドキドキが響いたら、気づいてくれるかな?
■ ■
「んー」
勇気を出して起きてみた。
「おはよ。美貴ちゃん」
「おはよー。梨華ちゃん」
「おはよー。梨華ちゃん」
とりあえずポーカーフェイスを決め込んだ。
■ ■
こんなに息苦しいなら、いっそ届けばいいのに。
この胸の高鳴り。
この胸の高鳴り。
神様はいじわる。
これじゃまだ恋は始まらない。
たぶん、きっと……。
(2004/3/8)