blog-hiroro > 2005年04月16日 > 歴史を反省していないのは・・・・

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 実は「歴史を反省してない」のは日本じゃなく、日本の周辺国なんですよね・・・・。

 ちょっと物知り顔した人間は、ドイツの例を引き合いに出すけど、現在ドイツと協調路線をとる欧州の国々の場合は、「何故ヒトラーが現れたか」「何故、ドイツがナチズムの下、生存権拡大を名目に戦争を始めたか」を、周辺国が「歴史」を顧みてよく理解している。

 ヒトラー&ナチ現象は、即ちWWⅠで「戦勝国」が「ドイツ封じ込め」をやって、ドイツ人の誇りもプライドも生活をもメチャクチャにしたからに他ならない、とw

 毎年毎年支払いきれないくらいの莫大な賠償金科せられて、侵略国家の汚名を着せられ、儲かっているのは「国民だが異民族」と目されるユダヤ人(見た目はドイツ人と変わらないが、インターナショナル(ボーダレス)志向で信用ならない異民族という印象)だけ(が目立った)。

 こうした図式を単純化して大衆運動にすれば、ナチズムの出来あがりである、と。

 ゆえに、欧州ではWWⅡ後、ナチスの「人種政策」関連以外の件について、ドイツ人の尊厳を踏みにじるような態度はとってない。ドイツは「戦争」そのものについては日本と違い講和も結んでいないし、戦争に対する「国家補償」も行っていない。ただ、「ナチズム」の犠牲になった「ユダヤ人」への個人補償については手厚く実施しているが、それだけである。他方、我が日本は講和を結び、サンフランシスコ条約に参加していなかった国々についても個別に共同宣言を出して、謝罪とそれぞれの国に合わせる形で十分な補償もしている。にも関わらず、日本の周辺国の態度といったら・・・・。

 そりゃね、戦争はイヤですよ。誰も戦争なんかしたくない。しかし、時代の制約と幾つかの不運の為にかつて起こって戦争について、しかも「多分なる偏見と誤解」に基づいて歪曲された印象を基に一方的に非難する態度が果たして正しいのか?かつて欧州でそうした態度が何を招いたのか?私達はそろそろ「真実の歴史」に気付くべきではないだろうか。


カテゴリ: [世界情勢] - &trackback() - 2005年04月16日 10:20:37

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最終更新:2005年04月16日 10:24
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