法螺貝のなる頃に５(5-296) - 「戦国BASARAのお館様ｧ幸村ｧ佐助ｪは武田ｶﾜｲｲ」まとめ

「最近、真田の旦那の元気がないね。機嫌が悪いのかな。」
「さぁてどうしたものかのう。拾った物でも食べたのか…」
「あんなに拾い食いはするなと言ったのに…！」
「はっはっはっはっ！！」

「……どう思います？」
「知らぬ。」
「………。」
「幸村は、ひょっとして…。………か？」
「……わかりません。」
「あの日、幸村と話してたのは、白くてグネグネした男だったのだろう？」
「はい。間違いないです。」

「あの白いヤツ、旦那に何を吹き込んだのかなぁ…。」
「真剣そうだったぞ。幸村は顔面蒼白じゃ。」
「………大将よく知らないだろうけど、実はあいつ、織田の将校なんですよ。」
「？　何の話だ？」
「あいつが現れると、…必ず謀反が起こるんです。」
「……では幸村も謀反を？」
「………………。」

沈黙の空白がじんわりと続く。そしてふと途切れた。

…哄笑だった。