ロクノベ小説保管庫内検索 / 「ロックマンコードⅡ 第参章~心~」で検索した結果

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    ...間~ 作:浅倉健一 ロックマンコードⅡ 第壱章~発端~ 作:浅倉健一  ロックマンコードⅡ 第弐章~激戦~  ロックマンコードⅡ 第参章~心~  ロックマンコードⅡ 第四章~破壊と守護~  ロックマンコードⅡ 第伍章~輝き~  ロックマンコードⅡ 最終章~護りたいから~  オマケ ~その後の輝とヒカル~ 夢と現実の狭間で見た夢 作:リュー
  • ロックマンコードⅡ 第参章~心~
    ロックマンコードⅡ 第参章~心~  殺シテ、ヤル・・ 誰を・・・?  ミンナ、ミンナ殺シテヤル・・・ 何故・・?  モウ何モカモ消シテヤル ソウスレバ・・・ それを本当に望んでいるの・・?  ミンナ消シテヤルンダ、ソウスレバ、ソウスレバ・・! それが終わったら、独りぼっちだね  ・・・・僕ハ・・・ 哀しくて哀しくて、苦しい   ・・・嫌ダ・・・ 独りぼっちになるのは嫌だよ・・・  ・・・僕ハ、僕ハ・・・ 僕はみんなの所に・・・  ミンナノ所ニ・・・・  還りたい 第一話  ミュートがハイウェイで宣言した重要拠点も、現在捜索中の物で最後となった。  次の拠点を破壊すれば、遂にフェルマータ達との直接的な闘いが始まる。 彼等の目的は判らないが、地球の運命を左右する闘いが。  そんな緊張の為か、ハンターベース・司令部の面々の顔付きは強張っていた。  しんと静...
  • ロックマンコードⅠ 第参章~記憶~
    第一話  少し全身がキリキリと痛む。  幸い闘いでの傷や打撲は服の下なので、目の前の少女には気付かれていないのだが。  なるべく普通に見えるように、松浦 輝-ロックマン・コードはテーブルに頬杖を付いていた。  端から見れば、眠たそうに考えごとをしている図式が成り立ちそうだ。 事実上眠い。疲れているからだ。 出来ればこのまま眠ってしまいたいが。 「あの・・・輝君?」  唐突に声を掛けられて、輝はゆっくりと首を巡らせた。  疑問符を声で表そうとしたが、情けない疑問系の音だけが出てしまって、 輝は内心で苦笑いした。 「えと・・・なに?」  頬杖を外して、もう一度-今度はちゃんと声で聞き返す。 「この間のことで、街が壊れちゃったじゃない。 それで・・隣町まで買い物に行きたいんだけど・・・。」  隣町まで占拠されてたらどうするつもりなんだろう。この娘は・・。 輝は心で冷や汗を流した。  まぁ・・知...
  • ロックマンコードⅡ 第弐章~激戦~
    ...だけなんだ!! ロックマンコードⅡ 第弐章~激戦~  輝が帰還してから、経った時間は二十時間ほどだ。  輝自身のダメージも深刻では無く、回復するのにはたったそれだけの時間しかかからなかったのだ。  現状からして、一任務に一人と言う形で出撃するが、 それでも三人全員が全快の状態で出撃するのが理想で、 余程の事が無い限り、その方針は貫くことになっている。  気持ちが逸るのもわかっているが、それによって三人全員が全滅してしまわない様、敢えて、だ。  それに、現在の状態を維持するのならば、地球の影響が深刻化しているのは大分先だ。 それならば、慎重さを選ぶ方が利口だろう。  今は安全性を重視せざるをえない。  全員わかっている。すぐにでも地球を危機から救いたいのはみんな一緒だ。 だが、それで逆に状況を悪化させるのは馬鹿者のする事だと。  輝は一応休みを取っている。 海は出払ったハンター...
  • ロックマンコードⅡ 第壱章~発端~
    ...現れたからだよ ロックマンコードⅡ~新たなる決意~ 第壱章~発端~  最近はやたらと雨天が続くな。  自室の窓から見える、薄暗い空を見上げて、松浦 輝-ロックマン・コードはボンヤリと思った。  いつからだろうか・・。随分前からだったと思う。 随分前から・・輝く太陽の姿を見ていない。  天気予報も、今週はずっと雨マーク。  最近はイレギュラーも発生していないため、別に問題は無いが。 「異常気象、かな。こういうのは」  窓枠に頬杖を突いて、輝は呟いた。 「何をボーッとしているんだ?」 「あ、響」  ドアの開く音が聞えて、輝が多少面倒臭そうに振り返ると、そこには「よっ」と右手を上げた、 長い紅髪の青年が立っていた。  青年の名は師道 響。またの名をロックマン・フラット。  一年程前の闘い-今は『地球の逆襲』と呼ばれている闘いを引き起こした、ある意味での張本人。  しかし、こう言う言い...
  • ロックマンコードⅠ 第弐章~激闘~
    メラメラと燃え盛る炎の中、二人の男が対峙していた。 青年・・と言うよりも、まだ少年の、蒼い鎧を身に纏った男。 そして、少年から青年になったばかりと言う印象を持つ、紅い鎧に金の美しい長髪の男。 --やめろ・・!君と闘う理由なんかない・・!! 次々と繰り出せる、青年の攻撃を受け流しながら、少年は叫んでいた。 青年と攻防を繰り広げる、その圧倒的な力など、微塵も思わせないほどの困惑の表情。 --うるさい・・!!オレは・・オレは貴様を倒す!それだけの為に生まれたんだ!! --くっ・・! 更に表情を歪めながらも、少年は、青年の攻撃を屈んで避け、突き上げる形で蹴りを放ち、 一瞬の隙を目掛けて、右手のバスターを撃ち込んだ。 しかし、青年は殆どダメージが無いに等しい笑みを作り、叫んだ。 --フハハハ!嬉しいぜ・・ロックマン!! --もう止めろ・・・止めてくれ!ゼロ!! 少年-ロックマンの悲痛の叫びも届かず、...
  • ロックマンコードⅠ 第壱章~目覚め~
    第一話 念入りに色々な機械と現実を見比べながら、一人の調査員は立っていた。 同じ動作を、今までどれくらい繰り返しただろうか? 考えるだけでも疲労は溜まる・・。 そんなこんなの繰り返しが、既に一週間は経過していた。 数年前から議論されていた「ROCKMAN復活計画」。 何年も、何百年も前に、何度も地球を救ったという、伝説の英雄ROCKMAN。 彼の再来を願っての計画だとか。 今のハンターベースに残っている、伝説のROCKMANのデータは、 数えて三つ。『ロックマン・エックス』『ゼロ』『ロックマン・セイヴァー』。 彼らの身体は、未だこの地球上に存在している・・と、後の捜査で発覚し、 妖しいと思われる地点に、彼のような調査員が送り込まれているのだ。 あ~あ・・疲れた・・と、左手で肩をトントンと叩く。 深い溜め息をつきながら、首を軽く回すと、かなりの疲れがたまっているのか、ボキボキと音がした。 ...
  • ロックマンコードⅡ 第伍章~輝き~
    ロックマンコードⅡ 第伍章~輝き~  私がいるから・・・あなたは傷ついてしまう それは違う・・!  今だって・・私がいなければ・・あなたは・・・ 違う!違うんだっ!僕は・・!  そうやっていつも・・自分の身を犠牲にするんだね 違う!俺は君がいるから闘ってるんじゃないんだっ!  ・・来ないで・・もう・・ 俺は!俺が闘うのは!!  ・・お願い・・だからっ・・ 俺が闘うのは・・俺が闘う理由・・それは・・・ 君が・・・・ 君が俺の諦めない理由だからっ!! 第一話  頬を掠めた光の線。 そんなモノを気にも留めずに。ロックマン・コードは振り向きざまに、それを放ったトーチカを撃ち抜いた。  蒼色の光弾を受けたトーチカは、その場で爆裂し、その機能を失う。 周りを見ると、それと同じ運命を辿ったメカニロイド、そして設置型砲台の姿が、一面に広がっていた。  一つ息をついて、コードは...
  • ロックマンコードⅠ 第四章~約束~
    第一話  視線の先には漆黒の闇が広がっている。  照明も何も無い。本来なら煌めいている筈の星々の姿も無い。  そんな夜空を、ロックマン・コード-松浦 輝は窓枠に頬杖をついて眺めていた。  ロックマン・フラットから、地球の運命を左右するまであと一週間だと宣告されてから、 僅か数時間しか経っていない。  後一週間。あとそれだけしかない。  後一週間で、ガイア・リカバリーズとの闘いが終わる。泣いても笑っても-だ。 いや、泣いても笑っても・・などと生優しい言葉は通用しない。 負ければ地球上の生命全てを失うことになる。 それを避けるためには、たった一つ、そう自分が勝つしか無い。  初めて闘った時、一撃すら入れることが出来なかったロックマン・フラット。  あれから少しは強くなったつもりだが・・・。  しかし負けるわけにはいかない。負ければ全て失ってしまう。  かくなる上は、自分の命で実力差を埋める。...
  • ロックマンコードⅡ 第四章~破壊と守護~
    ロックマンコードⅡ第四章~破壊と守護~  君が私に勝つ事など不可能だ ・・・・・  幾ら頑張ったところで この差は埋められない ・・・・俺は  さぁ どうする。ロックマン ロックマンはもう死んだんだ・・・!  ほぉ? ・・・ここにいるのは・・・!! 第一話  破壊された街並み。 辺り一面に満遍なく転がっている、血染めの人形達。  手を伸ばしたまま死んでいる、青年。 我が子をしっかりと抱き締めたまま息絶えている、母親。 驚いたように目を見開いたまま、胸にぽっかりと穴を空けた子供。  彼は、小さな男の子を抱き締めていた。まだ息がある。鮮血と埃で顔が汚れているが。 「飛鳥・・飛鳥!!」  必死に男の子の名を叫ぶ。 と、男の子はゆっくりと眼を開いた。  その仕草に、心のどこかがホッとする。 しかし、そんなものは一瞬の幻想でしか、無かった。 「・・ロックマ・・」  男の子が、ゆ...
  • ロックマンコードⅠ 第伍章~対峙~
    第一話  正面から狙撃されたエネルギー弾を、オルティーガによって地面に叩き付けたあと、 ロックマン・コードは姿勢を屈めると共に、自らを狙うメカニロイドに、バスターの光弾を数発叩き込み、爆裂させた。  間髪入れずに地面を蹴り、真っ直ぐに道を駆け抜ける。 そんな彼の一瞬前の姿を、四方八方から降り注ぐエネルギーが、次々と撃ち抜いていった。 「・・っ!」  人型をした中型メカニロイド。 武装はバルカンとハンマー。恐らく、ついこの前ヴェルカノ火山のふもとで遭遇した物と、同じ系統のものだろう。  背後のシャッターが閉まった。後ずさりする事は出来ない。 だが代わりに、休みなく自分を狙ってくるトーチカ達の攻撃は完全に遮断された。  ジャキリと、メカニロイドのバルカンが自分をターゲットした瞬間に真横へと跳ぶ。  一瞬遅れて、散まかれたメカニロイドの弾丸が、 今までコードが足っていた位置の床を蜂の巣へと変え...
  • ロックマンXセイヴァーⅠ 第参章~過去~
    第一話 「よし・・行くぞ!」 エックスは、掛け声と共に目の前の扉を、 問答無用のチャ-ジ・ショットで破壊した。 そして、そのまま煙に紛れてのダッシュで内部に突入する。 エックスは屈んでバスタ-を、 セイアは直立してサ-ベルを構えた。 ゆっくりと晴れていく煙の先から、確かな人影が見えた。 そして、数秒後には、その人影は完全に二人の視界に入った。 「・・!」 「なっ・・。」 白衣を着用し、頭髪は白髪。 白衣には”W”の文字を入れた、老人型レプリロイド。 そして、老人の隣には、頭一つ分ほどの小さなカプセルが設置されている。 カプセルは、何かの液体で満たされており、コポコポと泡が立ち上がっている。 中には、何やら脂ぎった豆腐の様な物体が浮かんでいる。 「フフフ・・待っていたぞ、ROCKMAN。」 驚愕する二人を尻目に、老人は静かに口を開いた。 「お前・・か...
  • ロックマンコードⅡ 最終章~護りたいから~
    ロックマンコードⅡ 最終章~護りたいから~  奴を倒さなければ、地球が墜ちる くっ・・・  地球を護りたいなら、奴を斬るしかないんだ ・・・・・・っ僕は・・・・っ  さぁ・・どうする? ・・・・俺は・・!俺は君を・・・!! 護りたいから! 第一話  掌の中で、ビーム・セイバーの柄が派手な音を立てて爆裂した。  その爆風が、更に彼等の身体を痛めつける。 直接握っていた掌は、もう使い物にはならないだろう。  思わず片腕でそれを庇う。視線の先には、いつ果てるとも分からない、敵の大軍勢。 一体全体何体いると言うのか。既に数時間分も戦闘を繰り返していると言うのに、 その数は一向に減りを見せなかった。  牽制として、バスターの銃口を正面に向ける。 だが、死を恐れない機械兵器達は、そんな事など気にも留めずに、 次々と彼等に押し寄せては、小さな、それでいて確実なダメージを喰らわせてい...
  • ロックマンXセイヴァーⅡ 第参章~交差する力~
    『第五階層へ降りるルートはその先だ。急げセイア』 「了解。このまま突っ切る!」  おおよそ現実空間では再現出来そうもないサイバーチックな空間の中、 ロックマン・セイヴァーはそれを楽しむ様子もなく走り続けていた。  辺りには電脳世界独特の光のラインが多々見える。 何を模したのか判らない、言葉では言い表しにくい建造物に囲まれたそこは、現実から離れたもう一つの戦場だった。  これが現実ならば敵機の接近は気配で判るというものを。この世界ではそんな常識が全く通じない。 三百六十度好きな方向から突然姿を現わし、攻撃を仕掛けてくる敵機達は、個々の戦闘力とは裏腹に手強い。 セイアはここに来るまでに、既に幾度かのダメージを負ってしまっていた。慣れない戦場で、上手く実力が発揮出来なかったからだ。  所々に被弾したアーマーを気にかけつつも、セイアはウィドの声に指令されたルートを急ぐ。 が、そんな侵入者の進行を止...
  • ロックマンコードⅠ 最終章~決着~
    第一話  一瞬、何が起こったのか判らなかった。少年の表情が笑みから理解不能の文字へと変わり、 その細い体躯を頑強な床に叩き付ける。  ロックマン・コードがようやく今の自分の状態を理解したのは、それから一瞬の後のこと。 彼自身が口から鮮血を吐き出してからだった。 「フラット・・っ」  未だに出血の止まらない右胸に掌で蓋をして、コードはこほっと咽せ混じりに彼の名を呼ぶ。 撃った本人であるフラットは、自身の右腕のバスターから立ち昇る煙に呆けたように目を見開いている。 そこからは明らかに彼の意思は感じられない――輝は直感で理解した。 もはや立ってなどいられないほどに傷ついた身体をもう一度持ち上げながら、コードはかすみ始めた視界でフラットを睨み付ける。 「何を・・」  囁きのようなフラットの悲鳴に、コードはジャキリとバスターをフラットへと向けた。 出来れば撃ちたくは無い。しかし、もし仮に戦闘が再開...
  • ロックマンXセイヴァーⅠ 第弐章~突入~
    第一話 Z-Y13地点 蒼い閃光と共に降り立ったセイア。 その身体には、燃えるような真っ赤なア-マ-が搭載されている。 そう・・烈火を思わせる赤い紅いア-マ-。 「ここ・・か・・。」 そう呟き、辺りを見回す。 辺り一面森林地帯だ。 木々の間から見える太陽が、暖かい輝きを放っている。 「・・・・!」 セイアの眼に、一際異様なモノが映った。 なんと、目の前の岩場に、いかにも人工的な洞窟が掘られているのだ。 恐らく・・敵は中にいるのだろう。 そう判断したセイアは、走り出そうとしたが・・。 「ガ・・カガ・・イア・・?セイア聞える?」 突然、ヘルメットに搭載されている通信機から、女性オペレ-タの声が響いた。 「こちらロックマン・セイヴァ-。エイリアさんですか?」 「ガ・・ふぅ~・・やっと繋がったわ。電波障害が酷くて。 それより大変。エックスが・・。」 「さ...
  • ロックマンXセイヴァーⅠ 第壱章~誕生~
    第一話 時は21XX年・・心を持ったロボット「レプリロイド」と、人類の共存する世界。 ナイトメア事件から、既に三年の月日が過ぎていた。 事件の張本人「ゲイト」は、改心し、今ではイレギュラ-・ハンタ-専門の研究員になり、 その才能を十分に発揮していた。 そして・・ある日のこと・・。 「エックス!起きて!!」 そう言いながら、「第十七精鋭部隊隊長ロックマン・エックス」とペイントされた部屋のドアを開ける、 金髪の女性型レプリロイド「エイリア」 部屋の中では、ベッドの上で、多少幼さを残す、蒼い髪の少年。 「う~ん・・どうしたんだ!?エイリア。」 眠い目を擦りながらも、流石は隊長。 すぐにイレギュラ-・ハンタ-の顔になった。 だが・・ 「ゲイトが呼んでたわよ?なにか大事な用事があるみたい。」 サラリと言うエイリア。 エックスは、「そんな事で起こさない...
  • ロックマンXセイヴァーⅡ 第弐章~脅威~
     ロックマン・セイヴァーは、片手に繋がれた様々なコード類を見詰め、ゴクリと喉を鳴らした。  傍らでは、懸命にPC画面と睨めっこしつつ、ウィド・ラグナークがキーボードを叩いていた。 目的はそう、突如として変化を遂げたセイアのバスターのデータを解析することだ。  クリアレッドと変わったセイアのバスター。 その出力は元の姿の比ではなかった。先程の試し撃ちでは、的どころか、そこら一帯を完全に吹き飛ばす程の威力を見せている。 フルチャージですらない射撃で、だ。 まだフルチャージ・ショットの試し撃ちはしていない。が、もしフルチャージで放つことになったら、 果たしてこの正体不明のバスターはどれ程の威力を暴走させるのか。 考えただけでもゾッとした。  そもそもバスターの変化は、あのストーム・フクロウルの残骸から出現した謎のメカニロイドとの接触にあると考えたウィドは、 セイアにバスターの解析を勧めた。セイア...
  • ロックマンXセイヴァーⅡ 最終章~君を忘れない~
     ありがとう 兄さんへ――  あなたは沢山のことを教えてくれました 沢山のものをくれました  ありがとう 兄さんへ――  あなたは強い心をくれました あなたは僕に剣をくれました  ありがとう――友人達へ  あなた達は僕を受け入れてくれました あなた達は僕に笑顔をくれました  ありがとう――みなさんへ  あなた達がいてくれたから 僕は楽しかったです  とてもとても楽しかったです  暖かな人生を歩めました 全てが僕の想い出です  ごめんなさい――親友へ  あなたを置いていく僕をどうか許してください  あなたと過ごした時間は 僕の宝物だから...  さようなら――親友へ  君を忘れない ロックマンXセイヴァーⅡ 最終章~君を忘れない~ 「なあ、セイア」  ウィド・ラグナークがふとロックマン・セイヴァーに声をかけたのはいつだったか。 確かウィドが忙しく...
  • DASH
    シリーズ別:DASH 雪の町に集う者達 プロローグ 作:blazer 雪の町に集う者達 一章 雪の町に集う者達 二章 雪の町に集う者達 三章 雪の町に集う者達 四章 雪の町に集う者達 五章 雪の町に集う者達 六章 雪の町に集う者達 最終章 虹にまつわるエトセトラ 一章「赤外線」 作:みどりこ 二章 Rain-bow 三章 虹の足元に埋るもの 四章 RainbowChaser 五章 黄色い扉 六章 玉虫色 章間 虹のかなたの物語 七章 貫く蛇 追憶 最終章~闇への扉 明日への鍵/嵐の前/嵐へ 最終章~紅き落日 オレンジの黄昏時/黄色い月がやがて昇る 緑の梢を揺らし渡る風/青き夜空夜明けは遠く 星を映す海の藍/揺れる菫だけが朝を知る 最終章~嘘/双藍/Ultimate Blue/とどかぬあなたに 最終章~Over The Rainbow/大地と光...
  • ロックマンXセイヴァーⅡ 第壱章~暗躍~(2)
     街から少し離れ、人気が多少少なくってきた小規模の街。 第十七精鋭部隊が派遣されたのは、その一角だった。  首都から較べれば大分静かなところだが、それでも街としては充分過ぎる程に活気づいている筈のその街は、 健次郎――彼はアディオンに乗り込むさいにアーマーを装備し、セイアとなっている――達が到着した時には、 既に建造物の殆どが破壊された、廃墟と化していた。  辺りを見回しつつ、セイアは部隊員達に指示を送る。 建造物の破片の下には、まだ多くの市民たちが埋まっている。既に息絶えている者も少なくないが、 それでもまだ微かに生命反応が残っている場所もある。  この街をこんな姿にしたイレギュラーの所在が気にかかるが、それよりもまずは住民たちの命を優先しなければならない。 きっと兄・エックスなら同じ判断をするだろう。もう一人の兄のゼロは、救出と共に敵の殲滅をも熟してしまうだろうが。 ...
  • 星を映す海の藍/揺れる菫だけが朝を知る
    最終章~星を映す海の藍 「グランドッ!!」 はっと気付くとエンテの鋭い牙が目前にあった。 しまった、思いにふけり過ぎたっ! 瞬間、鮮烈な青に煌めいた矢は一条の光線めいて超至近距離からエンテの身体を貫いた! 大きく開いた口蓋の鋭い牙がことごとく砕け散り、矢は喉の奥を突き破る。 生き物で言うなら延髄の部分を爆発するように貫いて、しかしなお勢いは止まらない。 青い光条は天井にぶち当たり、それを深々とえぐり抜いた。 轟音と共に、遺跡全体がごうっと揺れる音がした。…ような。 ――矢を受けたなら…もう、エンテは終わり―― 記憶の彼方、いつものカフェオレ色の肌色を紙のようにして、彼女は震える唇で言った。 哀しみと自己嫌悪に眉を曇らせていてなお、美しく。 ――最初に定められた通りに。…そう。ヘヴンの誰かが決めたとおりに。エンテは炎を吐いて―― 《藍は力。彼の放つ無類の技なり》 あちこちショ...
  • ロックマンXセイヴァーⅡ 第壱章~暗躍~
    プロローグ  カチャカチャと暗闇の中で休みなく響くキーボードの音。 他に照明の無い、ボンヤリと光るモニターを見詰めて、少年はふぅと息をつく。  ふと視線を投げた場所にあるのは、解析に当てられた何かの塊。 殆どそのままの形で残されているそれは、暗がりでも一体のレプリロイドのボディだと判る。  少年は、そっと椅子から立ち上がり、レプリロイドのボディに掌を当てる。 一箇所を強烈な一撃で貫かれている跡が残っているが、それ以外の部位は殆ど無傷。 その為に、近くに寄るとますますその姿が浮き彫りにされ、全容が確認出来た。  人型ではない。足と呼べるパーツが何ヶ所にも搭載されていて、フェイスパーツもかなり特殊な形をしている。 前身よりも後身の部分が大きく形作られているそれは、人間の目で云うと『蜘蛛』と呼ぶに相応しいものだった。  少年は、再びレプリロイドの全身のあらゆる部分を模...
  • ロックマンXセイヴァーⅠ 最終章~別れ…そして…~
    第一話 「やっ・・た・・。」 蒼い閃光が、ワイリ-・マシンを完全に包み込んだのを確認すると、 セイアはその場に膝を突いた。 急に疲れてしまった気がする。 もうエネルギ-も体力も殆ど残っていない。 「あぁ・・。」 そう言うセイアに、エックスはやんわりと頬笑むと、握りしめていたセイバ-を、 ゆっくりとした動作で肩ア-マ-の内部に収納した。 闘いは・・終わった。 「さぁ・・帰ろう・・みんなの所へ。」 「うん!・・・っ!?」 ニコッと笑い、兄の手を借りて立ち上がった瞬間、 セイアのメットを、絶対零度の凍結弾が掠めた。 幸い、掠った程度で済んだ為、外傷は無いが、 掠った部分から、除々にメットが凍結し始めたので、セイアはすぐにメットを外し、 地面に叩きつけた。 確かめるように振り返ったセイアとエックスは、思わず驚愕した。 「ま・・さか・・。」 閃光の煙が、ま...
  • ロックマンXセイヴァーⅠ 最終章~別れ…そして…~(2)
    第十話 突発的に、洞くつ全体を激しい振動が襲った。 余りにも激しすぎた激闘。 つまり、エックスとセイアとワイリーの闘いが、洞窟を崩壊させ始めたのだ。 もう泣いている時間は無い。 セイアは直ぐ様、エックスの亡骸を抱え込むと、自分達が入ってきた巨大な扉を、ゼット・セイバーで斬り裂き、 そのまま出口に向かって走った。 ハッキリ言って、出口までの道順など覚えてはいなかった。 ただ、ただガムシャラに足を進めた。 ようやく光が見えた。 出口だ・・!! しかし、セイアがほんの少しだけ安堵を覚えた瞬間、目の前を再び暗闇が支配した。 落盤が発生したのだ。 バスターで一気に活路を開きたいところだが、既にそんな事の出来る余裕は無かった。 頼みの綱のゼット・セイバーにも亀裂が走り、何度展開させようとしても、全く反応を示さない。 「そんな・・嘘だ・・くそぉ!!」 兄さん...
  • 最終章~闇への扉 明日への鍵/嵐の前/嵐へ
    最終章~闇への扉 明日への鍵 蛍火のごとく、蒼い光が雨の弓から立ち昇る。 それは暗闇を溶かし、どこから差すともしれない、扉を照らす白い光と交じり合う。 まるで、スローモーションのかかった、青色の炎。 ピン!と、どこかで何か金属質のものがはぜる音がして、 巨大な一枚岩のような黄色い扉が身震いした。弓と扉が交信しているんだ。 ―――あれはこの鍵で開く唯一の扉。これはあの扉を開く唯一の鍵。――― 記憶されている信号が、扉と雨の弓の間で交わされる。 「俺は、ヘヴンからいらないといわれたけれど、消されることは無かった。  アリアも居てくれた。だけど、この島の実験体のデコイたちは?  少しでも『人間』と違う数値がでれば、地上の建物ごと焼きつくされる。  それをするのは俺と、アリアだ。もう何回滅ぼしただろう。  地下で実験を行っている新種のリーバードたちをこの際とばかりに放ってデータを取った。...
  • 最終章~嘘/双藍/Ultimate Blue/とどかぬあなたに
    最終章~嘘 エンテの残骸の前に、金色のカードキーがどこからともなく現れた。 俺はそれを取って通路を歩き始めた。ロックが遅れてついてくる。 「その鍵は?」 俺は指先でひらっとキーをまわして見せた。 「君が地上に帰る鍵」 ぴたっと後ろで足音が止まり、一拍後駆け足でロックが前に立ち塞がった。 「グランド、それどういう意味?」 俺は一瞬ぽかんとして、それから思い当たった。…そうだ、説明していなかった。 「忘れてた。説明してなかったよ。ほら、虹色のディフレクターってデカイだろ」 ロックが戸惑いながら頷く。 虹色のディフレクターは…ほかはどうか知らないけど、 ここのは高さだけでも軽く3、4mはあったはずだ。 「地上から引っ張りあげてもらわないと出せないんだよ。  俺はこの先のコントロールルームに行って天井を開く操作をするからさ、  ロックは外で…あの…君らの飛行船」 「フラッター号?」 「へえ、そん...
  • 緑の梢を揺らし渡る風/青き夜空夜明けは遠く
    最終章~緑の梢を揺らし渡る風 《緑は波動。全てを切り裂く力の刃》 例のとおり、ロックが特殊武器を付け替えるのは数秒。 ざっ!と振るわれたその右腕に、ぶぅん・・と鈍い振動音をさせて、光の刃が生まれた。 周囲を薄緑色の光に包まれたエネルギーブレード。 それはたとえ人知の及ばない材質のリーバードの装甲とて難なく切り裂く、強力なものなんだそうだ。 俺は思わず、読みかじった『ディグアウター・その工夫と武器』のあるページを思い出してしまう。 タッ、と軽い靴音を残して、ロックが突進する。 単純で直線的な動きながらいつでも左右どちらへでもよけることができる、バランスのいい足運び。 バスターを連射してエンテの気をそらすことも忘れていない。 エンテの体から飛び出した槍状の突起が雨や嵐のごとくロックを襲い、 振り回した尾の先端を凶悪な棘の塊にして叩きつける。 隙あらば大きく空気を口から取り入れ、青く揺ら...
  • 最終章~紅き落日 オレンジの黄昏時/黄色い月がやがて昇る
    最終章~紅き落日 オレンジ色の黄昏時 『ロック!6時の方向・・・真後ろ!!』 ロールの叫びが暗闇を貫いた。 《赤は紅蓮。逆巻く炎》 暗闇の通路を真紅に塗り替えて、瞬時に振り向いたロックの右腕から炎がほとばしる。 火炎放射と言うヤツだ。 炎と同じ色をした巨蛇が身をのけぞらせ、怒りに全身の棘を逆立てる。 まるで怒ったハリネズミだ! 無数の針はその全てが10mも伸びてロックを床を天井を何もかもを襲いまくった。 その一見まるで避ける隙など無いような針の間を、ロックはどうやってか生き延びる。 光の放射のような針の一本一本を、背をしならせ、足先で回転し、潜り抜け。 炎の残滓で赤く輝く奇妙な空間を、エンテとロックが死のダンスを踊っている。 踊り負けた方が、死ぬダンスを。 《橙は広がりゆく熱。四散し猛る強き爆炎》 ヒュン、と無造作に振り回されたロックの右手から鋭く何かが飛んだ。 寸前まで装着さ...
  • 最終章~Over The Rainbow/大地と光と空気と
    最終章~Over The Rainbow いつかどこかの遺跡の深部で・・・ 私はやけくそになりながら、空になったライフボトルを床へ向かって投げつけた。 「ええい、呪われろっ!」 跳ね返る堅い音がして、とたん、がっしゃがっしゃとリーバードの足音だけがしばし乱れて響いた。 姿の見えない透明シャルクルスの一団体さんがそこに居座ってくれちゃっている。 シャルクルスってのは、人間のように手足があるタイプのリーバードで物凄く好戦的。 大きさは2m前後。ハサミみたいになった両腕を洗練された動きで振り回し、死角からいきなり突進してくるし、 耐久力もバツグン。それの種類のうちに透明で視覚でとらえることができない種類がいる。 最高にやっかいで強力なので有名なリーバード。そいつらがそこでてぐすね引いて待っているってわけ。 ここは、広くて平らなフロアーのほぼ中央にある、一段高い台みたいな場所。 奴らは上っ...
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