たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
プレゼント
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rm96
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「三好ちゃん、三好ちゃん!」
ちょっとした休憩時間、なんかきょろきょろと落ち着かない石川さんに呼ばれた。
「なんですか?」
「んー。えっとね、あのね」
しっかりとわたしの手を握って、またずーっときょろきょろと辺りを見回してる。
「どうかしたんですか?」
「うん。あのね、プレゼント…あるんだよね」
「でも、さっきもらいましたよ」
丸いわっかでかわいいハートのついたピアス。
「うん。そうなんだけどね、まだあるんだ」
って、ちょっとほんのりとほっぺを染めた石川さん。
「なんですか?」
「んー。えっとね、あのね」
しっかりとわたしの手を握って、またずーっときょろきょろと辺りを見回してる。
「どうかしたんですか?」
「うん。あのね、プレゼント…あるんだよね」
「でも、さっきもらいましたよ」
丸いわっかでかわいいハートのついたピアス。
「うん。そうなんだけどね、まだあるんだ」
って、ちょっとほんのりとほっぺを染めた石川さん。
んー。なんだろ。
でも、そんなまさか…。
でも、そんなまさか…。
『エリカ。だいすき』
ちゅっ!
なーんて、マンガ見たいなことあるわけないしなぁ…。
って、そういうこと、しそうかなぁ…って気もするけど。
「とりあえず、ちょっとここじゃ誰か来ちゃいそうだから…」
って、楽屋のドアを締めると、すたすたと歩き出す石川さん。
「あの、どこ行くんですか?」
「とりあえず人が来なさそうなとこ」
「はぁ…」
「とりあえず人が来なさそうなとこ」
「はぁ…」
ってことは…。
えっ…!?
『ちょっと待ってて…ね』
って微笑む石川さん。外で待たされて…。
『いいよ。入って』
『失礼しまーす』
ガチャ!
『えっ!?』
『エリカ。おめでとう』
すっぽんぽんで首にピンクのリボンつけてソファに座ってる石川さん。
『あたしが…プ・レ・ゼ・ン・ト』
いや…。
いや、いいんだけど…すっごくいいんだけど………ありえない。
そんなマンガみたいなこと……。
でも、しそうだよなぁ…。
…っていうか…してほしい……。
…。
どんどん楽屋から離れて人も少なくなってくる…。
あーもぉー。手に汗かいてきたぁ…。
あーもぉー。手に汗かいてきたぁ…。
どうしよう…。
心の準備できてない…。
あー緊張してきたぁぁぁっ!
心の準備できてない…。
あー緊張してきたぁぁぁっ!
どうしよう。やっぱりやさしくだよね。うん。
で、ちょっとワイルドに、それで、セクシーに。
うん。うんうんうんうんうんうん。いつもどおりやれば大丈夫っ!
で、ちょっとワイルドに、それで、セクシーに。
うん。うんうんうんうんうんうん。いつもどおりやれば大丈夫っ!
よしっ。
…って、いつもって何時なんさ! あーもぉー!!!!!
「ぁっ!」
どんどんエリカをひっぱって歩く石川さんの足がぴたっと止まった。
どきどきどき。
そっとドアを開けて中に人がいないのを確認すると、そのままわたしの手を引っ張って中へ。
あれ…?
パタン。
ドアを閉めると、ぴたってくっつきそうなくらい近くに立って、えへって笑った石川さん。
「うん。あの…目、つぶって?」
「あ、はい」
おとなしく言われるまま、目を閉じた。
「あ、はい」
おとなしく言われるまま、目を閉じた。
「お誕生日…おめでとう」
囁くような甘い声とふんわりとやさしい唇。
「もう一つ。プレゼント…」
ほんのりと赤くほほを染めて、照れくさくってはにかむ石川さん。
まだ唇に残ってる甘いぬくもり。
「はい。ありがとう。梨華ちゃん」
どきどきが止まらなくって、うれしくって、だからぎゅうって抱きしめた。
ゆっくりと石川さんの腕が背中に回って、ぎゅって。
あぁ…。
なんか…ちょっと違ったけど、でも、だけど……へへっ。うれしい。
首筋に顔を薄めて、思い切り石川さんの甘い香りを胸に吸い込む。
なんかくすぐったそうに笑うやわらかい声が耳に響いてすぐったい。
ほんのりと赤くほほを染めて、照れくさくってはにかむ石川さん。
まだ唇に残ってる甘いぬくもり。
「はい。ありがとう。梨華ちゃん」
どきどきが止まらなくって、うれしくって、だからぎゅうって抱きしめた。
ゆっくりと石川さんの腕が背中に回って、ぎゅって。
あぁ…。
なんか…ちょっと違ったけど、でも、だけど……へへっ。うれしい。
首筋に顔を薄めて、思い切り石川さんの甘い香りを胸に吸い込む。
なんかくすぐったそうに笑うやわらかい声が耳に響いてすぐったい。
「ねぇ、エリカ。ヘンなこと考えてたでしょ?」
「な…っ。か、考えてないですよ!」
「えー。だって、なんか妙に緊張した顔してたし、手、すっごい汗かいてたし」
「いやー。ほら、今日は暑いから、ね?」
「ふふっ。なにそれー。そんな真っ赤な顔で言ったってだーめ」
って、抱き寄せられて、耳に触れた石川さんの唇。
「まだ…あるよ」
「はい?」
「プレゼント」
甘い甘いやさしい声にくらくらする…。
「残りは……エリカの家で…ね?」
「…梨華…?」
名前を呼びかけて、ふわってキスでさえぎられて…。
もぉ…なにがなんだか…。
熱くって…どきどきして……梨華ちゃん?
「やさしく…し・て・ね」
なーんてねって、真っ赤な顔で笑うから、ぎゅってして、
「はい。最高のプレゼント、ありがとうございます」
心を込めて御礼を言って、やさしく熱くキスでお返し。
「な…っ。か、考えてないですよ!」
「えー。だって、なんか妙に緊張した顔してたし、手、すっごい汗かいてたし」
「いやー。ほら、今日は暑いから、ね?」
「ふふっ。なにそれー。そんな真っ赤な顔で言ったってだーめ」
って、抱き寄せられて、耳に触れた石川さんの唇。
「まだ…あるよ」
「はい?」
「プレゼント」
甘い甘いやさしい声にくらくらする…。
「残りは……エリカの家で…ね?」
「…梨華…?」
名前を呼びかけて、ふわってキスでさえぎられて…。
もぉ…なにがなんだか…。
熱くって…どきどきして……梨華ちゃん?
「やさしく…し・て・ね」
なーんてねって、真っ赤な顔で笑うから、ぎゅってして、
「はい。最高のプレゼント、ありがとうございます」
心を込めて御礼を言って、やさしく熱くキスでお返し。
夢みたい。
でも、ぎゅって抱き合うぬくもりも腕の力も夢じゃなければマンガでもなくって…。
そんなこんなで今日は梨華ちゃん、うちにお泊り。
よっし。がんばっちゃお。今日はもつ鍋。
でも、ぎゅって抱き合うぬくもりも腕の力も夢じゃなければマンガでもなくって…。
そんなこんなで今日は梨華ちゃん、うちにお泊り。
よっし。がんばっちゃお。今日はもつ鍋。
「だいすき」
そしてまたふわって唇が重なって、なんか照れくさくって笑いあって…。
抱き合うぬくもりにドキドキが落ち着いてきたら、すっごく幸せ感じた。
抱き合うぬくもりにドキドキが落ち着いてきたら、すっごく幸せ感じた。
最高のプレゼント。
今は甘くやさしく、そして夜は熱く激しく。
今は甘くやさしく、そして夜は熱く激しく。
(2005/11/11)