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  • 些細な問題

たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ

些細な問題

最終更新:2009年09月27日 17:48

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管理者のみ編集可
 誰もいない楽屋。

 あたしはとりたててまだスタッフさんにも呼ばれてないし、今日はケメちゃんも中澤さんもごっちんもいないから、たいくつだなーと思いながらなんとなく雑誌をぺらぺら。
 ソファも独り占め。
 みんな今はそれぞれの撮影したり、お昼食べに行ったり。
 なんていうか、上手い具合にあたし以外はみーんなではらってる。

 と、思ったら…。

 がちゃ…。

 ドアが開いて、入ってきたのは美貴ちゃん。
 なんかむずかしー顔してとてとてとこっち向かってくる。
「美貴ちゃん?」
「…」
 むずかしー顔って、なんだか怒ってるみたいで…。なんだろう。なんかあったのかな?
「どうしたの?」
「うん」
 そのまま当たり前のようにあたしの膝の上に座る美貴ちゃん。

 ちょうど今は楽屋に二人きり。
 だからみんなの目を気にしないで腰に手を回して抱き寄せる。
 だってさ、ほら、娘。内恋愛は禁止だから。
 だからナイショなの。二人がらぶらぶなのは。うふっ。
 なーんてね。

「美貴ちゃん?」
 顔を覗き込んでみるけど、でもやっぱりさっきと変わらない。
「なにが…」
 って、聞こうとしたら、はぁっ…とため息をこぼした。そして…。
「美貴…そんなに小さいかなぁ」
「…何が?」
「胸」
 そしてまたはぁ…ってため息。

 こないだラジオで胸のことをネタした替え歌のことを話したくれた美貴ちゃん。
 顔は笑ってたけど、目は笑ってなかったもんね。
 あたしも聞いて、それはちょっとなぁって思ったし。

「別にさぁ…すきで小さいんじゃないのにさぁ…」
「うん」
「しょーがないじゃん」
「うん。でも、大きい胸の美貴ちゃんって…なんだか想像できない」
「…」
 振り向いて肩越しににらみつけられて、言ってから一言余計だったかと気がついた…。でも、ホントのことなんだもん…。
「あたしは…すきだなぁ」
 まだ睨み付けてくる美貴ちゃんをなだめるように、ちょっとふっくらしてきたおなかを撫でる。
「なんかボーイッシュで、だけどかわいい美貴ちゃんって感じで」
「んー…。なにそれ」


 あれ。まだ声が不機嫌。
 でも、ぺたぽこだからいいんだと思うんだよね。
 最近フットサル効果かよく食べるからちょっと丸くなってきてるかなぁ…とは思うんだけど、やっぱり、ぺたぽこっていうのはあんまり変わってないし。それに抱き心地いいから問題ないし。


「美貴ちゃんらしくてすきってこと」
「…んー…」
 まだ納得いかないって感じ。
 だからするするーっと手を上に滑らせて、胸をそっと持ち上げるように両手で下から包み込んだ。
「ほら。いい感じ」
 きゅっと指先に力を込めて小さな胸の柔らかさを確かめると、びくっと美貴ちゃんの体が跳ねた。
「…梨華ちゃん!?」
「ふふっ。ね。ほら。いい感じでしょ?」
「ちょっとぉ! 梨華ちゃん!?」
 すっごい驚いた顔して振り向いて怒ってみせるんだけど、ほら、その慌てた顔がね、すっごくかわいい!
「なによぉ。ホントのことじゃん」
「ちっ…違うって! もぉ!」
「何が違うの?」
「え……ん…その…」
 しどろもどろ。ほっぺがうっすらと赤くなってきて…。
「ねぇ、何が違うの?」
 手を休めずにやさしくやさしく揉み続けながら、なーんにもわかんなーいって顔して首を傾げるあたし。
 はぁ…って美貴ちゃんから零れたため息が熱い。
「ねぇ? 美貴ちゃん」
「…だから…」
 少し体が前に傾いて、ほんっと感じやすいよね。美貴ちゃん。
 でも、別の理由も…あるかな。
「だから?」
「その…感じやすい…とか…」
 流すように横目で見つめる美貴ちゃんの瞳は潤んでて、抱きしめてる体は熱くなってきてて…。
 あたしをますますいじわるにさせようとしてる美貴ちゃんはきっと無意識。
 きゅっと強く胸を掴んだ。
「ふぁぁっ…!」
 くっと美貴ちゃんの背筋が伸びた。
 柔らかいスウェードのシャツ越に背中に口付けを落とす。
「そうだよね。美貴ちゃんが感じやすいだけだもんね」
「ちがっ! …んっ!」
 起き上がってシャツを押し上げる先端を軽く摘む。
「ん? なに?」
「…っ。…梨華ちゃん」
 摘んだまま指先の力を微妙に加減して美貴ちゃんの反論を封じ込める。
「もぉ。素直じゃないなぁ。美貴ちゃんは」
「…なによぉ。もぉ…っ…やぁ…」
「うそ」
「うそじゃないっ…。やぁだ…」
「うーそ」
「ひゃぁっ!」
 きゅうっと強くつまみあげる。
 ほら、ぴくっと背中が反り返った。
「体は正直だね」
「はぁ…梨華ちゃん…」
 潤んだ目でにらまれても怖くないよ? わかってる?
 そんな目でにらまれても、あたし…もっともっと熱くなるだけだよ?
「ん? もっとほしい?」
「…っ」
 ぼんって真っ赤になった美貴ちゃん。
 先端を摘んでいた指先を離してまたゆっくりゆっくりと薄手のスウェードのシャツの感触と一緒に小さな胸の柔らかさを堪能する。じらすじらすように、ゆっくりと。
「かわいいよね。感じやすいし、ほら。あたしの手のひらにちょうどいいよ」
 小さなあたしの手にちょっと余るくらいのお手ごろサイズ。


 いいなぁ。
 だいたいさぁ、大きければいいってもんじゃないんだから。
 それをさ、わかってもらわないとね。

 ちらちらとドアを気にする美貴ちゃん。
 たぶん間違ってなければ当分誰も戻ってこないはず。
 あと30分くらいは余裕。
 それに、こういう状況の方がすきなんでしょ?

「美貴ちゃん」
「ん…ぁっ!」
 びくりと体が跳ねたのはあたしがまたぴょこっと起き上がってる先端を摘んだから。
「ほら。まだ誰も来ないよ」
「…なに言ってんの? 梨華ちゃん」
「なに…って、言葉。日本語」
「だぁかぁら…ぁっ!」
「だってほら、美貴ちゃん、悦んでる」
「よっ…悦んでないっ!」
「えー…。もぉ、ほんっと素直じゃないなぁ。ウチだとあんなに素直なのに」
「もぉ! 梨華ちゃん!」
 じたばたと暴れてみようとしてるんだけど、もがいてもだえてるだけ。キモチよさから逃げられない美貴ちゃんはまるっきり力が入ってない状態だから。
 ほんっと。素直じゃない。
「ほらほら。二人きりのときはあんなにおねだりしてくれるのに」
「それは…家だし、他に邪魔する人…いないから…っ!」
「えー。物足りないって思ってるくせにぃ」
「…そっ…それはっ」
「そんなことない…なんて、言えないよね?」
 下から手を入れて…とも思ったんだけど、シャツのボタンを一番上と一番下だけ残して全部手早く外した。
「この間は楽屋から一番近いトイレの個室だっけ?」
「…っ。梨華ちゃん…」
 開いたシャツから見える素肌。すうっとわき腹から撫で上げるようにして胸を包むと、そのままブラをずりあげた。
「あとは…そうだ。スタジオのセット裏、あれ…いつだっけ?」
「んぅ…梨華ちゃんっ」
 首だけで振り向いて、じっとあたしを見つめる美貴ちゃん。
 潤んだ瞳に映るあたしはちょっといじわるいかも。
 でも、その瞳にやられちゃってるから、ごめんね。もっといじわるしちゃいたくなる。
 だって美貴ちゃんが、それを望んでるから。
「ん? 大丈夫。みんなまだ来ないよ」
「…」
「この時間、何もないの、あたしと美貴ちゃんだけだから」
「…うん」
「それにほら、いいでしょ? スリルあって。美貴ちゃん、そういうのすきだし」
「…」
 ふいって顔を背けられて、ふふっ。かわいい。
「耳、真っ赤だよ」
 ふーっと息を吹きかけたら、ぴくりと肩が震えた。


「ね、美貴ちゃん、隣座って?」
「…うん」
 そのまま横にずれてソファに座った美貴ちゃん。
 手はまだシャツの中だから、背中を向けさせて、狭いソファに横向きに足を乗っけて上半身をあたしに寄りかからせた。
 さっきまでは膝の上だったから少し高いところにあったけど、今度は顔がすぐそばに。
 まずは挨拶代わりに耳の裏につうっと舌を這わせた。
「っん!」
 そのままぴちゃぴちゃとわざと音を立てて舐めながら、少し大きく円を描くように胸を揉んでみる。
「はぁ…。ぁ…」
 零れ落ちるため息。
 軽く耳たぶを甘噛みしながら、つんと起き上がって硬くなった乳首を摘んだり指で転がしたり。
「っく…。はぁ…ん…んんぅ…」
 悩ましげな声。それでも必死で声を出すまいとこらえてて、眉間に寄ったしわ。
 左手を残して右手で体のラインを辿りながらつーっと下へ下へ…。
「ここはどうかなぁ?」
 短いスカートを少しだけ捲り上げて足をなで上げながら手をもぐりこませる。
「っ! 梨華ちゃん…っ!」
「ん? どうかなぁ?」
 直接指でつんと薄い布を突いた。
「ふぁっ!」
「あは。濡れてるね」
 指先に感じた湿り気。
 じらすようにいじって、それに大丈夫って言っても、だけどいつ誰か戻ってくるかわかんないキケンな状況。そりゃそうだよね。たまらないスリルに掻き立てられて興奮する美貴ちゃんとあたし。
「どうしよう? どうしてほしい?」
 耳元で息がかかるようにやさしく囁くと、ゆっくりと振り返って、美貴ちゃんがそっと目を伏せた。
 軽く押し当てるように触れた唇。
 ゆっくりと離れていく唇を追いかけて、とろけるようなキスをしてみる。どんなのかよく…わかんないけど。
 軽く触れ合わせて、それだけでも不思議と満ち足りた気持ちになって、でも離れるとすぐ次がほしくなって…。あたし、すきだなぁ。キスって。
 家で二人きりの時みたいなキスはできないから、軽く舌を絡め合わせてから離れた。


「ね、ちょっとだけ、足…開いて?」
「ぅん…」
 おそるおそる足を開いてソファからすとんと落ちた右足。
 ずーっと薄い布の上で上下に動いていた指を内側にもぐりこませた。
「はっ!」
 ぴくっと跳ねて、顔が天井に向いてのどがさらけでる。
 うなじに噛むように口づけて、少しゆるくなってる濡れた入り口を指先でかき回すようにくすぐった。
「んっ…ん! はっ…りかちゃんっ…!」
「んー?」
 よいしょと抱きなおして、第1間接くらいだけ浅く沈めてまたくすぐってみる。
「はっ…ぁ…ぁぁ…ぅん…んっ…」
 零れ落ちる小さな小さな甘い声。
 ちょっと声を出させてみたいなぁって思うけど、少しだけガマン。
 ほら、まだお仕事中だしね。
「ふふっ。キモチいい?」
「…ぇ…ぁっ…んんんっ!」
 返事の代わりに返ってきたのは鼻にかかった高い声。入り口をいじっていた指先をすっと上に上げて、ぷくっと膨らんでる芯を弾いたから。
 そのままなでるように芯をなぶりながら、首筋から耳まで唇で辿っていく。
「あっあっあっ…! んぅっ…りかちゃ…っ!」
「んん?」
 つっと耳の穴に舌の先で触れると、またぱくりと耳にかぶりつく。
 真っ赤になって熱を持ってる耳。なんかね、ふにふにした感触といい、あたし、けっこうすきなんだよね。
「なぁに?」
 耳から口をほとんど離さないから息がかかってぶるっと震える体。
「ん…っ。は…りかちゃん…もぅ……みき…」
 懇願するような目。
 甘える時の美貴ちゃんの目ってね、ほんっとにかわいいの。なんていうのかなぁ、コドモみたいで純粋なの。素直でね、怖いくらい。だからぞくぞくする。こういうときに見ちゃうと…。
 ほら、純粋な欲望がね、あたしを捕まえて縛り付けるの。
 だから、あたしは素直にそれに応える努力をするの。
「ふふっ。あたしは…物足りないんだけどなぁ」
「…いじわる…しないで…」
 上目遣いに見上げて、ふわっとあたしの首筋にかかる美貴ちゃんの熱い吐息。
 ちらちらと唇を見るから、わざと唇のぎりぎり横に口付けた。
「ひどいなぁ。してないよ? いじわる」
 言ったと同時に、指を一気に深く沈めた。
「はぁぁぁっ!」
 ぐぐっと強張ってそった背中。ぎゅっとあたしのスカートを掴む手。
 額に口付けて、指を一気にすばやく動かす。
「んんんっ! あっはっ…! ぁ…りかちゃ…っ! ぁ!」
 もぞっと腰が揺れて、指にあわせて動き出してる。
「そんなにガマンしてたの?」
「んっ…だって…ぁ…は…りかちゃんが……」
 寄りかかっていた上半身を何とか横向きにしてあたしにすがりつくように抱きつくと、首筋に顔をうずめた。
 ちょっとだけ指先を曲げて、一番感じるそこをこすりあげる。
「あっ! ぁぁああああっ! りかっ…!」
「ほら、誰か来ちゃうよ?」
「んっ…あっぁああっ!」
 ぎゅうっと腕に力がこもって息苦しい。でもそれが気持ちいい。
「もっと…強く抱きしめて。美貴ちゃん」
「ぁんっ! はっ…あっぁっぁああぁぁっ! りかぁっ!!」

 ぼんやりとあたしを見上げる瞳。
 額に口付けて、唇に軽く触れて…。
「大丈夫?」
 こくりとうなずく美貴ちゃん。
 じーっと見上げる瞳はちょっと子犬みたいで、なんかいじらしい。
「つづきは…帰ってから。ね?」
「…ぅん」
 またこっくりとうなずいて、ふわりと笑った美貴ちゃん。
 きゅぅって胸に顔をうずめて、幸せそうに目を閉じた。

 誰かが戻ってくる前に美貴ちゃんの服を直して、あれしてこれして。
 時計を見たけど、まだ戻ってくると思われるまで時間があった。
 なかなか楽屋じゃこんなふうにいちゃいちゃできないからね。
 だいぶ伸びた美貴ちゃんの髪をいじりながらぬくもりに浸って幸せ気分。
「ねぇ、りかちゃん」
「ん? なに?」
「みきさぁ、小さくてもいいや」
「なんで?」
 そしたら、目を開けて、
「だって、りかちゃんがすきって…言ってくれたから」
 えへへって笑った。
「りかちゃん、エロいけどね」
「あっ、ひどーい。それは美貴ちゃんでしょ」
「えー。りかちゃんのがエロいって」
 わざと顔をしかめて言うんだけど、
「まぁ、どっちもエロいか」
 …だって。
「そうだね…」
 そして笑って、ぎゅうって抱きしめて…。

 些細な問題よね。
 ぺたぽこだっていいじゃん。
 あたしはすきなんだもん!

 ちょっとだけ広い楽屋に二人だけ。
 まだ残ってる甘い空気に浸りながら、もう少しだれも戻ってこないといいなぁって、ぎゅっと美貴ちゃんを抱き締めた。


(2005/2/9)
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