たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
罪な人
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rm96
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後藤さんがじーっと見つめてる。
「あの…何か?」
「…」
じーっと見つめられると、その、非常に恥ずかしいわけで…。
でも、少し首を傾げてまっすぐに見つめるその瞳はやさしくて…。
「あの…何か?」
「…」
じーっと見つめられると、その、非常に恥ずかしいわけで…。
でも、少し首を傾げてまっすぐに見つめるその瞳はやさしくて…。
その、よーするに、ドキドキです。はい。
「あの…後藤さん?」
「…うん」
そしたらすうって、きれいな指先がこっちに向かってくる。
「ふぇっ!?」
「…うん」
そしたらすうって、きれいな指先がこっちに向かってくる。
「ふぇっ!?」
ふに。
「うん」
にっこり笑う後藤さん。
あの独特のとろけるようなふにゃっとした笑顔。
ふにふにと私の頬をつつく楽しそうなその笑顔に、胸がきゅんって。
にっこり笑う後藤さん。
あの独特のとろけるようなふにゃっとした笑顔。
ふにふにと私の頬をつつく楽しそうなその笑顔に、胸がきゅんって。
この人は罪作りだ。
「やっぱコンコンはかわいいなぁ」
ふにふにふにって。
「あ…ありがとうございます」
真っ赤になってるのが自分でもよくわかる。
どうしよっ…て、頬を押さえようと思ったら、突いてる後藤さんの手がすって、頬に…。
「あは。熱いね」
「だって…」
後藤さんのせいですから。そういうことも言わせてくれなかった。
後藤さんの唇が、私の唇に重なってるから。
真っ赤になってるのが自分でもよくわかる。
どうしよっ…て、頬を押さえようと思ったら、突いてる後藤さんの手がすって、頬に…。
「あは。熱いね」
「だって…」
後藤さんのせいですから。そういうことも言わせてくれなかった。
後藤さんの唇が、私の唇に重なってるから。
ちゅっ。
「ごとーは、だいすきだぞ」
ふにって、また指先が頬に触れる。
「わ…私もです」
そしたら、とんでもないことを言うこの人は、やっぱり罪な人。
ふにって、また指先が頬に触れる。
「わ…私もです」
そしたら、とんでもないことを言うこの人は、やっぱり罪な人。
「じゃ、態度で示してもらっちゃおうかな」
きっとこれから何度も重ねる口付けも、きっとこの人とならいつだって新しい。
そんな気がした。
そんな気がした。
(2004/5/21)