たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
オトナって?
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rm96
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「ねぇ。梨華ちゃん」
「ん?」
「大人のキスってさぁ、どんな感じ?」
そしたら、
「はぁ?」
って目を丸くして、なんか変なこと言ったかな?
「どっ…どーしたの? 急に」
「ん? どーもしないけどさぁ。なんとなく」
「…はぁ」
「あのさあ、のんだってもうすぐ17歳なわけですよ」
「コドモじゃないって、そーゆーこと?」
「そっ。そーゆこと」
「ん?」
「大人のキスってさぁ、どんな感じ?」
そしたら、
「はぁ?」
って目を丸くして、なんか変なこと言ったかな?
「どっ…どーしたの? 急に」
「ん? どーもしないけどさぁ。なんとなく」
「…はぁ」
「あのさあ、のんだってもうすぐ17歳なわけですよ」
「コドモじゃないって、そーゆーこと?」
「そっ。そーゆこと」
大人のキスがどんなのか。
まぁ…わかんないわけじゃないけどさ。
まぁ…わかんないわけじゃないけどさ。
「梨華ちゃんなら、知ってるかなぁ…って」
なのに、梨華ちゃんは困ったように笑ってる。
「あたし、ののが思ってるほどオトナじゃないよ?」
「でも、のんから見たら、やっぱオトナだよ。意外と」
「意外と…ね」
なのに、梨華ちゃんは困ったように笑ってる。
「あたし、ののが思ってるほどオトナじゃないよ?」
「でも、のんから見たら、やっぱオトナだよ。意外と」
「意外と…ね」
そう呟いたっきり、少し考えるようにうつむいた梨華ちゃん。
「梨華ちゃん?」
顔を覗き込んだら、ふわって、唇が重なって…。
顔を覗き込んだら、ふわって、唇が重なって…。
「…っ」
なんだこりゃ…な感じ。
熱い。
そんで気持ちよくって…。
熱い。
そんで気持ちよくって…。
…。
「どうだった?」
親指でのんの濡れた唇をそっとぬぐって微笑む梨華ちゃん。
ほわーっとして言葉にできなくって、恥ずかしくってむぎゅって胸に顔をうずめて抱きしめた。
「へへ…。だいすき」
「ふふ。あたしも」
って、きゅうってのんを抱きしめる。
親指でのんの濡れた唇をそっとぬぐって微笑む梨華ちゃん。
ほわーっとして言葉にできなくって、恥ずかしくってむぎゅって胸に顔をうずめて抱きしめた。
「へへ…。だいすき」
「ふふ。あたしも」
って、きゅうってのんを抱きしめる。
なんか少しだけ、オトナになったようなそんな気がした。
(2004/5/27)