たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
極上スイート
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なんやなぁ。
ほんま、罪な人やわ。
ほんま、罪な人やわ。
「いしかーさん」
「ん?」
「いしかーさんってぇ、おいしーんですか?」
「は? 岡田ちゃん?」
読んでた雑誌からあたしの方に向いた顔は、目ぇまんまるでほんまびっくり! …ってそんな感じ。
「どうして?」
「エリカちゃんから聞きました」
「三好ちゃん?」
「はい。すっごくうれしそーなカオして」
「ん?」
「いしかーさんってぇ、おいしーんですか?」
「は? 岡田ちゃん?」
読んでた雑誌からあたしの方に向いた顔は、目ぇまんまるでほんまびっくり! …ってそんな感じ。
「どうして?」
「エリカちゃんから聞きました」
「三好ちゃん?」
「はい。すっごくうれしそーなカオして」
『もぉね、なっまら甘いんさ!』
『はぁ。そーなん?』
『ぜぇったいヤミツキになるって! いっくらでも大丈夫って感じ』
『あー。えぇなぁ! なんかごっつおいしそうやん』
『だーかーら、なっまらうまいんだってば! なめらかで、やっこくって、甘くってさ』
『いいなぁ…。そんなチョコ食べてみたい』
『ふふっ。こればっかりは唯ちゃんにも教えてあーげない』
『はぁ。そーなん?』
『ぜぇったいヤミツキになるって! いっくらでも大丈夫って感じ』
『あー。えぇなぁ! なんかごっつおいしそうやん』
『だーかーら、なっまらうまいんだってば! なめらかで、やっこくって、甘くってさ』
『いいなぁ…。そんなチョコ食べてみたい』
『ふふっ。こればっかりは唯ちゃんにも教えてあーげない』
もお、なんや…ものごっつぃ眩しい笑顔。
ずるいで。エリカちゃん。
勘違いさせたつもりやろぅけど、お見通しやで。
勘違いさせたつもりやろぅけど、お見通しやで。
あたしかて、いしかーさんのこと、すきやねん。
「はぁ…。そーなの?」
「そーなんです。だからぁ、どんなんかなぁって」
「どんな……って…」
言ってから、しゅうって湯気が出できそうなくらい真っ赤ないしかーさん。
あかん。ヤケドしそーやん!
とけたらどないしよ……って、そんなんならヘンって。
「そーなんです。だからぁ、どんなんかなぁって」
「どんな……って…」
言ってから、しゅうって湯気が出できそうなくらい真っ赤ないしかーさん。
あかん。ヤケドしそーやん!
とけたらどないしよ……って、そんなんならヘンって。
でも、食べたらあたしが溶けてまうかも。
「いしかーさん」
耳まで真っ赤やで。
どーしよ。むっちゃかわいい!
上目遣いでちらちらあたしのこと見るん。なんや恥ずかしそうにもじもじして。それにちょっととがった唇、めっちゃキュート!
どーしよ。むっちゃかわいい!
上目遣いでちらちらあたしのこと見るん。なんや恥ずかしそうにもじもじして。それにちょっととがった唇、めっちゃキュート!
あかん! あかん。ホンマにあかん!
ごっつかわいい。
ドキドキしてる。
ごっつかわいい。
ドキドキしてる。
ほんまずるいで。エリカちゃん。
「唯ちゃん?」
「はい。いただきます!」
「はい。いただきます!」
『は?』
そんな感じ。
目ぱちくりさせて。
なんや吸い込まれるって、そんな感じやねん。
どきどきしてるんやけど、なんか自然にカラダ動いたって感じするん。
目ぱちくりさせて。
なんや吸い込まれるって、そんな感じやねん。
どきどきしてるんやけど、なんか自然にカラダ動いたって感じするん。
触れた唇、ごっつ熱かったんやけど、ほんま、エリカちゃんが言ったとおり、甘い。
ほんまにほんまに甘くて、言葉にできへんくらい…。
ほんまにほんまに甘くて、言葉にできへんくらい…。
「…おいしい」
なんや。エリカちゃんがナイショにしたかったキモチ、ちょっとわかる。
「唯ちゃん…?」
「もう一回…いいですか?」
「え…」
「だって、むっちゃおいしかったんですもん」
「もう一回…いいですか?」
「え…」
「だって、むっちゃおいしかったんですもん」
そしたらめっちゃ照れくさうに笑うから、なんやあたしまで恥ずかしくなってきた。
「あれ、真っ赤だよ?」
「ほんまですか?」
「うん。真っ赤。耳まで真っ赤」
「だって熱いですもん。溶けそうです」
「じゃあ、もう一回したら、溶けちゃうかもよ?」
「いいです。それでも」
「ほんまですか?」
「うん。真っ赤。耳まで真っ赤」
「だって熱いですもん。溶けそうです」
「じゃあ、もう一回したら、溶けちゃうかもよ?」
「いいです。それでも」
そしてまた唇を近づけて…。
「だめーーーーーーーーーーーっ!」
「「ええっ!?」」
あ。エリカちゃん…。
「絶対にダメ! 唯ちゃんでもぜったいに譲れないんだから!」
うわ。めっちゃ怒ってはる。
でも負けへんで。
でも負けへんで。
「えぇやん! 独り占めするなんてずるいで」
「いいんですぅ! 石川さんは絵梨香のもんだべさ!」
「えええっ!? そっ…そーなの!?」
情けない声でおろおろしてる石川さん。
ほんまもーしわけない思うけど、かわいい。
「そーなんです!」
「そんなんいつ決まってんねんな。何時? 何分? 何十秒?」
言ってから、めっちゃコドモやと思った。けど、エリカちゃんもそーとームキになってはるし。
「今! 今、エリカが決めたっしょ! 石川さんはエリカのもんだべさ」
「そんなんずるいー!」
「いいんですぅ! 石川さんは絵梨香のもんだべさ!」
「えええっ!? そっ…そーなの!?」
情けない声でおろおろしてる石川さん。
ほんまもーしわけない思うけど、かわいい。
「そーなんです!」
「そんなんいつ決まってんねんな。何時? 何分? 何十秒?」
言ってから、めっちゃコドモやと思った。けど、エリカちゃんもそーとームキになってはるし。
「今! 今、エリカが決めたっしょ! 石川さんはエリカのもんだべさ」
「そんなんずるいー!」
「もーーーーやめてーーーー!」
甲高い声がうわーーって楽屋に響いて、うわ…めっちゃ耳痛い…。
それはエリカちゃんもおんなじで、二人しておそるおそる声の方見たら、もう、あれやで、ドン、仁王立ち。
それはエリカちゃんもおんなじで、二人しておそるおそる声の方見たら、もう、あれやで、ドン、仁王立ち。
「いーかげんにケンカはやめなさーいっ!」
さっきまで情けない顔してはったのに、今度はもーめっちゃ怒ってはる。
ちょっとやりすぎたかなぁ…って、でもほんまのことやもん。
ちょっとやりすぎたかなぁ…って、でもほんまのことやもん。
「じゃぁ、いしかーさんは、どーなんですか?」
「は?」
「そうですよ。エリカと唯ちゃん、どっちのものなんですか?」
「え…あぁ…それは…」
しゅーって情けないカオに戻ってマユゲがハの字。
うーんって腕組みして考えて、てへって笑って、そして一言。
「は?」
「そうですよ。エリカと唯ちゃん、どっちのものなんですか?」
「え…あぁ…それは…」
しゅーって情けないカオに戻ってマユゲがハの字。
うーんって腕組みして考えて、てへって笑って、そして一言。
「どっちも」
「「は?」」
二人してぽかーん。
「だーかーら! どっちもあたしのもなの」
なん? なんかむちゃくちゃなこと、言うてはります?
けど、いしかーさんのむっちゃ自信満々でやんちゃな笑顔見てたら、なんやかわいくってなんも言えへん。
けど、いしかーさんのむっちゃ自信満々でやんちゃな笑顔見てたら、なんやかわいくってなんも言えへん。
「あの…それって、絵梨香と唯ちゃんが石川さんのものってことですか?」
「そう。だって、あたしは美勇伝のリーダーだもん。だから、三好ちゃんも岡田ちゃんも、あたしのものなの」
「そう。だって、あたしは美勇伝のリーダーだもん。だから、三好ちゃんも岡田ちゃんも、あたしのものなの」
でもそれって、いしかーさんは、あたしとエリカちゃんのものって……。
「「…」」
エリカちゃんのカオを見たら、やっぱりそこに気づいたらくしって、でもなんかぽかーんとしてて…。
そのままなんとなく見つめあってたけど、なんやろ。オモロイ。
そのままなんとなく見つめあってたけど、なんやろ。オモロイ。
なんかめっちゃ笑った。
初めはなんかわけわからんくてオロオロしてたいしかーさんも、釣られて大笑いしてて。
初めはなんかわけわからんくてオロオロしてたいしかーさんも、釣られて大笑いしてて。
えぇなぁ。
二人でほっぺにちゅってしたら、くすぐったそうに笑ったいしかーさん。
たいへんや。
エリカちゃんとぃぃ、ごっつライバルおるし。
この人ひとりじめするんは…ほんまむずかしーけど、負けへんで。
エリカちゃんとぃぃ、ごっつライバルおるし。
この人ひとりじめするんは…ほんまむずかしーけど、負けへんで。
(2005/9/16)