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イベント98回復 - (2007/07/16 (月) 01:55:26) のソース
*イベント98回復 **作戦 ・近代道具な医療が出来ない可能性が事前に知らされており、その場合即座に古代、自然の医療で治療を行う事を前提とする。 【地形】 ≪全般≫ ・傷病者は原則として動かさないが 「危険な場所(戦場、破損I=D他の内部、火災現場、ガス中毒や落下物のおそれのあるところなど)」 「応急手当できない場所、安静を保てない場所(手狭なところなど)」 に傷病者が居る場合は、呼吸や顔色に気をつけ、首を曲げ伸ばしさせず、身体をしめつけたりねじったりせず、損傷部に触れないよう、できるだけ静かに移動させる ≪市街地≫ ・近くにある病院や薬局、学校の保健室などの施設を使い治療を行う。 ・手の空いている人員は病院や薬局から治療用の薬品や器具を調達してくる。 【装備】 ・戦闘開始前から、負傷兵の治療のために必要な薬品、器具、人員等を準備しておく。 ≪生薬・薬草≫ <外傷> ・コバノトネリコ(アオダモ)の樹皮から抽出される成分を外傷の消毒に用いる。 ・包帯や湿布、止血帯には芍薬の根をすりおろして塗布する。外傷だけでなく、打ち身等にも効果的。 ・充血による痛みには、トウキを用いる。 ・夏枯草:抗炎症作用があるので外用として口内炎、結膜炎などに使われる。打撲やケガのとき生葉を揉んで患部に貼る応急処置もとれる。 ・車前草(オオバコ):胃腸病、高血圧、強壮などに用いる。外用としては、腫れ物の排膿のため生の葉を蒸して患部に貼る。 ・キラン草:生の葉を揉んででた汁を擦り傷や虫刺されに外用する。 <鎮静> ・精神安定薬として、甘草の抽出物を少量与える。状況に応じ、量を精密に調整する事。 ・鎮静、誘眠薬として、乾燥させたナツメの仁(種の中身にあるゼリー状のもの)を湯に溶き与える。 ・トケイソウを煎じたものを、鎮静薬として与える。 ・ベラドンナ:その成分であるアトロピンは鎮痙剤として用いることが出来る。 ・トリカブト:子根は「附子(ブシ)」として漢方薬に使われている。附子は、鎮痛作用などの薬を作る時に使用できる。 ・当帰:鎮痛、抗痙攣の作用があり、抗炎症、中枢鎮静作用、抗凝血作用、血小板凝集能抑制作用など血に関わる多くの働きがある。体を温め血を増やし血行障害を取り除くため虚弱体質の病気に応用される。 ・センキュウをの根茎を乾燥させ、抽出したものは鎮痛、鎮静剤として効能がある。 <血、血圧関係> ・血圧上昇薬としてオタネニンジン(朝鮮人参)を与え、寒冷地での血圧低下、もしくは失血による血圧低下の補助を行う。 ・但し、失血による血圧低下の場合、必ず輸血を併用し、患者の体力消耗を避ける。 ・アカヤジオウの根には補血、止血、強壮の作用がある為、輸血後の補助として少量内服させる。 ・蒲:止血目的でそのまま又は煎じて服用する。傷口や火傷に直接散布し収斂性止血薬としても用いる。 ・アザミ:動物実験で血圧降下作用が確認されている。止血に関しては新鮮なものの方が効果ある。 ・牡丹:牡丹皮の水煎液は血圧降下作用が認められている。 ・芍薬:主成分には鎮痛、鎮静、鎮痙、抗炎症、抗ストレス、血圧降下、血管拡張、平滑筋弛緩作用の効果が確認されている。 ・カラスウリ:根を浄血に用いる。 <保温> ・低体温の患者には、肉桂(シナモン)を溶いた湯を少量ずつ与え、体温を回復させる。急激な摂取は発汗を招く為、投与量には注意を払う。 <心悸亢進> ・セイヨウサンザシの果実と葉は、強心作用を持つ。細かくすりおろし、少量ずつ内服させる。 ・ジギタリスの葉を温風で乾燥させたものから、強心剤を精製可能。効果が高い為、手術にも使用可能。投与量に注意。 ・ジギタリスの薬効成分である強心配糖体は、有効量と致死量が近い為、投与の際は慎重に量を調節する。 ・トリカブトの球根を灰汁に漬け込み、加熱処理をする事で強心薬として使用できる。 ≪漢方薬≫ ・四物湯(トウキ+センキュウ+シャクヤク+熟地黄) ※熟地黄とは、ジオウを陰干したものを酒蒸しにしたもの。 増血剤として投与する。 【体術】 ≪全般≫ ・リーダーとした数人のグループを単位とした行動計画もいっしょに作っておき、作戦スタート後はこの行動計画に基づいて合理的に行動する。 ・グループを編成する際には、軽症者の治療、重症者の治療、応急処置などの行為の目的別にグループを設置し、隊の構成員はそれぞれの得意分野や技能の高低を考慮した上でグループに編入される。 ・治療を担当するグループとは別に、医療技能の低いものを中心として編成したグループを作っておき、薬品や器具の管理と運搬、負傷者の運搬、器具の消毒などの雑務を行わせる。 ・隊全体のリーダーを決定しておき、全ての作業の進行状況や戦況についての情報がリーダーに集中する仕組みを作っておく。 ・リーダーは全体の作業の進行状況に柔軟に対応し、作業指示や移動指示、グループの再編成を指揮する。 ・話しかけたり、手を握ったりして安心させる。 ・経験の浅い医師は、患者に対し冷静に対処できるよう、鎮痛剤の用意をしておく。 ・咬傷は傷が深く、細菌感染の危険性が高いので気をつける。抗生剤投与する ・飲食ができない場合はリンゲル液や高カロリー液などの輸液製剤を使う。 ・感染症の危険性がなく、血液型を気にしなくてもよい人工血液を輸血に使う(人工血液はhttp://hpcgi2.nifty.com/fakeradio/idwiki/wiki.cgi?p=student の学校施設設定を参照)。 ・輸血用血液が不足する場合は生理食塩水などで代用する。 ・首に外傷のある場合は気道を確保し、板などに乗せて3人以上で輸送する。 ・薬品管理や器具の管理はしっかりと理解のあるものが指示を出してする。適切に用意しておくことによって、治療時間が短縮される ・鎮痛剤は、基本的にどの医師も所持し、余裕があれば救助要員も所持すること。 ・患者が付けているドッグタグから、血液型を割りだす。 ・治療を行う際は出来る限り消毒処置(手など)を行い、雑菌の感染を防ぐ。 ・トリアージを用い、容態に応じて傷病者治療の優先順位を整理する。 ≪蘇生≫ ・人工呼吸・心臓マッサージ・電気ショックありとあらゆる蘇生処置を試みる。 ・今までの戦闘から、蘇生に関するマニュアルがある。 ・「素早い発見」「素早い蘇生処置」「素早い搬送」「素早い診療」の通称「救命の連鎖」を徹底しておく。 ・医療技能保持者意外は、「素早い発見」に尽力し、医療技能保持者が蘇生活動に専念できるようにする。 ≪具体的行動≫ 意識確認 「大丈夫ですか」「もしもし」と問いかけながら傷病者の肩を軽く叩く。 ・意識のある場合は呼吸を確認する。呼吸が十分なようであれば回復体位(傷病者を横向きに寝かせて下あごを前に出し、両ひじを曲げ、上側の膝を約90度曲げ、傷病者が後ろに倒れないようにする)にし、舌根沈下や吐瀉物の肺内誤嚥を防ぐ。観察は続ける。 ・意識の無い場合は気道を確保する。 ・要救助者発見後はその状態を確認し、早急に救助。正気を失っていた場合予め持たせていた鎮静剤を注射、意識を失わせてでも連行する。 気道確保 傷病者の脇にひざまずき、地面(床)にひじをついて傷病者の前額部から前頭部に手を当てる。もう一方の手を下あごの端に当て、持ち上げる。 呼吸確認 ・胸部が動いているかどうか ・鼻や口に耳を近づけ、呼吸音が聞こえるかどうか ・吐く息を顔に感じるかどうか を10秒以内に確かめる。十分な呼吸のある場合は回復体位をとらせる。無い場合は人工呼吸を行う。 2回の人工呼吸 気道を確保し、傷病者の頭部に当てている手で鼻をつまむ。大きく空気を吸い込み、空気が漏れないようにしながら2秒くらいかけて傷病者の胸が軽く膨らむ程度に息を口から吹き込む。胸部が膨らむのと沈むのを確認しながら、5秒に一回の速さで行う。10分以内の処置を目標とする。 循環の確認 ・呼吸をするか ・咳をするか ・動きがあるか を10秒以内に確かめる。これらが見られない場合は心停止と判断し、ただちに心臓マッサージを行う。 心臓マッサージと人工呼吸 1、15回の心臓マッサージ 傷病者を硬い物の上に仰向けに寝かせ、横にひざまずく。肋骨と胸骨下縁の境目を確認し、そこから指二本分上のところに掌を置いてマッサージする。その際に指が肋骨や剣状突起に触れないよう気をつける。掌にもう一方の手を重ね、腕をまっすぐに伸ばし、力がかかるようにして心臓に垂直に力が加わるようにマッサージを行う。マッサージの速さは1分に100回とする。3分以内の処置を目標とする。 2、2回の人工呼吸 を4セット繰り返す。終われば循環の確認に戻り、自発呼吸、循環が回復するまで循環の確認と心配蘇生を繰り返す。 あごを人差し指と中指で上げ、傷病者の鼻を塞いで息が漏れないようにし、息を吹き込む。この際、息が吹き込めているかどうかの確認として他のものにしっかりと胸郭が膨らんでいるか確認してもらう。 ・余計な圧力を骨に与えて折らない。 ・相手が子供の場合は肋骨及び肋軟骨がしっかりと骨化していない場合があるので、力の加減を変える。 出血の多いとき ・清潔なガーゼ、ハンカチなどを傷口に当て、手で圧迫する。 ・傷が酷く片手で圧迫できない場合は両手で体重をかけて圧迫する。 ・それでも止まらない場合には傷口より心臓に近い箇所に当て布を置き、ゆるく布を巻く。当て布と巻いた布の間に木の棒などを差し込み、出血が止まるまで棒を回す。 ・壊死を防ぐため、30分以上連続して行わない。30分以内の処置を目標とする。 ・大きな破片(刃物だと特に)などが突き刺さっている場合、安易に引き抜くと出血が酷くなるので危険。 ・場合によっては抗生剤を投与しながら、止血を待つ。 ・圧迫止血する場合、圧迫しすぎると解放した時に血小板が流れる事があるので注意。 骨折のあるとき ・皮膚には損傷のない場合、骨折した手足が動かないよう、副木をあてて固定する。副木とするのは板や傘、ダンボールなど何でもよい。 ・皮膚が切れてそこから骨折部が見えている場合、外に出ている骨を中に戻そうとせず、傷の上から保護ガーゼを乗せ、傷に触れないように固定する。 火傷のあるとき ・出来るだけ早く、冷水で15分以上冷やす。 ・衣服を着ている場合には無理に脱がそうとせず、服の上からそのまま冷やす。 ・細菌感染を防ぐために清潔なガーゼで傷口を覆うこと、火傷のショックに注意する。 凍傷のとき ・まず皮膚が凍結して白くなっていれば、すぐに融解する必要があります。はじめはプラス20℃の水に1時間浸し、体温で30℃にします。以後、40℃の温水で凍結融解が終了するまで浸します。紅班、水疱の状態や、凍結融解後は、血流をよくするために手ぬぐいを使って温湿布を続けます。 ・化膿する危険性が強くなるため、水疱を破ったり、患部を擦ったり叩いたりしない。 ・凍傷部位の装着品は無理に脱がせず、ナイフなどを用いて裂いて外す。 ・第3度で、さほど症状が重くなければ、抗生物質や副腎皮質のホルモン軟膏を塗るとある程度は治る。 ・全身的な処置としては、この状態だと血糖値が下がっているので、糖分を多く含んだ暖かい飲み物を与える。 AED(電気ショック)を使用するとき ・傷病者にパッドを装着し、傷病者から離れて通電させる。必要があるようならば繰り返す。 ・傷病者が貴金属をつけていないか、汗や水で濡れていないかに気をつける。 **SS+イラスト #ref(http://www24.atwiki.jp/ronnyuuryuu?cmd=upload&act=open& pageid=265&file=IMG_000407.jpg) #ref(http://www24.atwiki.jp/ronnyuuryuu?cmd=upload&act=open& 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