2.
bra_in01 142,20 賢者マルタ#bra 474
[少年]
ばあちゃん!
この人から変な土の匂いがするよ!?
[賢者マルタ]
……この人は
ここで育った人ではないのだよ。
ここから遠く離れた所から来た
お客さんだよ。
ささ、ご挨拶は?
[少年]
へえ~……
ハジメマシテ!!
僕はカカ!!
あんたの名前は?
—元気そうな少年だ。
自分の名を告げた—
[カカ]
ふ~ん?
変な名前だね!!
まぁいいや!
これからヨロシクね!
[賢者マルタ]
ほっほっほ……
して、旅の方よ。
ここには何の用で来たのかね?
—昔話や伝承に詳しいという話を
聞いたことを伝えた—
[カカ]
おっ!
うちのばあちゃんが
昔話をたくさん知っていることを
何で知ってるの?
うちのばあちゃんは優しいから、
たくさんお話をしてくれるんだ。
[賢者マルタ]
ほっほっほ……
うちのカカは飽きもせず
毎日のようにワシに話をねだるのだよ。
こんな歳になると、カカのような
好奇心旺盛な子は、
ワシの生きがいじゃ。
[賢者マルタ]
さ、カカ。
今日はお客さんと一緒に
昔話を聞くかい?
[カカ]
いいよ!
[賢者マルタ]
若者よ、何か特に
聞きたいことでもあるのかい?
—幸福が訪れるという、
不思議な睡蓮についての話がないか
聞いてみた—
[賢者マルタ]
睡蓮か……ふむ。
それは遥か昔の話になる……
[賢者マルタ]
ここにまだブラジリスという町が
出来る前の話じゃ。
このあたりには
凄まじい勢いの滝とジャングルを
友達としていた部族が暮らしていた。
[賢者マルタ]
その部族の族長に、
ナイアというとても可愛らしい
娘がいたんだ。
[賢者マルタ]
ナイアはそう、まるでカカのように
好奇心旺盛な娘で、
毎晩母親から神々と自然に関する
話を聞いていたんだ。
[カカ]
わぁ、気が合いそうだね!
きっと僕と同じで
可愛らしいんだろうねえ!
[賢者マルタ]
……話を続けよう。
その母親から聞かされた話に
こんな話があったそうだ。
[賢者マルタ]
空にあるお月さまが
地上の人を愛すると、
その愛を受けた人は
お星さまになって、
お月さまと一緒に空で暮らした。
[賢者マルタ]
ナイアは母親から聞いたこの話を
父親にも教えた。
[カカ]
それでそれで!?
お父さんはなんて言ったのかな!
[賢者マルタ]
愛するナイア、
お月さまが人間を愛すると言う話は
本当のことだ。
だがね、今のお月さまにはこれ以上
人間を愛することはないんだよ。
[カカ]
……?
ナイアはお月さまの花嫁にでも
なりたかったのかな?
[賢者マルタ]
そう、ナイアはお月さまと
結婚できると信じていたのだよ。
[カカ]
それで、ナイアはどうなったの?
[賢者マルタ]
ナイアはそう簡単には諦めなかった。
[賢者マルタ]
それからというもの……
ナイアは毎晩お月さまに一番近い、
高い木に登ってお祈りをしていた。
だがお月さまは何の反応も
見せないまま日々は過ぎていった。
[賢者マルタ]
お月さまに愛されることが叶わず
落ち込んでいたある日の夜だった。
憧れだったお月さまが
湖面に映っているではないか。
ナイアは嬉しさのあまり
湖の中に飛び込んでしまった。
[カカ]
えー!
それでどうなったの……?
[賢者マルタ]
ナイアが再び姿を見せることは
なかった……しかし
お月さまはちゃんとこれを見ていた。
命を捨ててまで自分を愛してくれた
この少女の事を。
[賢者マルタ]
そこでお月さまは、
ナイアを花にしてあげることに
したのじゃ。
[賢者マルタ]
それが今の、
とても美しく神秘的な
ブラジリスの睡蓮というわけじゃ。
このナイアの花は昼間は目立たないが、
夜になると愛の力で
赤く染まると言われておる。
[カカ]
うわぁ、すごーい!
[賢者マルタ]
どうじゃ、若者よ。
面白い話だったであろう?
他にもたくさん話をしっているから、
聞きたくなったらいつでも来ておくれ。
その代わり、可愛い孫と一緒に
遊んでもらうけどね、ほっほっほ。
[
關閉 ]
BRA_2QUE → 2
再對話:
[賢者マルタ]
ほっほっほ、また話を
聞きたいのかね?
[カカ]
こらっ!
いくらばあちゃんがいいと言っても
ダメだぞ!
ばあちゃんが疲れちゃうじゃないか!!
また今度ね!
[關閉]
此時點對話更新:
brasilis 274,148 #bra_girl 139
[遠くから聞こえる声]
ジャシラ!!!!
またどこにいく!!
早く戻ってこないか!!
表情符號 19,"少女#bra
[少女]
どうしても行きたいの!
[關閉]
最終更新:2020年04月29日 23:58