たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
眠り姫と熱帯夜
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ぶーん。
一晩中回ってた扇風機の音で目が覚めた。
…暑い。
目が覚めてぐったり。カラダが重い……。
…まだ3時……。
目が覚めてぐったり。カラダが重い……。
…まだ3時……。
今日はおやすみだからうんとのんびりできるけど…。
ごろって転がって体を横に向ければ石川さん。
すーすーって穏やかな寝息。
やっぱりなんかちっちゃいコみたいなかわいい寝顔。
きゅって絵梨香のシャツを掴んで、あー。どんな夢、見てるのかなぁ。
すーすーって穏やかな寝息。
やっぱりなんかちっちゃいコみたいなかわいい寝顔。
きゅって絵梨香のシャツを掴んで、あー。どんな夢、見てるのかなぁ。
あんまり蒸し暑くって、なんかかえって目が冴えて…。
だからずーっと寝顔を眺めてた。
ときどきほっぺをつんってしてみたり、ふにふにって押してみたり。
そしたら…。
「んー…」
って。
でも眉毛をむってしかめて、唇がアヒルみたいに尖がった。
だからずーっと寝顔を眺めてた。
ときどきほっぺをつんってしてみたり、ふにふにって押してみたり。
そしたら…。
「んー…」
って。
でも眉毛をむってしかめて、唇がアヒルみたいに尖がった。
ふふっ。かわいいなぁ。
だから、何度も何度もふにふに突いていたずらして。
でも、それでも起きない石川さん。
でも、それでも起きない石川さん。
あー。よーくこれで寝られるなぁ。
蒸し蒸しした部屋。
ぶーんって回ってる扇風機のちょっと生暖かい風。
うっすらと明るくなってきた空。
ぶーんって回ってる扇風機のちょっと生暖かい風。
うっすらと明るくなってきた空。
「…」
眠ってる石川さんの小さな唇にそっとキスをしてみた。
きゅってシャツを握る手に力が入った。
ふわってあったかい唇が、なんかこんな蒸した部屋でも気持ちよかった。
ふわってあったかい唇が、なんかこんな蒸した部屋でも気持ちよかった。
「……ん」
声がして、そっと離れたらゆっくり開いた目。
「…」
ぼんやりと絵梨香を見つめてて、
「おはようございます」
って言ったら、ふにゃって笑った。
「おはよ」
「…」
ぼんやりと絵梨香を見つめてて、
「おはようございます」
って言ったら、ふにゃって笑った。
「おはよ」
眠り姫は、やっぱりキスで起きるんだ。
「えりか?」
くすくす笑ってる絵梨香をきょとんとした目で見る石川さん。
おでこにキスをして、そっと背中に腕を回した。
「ふふっ。なんでもないです」
「んー…」
なんかよくわかんないって顔。
でも、ぎゅって抱きしめられて、胸に顔をうずめて…。ちょっと暑いけど、でもいいの。
「まだ早いから、もうちょっと寝よう? 梨華ちゃん」
「うん…」
返事と同時にまた夢の中に帰ってった石川さんを追いかけて、絵梨香もぬくもりの中で目を閉じた。
くすくす笑ってる絵梨香をきょとんとした目で見る石川さん。
おでこにキスをして、そっと背中に腕を回した。
「ふふっ。なんでもないです」
「んー…」
なんかよくわかんないって顔。
でも、ぎゅって抱きしめられて、胸に顔をうずめて…。ちょっと暑いけど、でもいいの。
「まだ早いから、もうちょっと寝よう? 梨華ちゃん」
「うん…」
返事と同時にまた夢の中に帰ってった石川さんを追いかけて、絵梨香もぬくもりの中で目を閉じた。
(2005/8/24)