たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
負け惜しみ
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rm96
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「ねっ! これ乗ろう!」
マジ? マジで言ってんの? いしかわーっ!?
「ねっ。よっちゃん」
にっこり笑って指差す先は、がーって、ジェットコースター。
マジ?
…って、あんたこないだのハロモニ。見たでしょ?
「梨華ちゃん。マジで言ってる?」
「マジで言ってる。大丈夫。あたしも乗るから」
にこにこにこにこにこ。
ちょっと待ってよ…。なんでそんなに笑顔なんだよ…。
「ね。せっかく遊園地きたんだし、ね?」
「でもさーだからって、必ず乗る必要ないべ?」
「ないね」
「でしょ?」
「でも乗りたい」
「ぜっっっっっっっっったいにヤダ!」
にっこり笑って指差す先は、がーって、ジェットコースター。
マジ?
…って、あんたこないだのハロモニ。見たでしょ?
「梨華ちゃん。マジで言ってる?」
「マジで言ってる。大丈夫。あたしも乗るから」
にこにこにこにこにこ。
ちょっと待ってよ…。なんでそんなに笑顔なんだよ…。
「ね。せっかく遊園地きたんだし、ね?」
「でもさーだからって、必ず乗る必要ないべ?」
「ないね」
「でしょ?」
「でも乗りたい」
「ぜっっっっっっっっったいにヤダ!」
じょーだんじゃないってーのっ!
がーって、ジェットコースタが悲鳴を連れてうちらの上を走ってく。
梨華ちゃんがくすくすって笑いだした。
「じゃ、あっちは?」
すっと指差した先、それは……。
「じゃ、あっちは?」
すっと指差した先、それは……。
のんびりのんびりと上がっていく観覧車。
ちょっと前まで見上げてたジェットコースターを見下ろして。
ちょっと前まで見上げてたジェットコースターを見下ろして。
気がついたら、肩にもたれかかってる梨華ちゃんがなんかうれしそうな顔して見つめてた。
なんかその上目遣い、かわいすぎてムカツク。
「ふふっ。まだ拗ねてるの?」
「…だぁってさぁ」
マジで怖いんだって。
「ってかさぁ、なんかすっげぇ悔しい」
「ふふっ。かわいいなぁ。よっちゃん」
「なんだよ。それ」
見つめる瞳がやさしさになんか照れくさい。
それにさ…かわいいって…さぁ…。
「なんだろうね。ひとみちゃん」
にこって笑って、あたしの腕に腕を絡めて、
「ほら! 見て見て!」
なーんてどっかを指差してはしゃいでる。
んだよ…。
「違うだろ」
「え?」
不思議そうに振り向いた顔。
覆いかぶさるように口付けた。
なんかその上目遣い、かわいすぎてムカツク。
「ふふっ。まだ拗ねてるの?」
「…だぁってさぁ」
マジで怖いんだって。
「ってかさぁ、なんかすっげぇ悔しい」
「ふふっ。かわいいなぁ。よっちゃん」
「なんだよ。それ」
見つめる瞳がやさしさになんか照れくさい。
それにさ…かわいいって…さぁ…。
「なんだろうね。ひとみちゃん」
にこって笑って、あたしの腕に腕を絡めて、
「ほら! 見て見て!」
なーんてどっかを指差してはしゃいでる。
んだよ…。
「違うだろ」
「え?」
不思議そうに振り向いた顔。
覆いかぶさるように口付けた。
甘い口付け。
やっべぇ…。
なんか、どうでもよくなってきちゃった。
そんだけ甘い、梨華ちゃんの唇。
やっべぇ…。
なんか、どうでもよくなってきちゃった。
そんだけ甘い、梨華ちゃんの唇。
「ひとみ…ちゃん?」
「見んのはこっち。…違う?」
一瞬何が起きたかわかんないって言ってる目が、ゆっくりと細められて…。
「うん。そうだね」
コテンって肩に頭のっけるから、抱き寄せて、またキスをして…。
「見んのはこっち。…違う?」
一瞬何が起きたかわかんないって言ってる目が、ゆっくりと細められて…。
「うん。そうだね」
コテンって肩に頭のっけるから、抱き寄せて、またキスをして…。
ゆっくり昇ってく観覧車。
繋いだ手。くっついたカラダ。
せっかく二人なんだから、急いだり怖い思いしたりってさ、もったいないじゃん。
なんてたぶん、これはあたしの負け惜しみ。
繋いだ手。くっついたカラダ。
せっかく二人なんだから、急いだり怖い思いしたりってさ、もったいないじゃん。
なんてたぶん、これはあたしの負け惜しみ。
「ね、もっかい乗ろう?」
そしたら梨華ちゃん、クスって笑ってうなずいた。
(2005/4/8)