たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
放課後
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「ヤグチ先輩、帰りましょうよぉ~」
さっきからミキティがうるさい。
赤い夕焼けが差し込む静かな静かな生徒会室。
来年の部活予算の割り振りとかで電卓片手に『うきー!』なオイラに容赦ないかわいい人。
部室割を担当していたミキティはとっくに終わってるから、待つのに飽きてるし。
来年の部活予算の割り振りとかで電卓片手に『うきー!』なオイラに容赦ないかわいい人。
部室割を担当していたミキティはとっくに終わってるから、待つのに飽きてるし。
「あー。わかった。わかったから。待ってって。まだ終わってないんだから、ね?」
「えー。待ってって、わかってないじゃないですかー」
「えー。待ってって、わかってないじゃないですかー」
ぶーとほっぺを膨らませて、反対向きに座って背もたれに預けてた体を起こすと、
「はーやーくー!」
ガタガタガタ!
思いっきりイスを揺らし始めて駄々っ子モード。
やべー。めっちゃかわいいんですけどー…。
どうしよ。
やべー。めっちゃかわいいんですけどー…。
どうしよ。
って、そうじゃなくて、ダメダメ。オイラ。
こほんと一つ。
「っていうかさ、ミキティも書記なんだから手伝ってくれてもいいわけなんだけど…」
ガタン。
揺れてたイスが止まった。
「いや、美貴バカなんで計算はちょっと…」
「って…おい。よっすぃだってちゃんとやってたぞ」
「いや、あれはほとんど梨華ちゃんでしたよ」
「え゛っ!」
「いや、美貴バカなんで計算はちょっと…」
「って…おい。よっすぃだってちゃんとやってたぞ」
「いや、あれはほとんど梨華ちゃんでしたよ」
「え゛っ!」
あー。二人でいつものよーに肩寄せ合ってやってると思ったら…。
「まーた梨華ちゃん、よっすぃのこと甘やかして……」
今度ガツンといってやらないと…。
そんな二人は今頃いちゃいちゃしてんだろーなぁ。
そんな二人は今頃いちゃいちゃしてんだろーなぁ。
『今日は家族いないんで、えへっ』
梨華ちゃん、怖いくらいテンション高かったし…。
『あのピンクの部屋、どーにかなんねー?』
とかいいながら、一日ずーっとにやにやでれでれしてたし。よっすぃ。
「ね。ほら、だーかーら、美貴たちも、早く帰りましょ」
イスから離れたミキティが後ろからオイラに抱きつく。
「それはダメ。まだ終わってないから」
「あー。じゃぁ、休憩ってことで…」
イスから離れたミキティが後ろからオイラに抱きつく。
「それはダメ。まだ終わってないから」
「あー。じゃぁ、休憩ってことで…」
ミキティの唇がそっと近づいてくるから、オイラから先に奪い去るように重ねた。
オイラも結局ガマンしてたわけで、離れ際にもう一回キスをした。
オイラも結局ガマンしてたわけで、離れ際にもう一回キスをした。
「あー。なんかめんどくさくなってきた…」
とはいえ、会長のオイラが終わってないのは非常にまずいわけで…。
そしたら、ひょいってオイラを持ち上げて、入れ替わるようにイスに座ったミキティがぽんぽんってひざを叩く。
だからおとなしく膝の上に座ったら、後ろからぎゅうって抱きしめられた。
「少し休憩すれば、すぐに終わりますよ」
「…少しで済むかなぁ」
背中にミキティのぬくもり。すきな人の温かさってさ、きもちよくって安心して…。
やべ、オイラおねむだ。
とはいえ、会長のオイラが終わってないのは非常にまずいわけで…。
そしたら、ひょいってオイラを持ち上げて、入れ替わるようにイスに座ったミキティがぽんぽんってひざを叩く。
だからおとなしく膝の上に座ったら、後ろからぎゅうって抱きしめられた。
「少し休憩すれば、すぐに終わりますよ」
「…少しで済むかなぁ」
背中にミキティのぬくもり。すきな人の温かさってさ、きもちよくって安心して…。
やべ、オイラおねむだ。
結局その後、ミキティも手伝ってくれて、なんとか終わらせた。
手を繋いで歩く帰り道。
悪ふざけしながら不意をついてキスをしたら真っ赤になったミキティ。
夕焼けの赤とおんなじ色のほっぺ。
きっとオイラも。
長い影を引き連れて、笑って歩く夕焼け小焼けの帰り道。
見上げたら、もう星が出てた。
悪ふざけしながら不意をついてキスをしたら真っ赤になったミキティ。
夕焼けの赤とおんなじ色のほっぺ。
きっとオイラも。
長い影を引き連れて、笑って歩く夕焼け小焼けの帰り道。
見上げたら、もう星が出てた。
(2005/3/3)