◆02. 【スラムの少女誘拐】
今度は沿海州で起こるストーリーを見ていこう。
1986年に刊行された『グイン・サーガ』外伝第6巻
『ヴァラキアの少年』。
貧富の差が激しいヴァラキア公国。
貧しい下ヴァラキア市・ヴェント地区の中でも、
最も治安が悪いスラム街にあるチチア遊郭。
そこに住まう孤児イシュトヴァーンは、
幼少から戦場の盗賊稼ぎやイカサマ博奕で生計を立てていた。
そのようなある日、
スラム街で少女誘拐事件が発生する。
イシュトヴァーンは相棒となった幼い少年ヨナとともに、
さらわれた少女ルキアを探す事になる。
ロマサガの主役の1人・ジャミルのストーリーは
このエピソードが元ネタになっている。
貴族や富裕層が住む北エスタミルと、
追い剥ぎ、ストリートチルドレンら貧困層が住む
南エスタミルとに分かれ、
貧富の差が激しい港湾都市エスタミル。
そこではスラム街に住む青年ジャミルが、
盗賊稼ぎを行って生計を立てていた。。
そのようなある日、
スラム街で少女誘拐事件が発生する。
ジャミルは頼りない相棒の少年ダウドとともに
さらわれたスラムの娘ファラを探す事になる。
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最終更新:2020年04月19日 22:57