たぶん素敵妄想集(爆@ ウィキ
たったひとつ、叶うなら
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rm96
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そろそろ来てるかなーって思って、モーニングの楽屋に行こうとしたら、
「ん?」
後ろからぎゅって抱きしめられた。
腰にしっかり回った手。
つつーって後ろに下がって、
「わぁっ!」
ペタンってあたしの体は床に逆戻り。
「三好ちゃん?」
あたしを後ろからだっこしてふふって笑ってる。
「もぉ。危ないよ」
「だから、三好がクッションになったじゃないですか」
なーんてちっとも反省してるって感じじゃないし。
それどころか、ぎゅってあたしを抱き寄せて、ちょこんって肩に顎を乗っけてあたしを見つめる三好ちゃん。
なんか…すっごく楽しそう。
だからなんか怒れなくって、まっ、いっか…って思っちゃう。
「ん?」
後ろからぎゅって抱きしめられた。
腰にしっかり回った手。
つつーって後ろに下がって、
「わぁっ!」
ペタンってあたしの体は床に逆戻り。
「三好ちゃん?」
あたしを後ろからだっこしてふふって笑ってる。
「もぉ。危ないよ」
「だから、三好がクッションになったじゃないですか」
なーんてちっとも反省してるって感じじゃないし。
それどころか、ぎゅってあたしを抱き寄せて、ちょこんって肩に顎を乗っけてあたしを見つめる三好ちゃん。
なんか…すっごく楽しそう。
だからなんか怒れなくって、まっ、いっか…って思っちゃう。
「どうしたの?」
「何が?」
「いやいやいや、聞いてるのあたしだってば」
「ふふっ。そうだよね」
「そうだよね…って、三好ちゃん?」
あたしちょっと眉間にしわ寄ってるかも。なんかそんなちょっときついかもな口調。
けど、そんなこと気にしてないのか三好ちゃんは相変わらず笑ってて、ぎゅって腰に回った腕に入った力。
「いいじゃないですか。今日くらい」
それは呟くようで、囁くようで……。
「…三好ちゃん?」
「石川さん。今日って何の日か知ってますか?」
「え…今日って……」
微笑んで、じっと見つめてる瞳はいつもよりもうんとやさしくて、なのにどこかさびしげで…。
…そっか。
「…だよね」
あたしを自分に寄りかからせるように抱きしめて、そっと耳たぶに触れた唇。
「今日くらいは…ひとりじめさせてください」
「何が?」
「いやいやいや、聞いてるのあたしだってば」
「ふふっ。そうだよね」
「そうだよね…って、三好ちゃん?」
あたしちょっと眉間にしわ寄ってるかも。なんかそんなちょっときついかもな口調。
けど、そんなこと気にしてないのか三好ちゃんは相変わらず笑ってて、ぎゅって腰に回った腕に入った力。
「いいじゃないですか。今日くらい」
それは呟くようで、囁くようで……。
「…三好ちゃん?」
「石川さん。今日って何の日か知ってますか?」
「え…今日って……」
微笑んで、じっと見つめてる瞳はいつもよりもうんとやさしくて、なのにどこかさびしげで…。
…そっか。
「…だよね」
あたしを自分に寄りかからせるように抱きしめて、そっと耳たぶに触れた唇。
「今日くらいは…ひとりじめさせてください」
その瞳も、ぬくもりも…。
今日だけでいいですから、私だけを見てください。
今日だけでいいですから、私だけを見てください。
「いしかわ…」
「リカ」
「…は?」
「だから…だからぁ」
丸くなっていた目がふわぁっと笑った。
「はい! リカちゃん」
「リカ」
「…は?」
「だから…だからぁ」
丸くなっていた目がふわぁっと笑った。
「はい! リカちゃん」
呼び捨てにならないところがらしいのかな?
抱きしめてくれる腕が気持ちいい。
そのぬくもりの温かさがやさしい。
抱きしめてくれる腕が気持ちいい。
そのぬくもりの温かさがやさしい。
普段はなんかさ、ちょっと素っ気ないっていうか、なんかクールなのに。
マイペースで、いつもどっかでがんばっちゃってて、そうしたいのになんか照れちゃって、なんか構えちゃって…。
だから、こうして甘えてくれるって、うれしい。
マイペースで、いつもどっかでがんばっちゃってて、そうしたいのになんか照れちゃって、なんか構えちゃって…。
だから、こうして甘えてくれるって、うれしい。
ほんとは…いつだってこうしてくれていいのに。
「エリカ」
今日はあなたのもの。
だって、今日はあなたのバースデー。
(2006/4/19)