【名前】芥川龍之介
【出典】文豪ストレイドッグス
【性別】男性
【スタンス】マーダー
【支給品】携帯電話@文豪ストレイドッグス 芥川龍之介作品集@現実
【台詞】
「死を惧れよ、殺しを惧れよ、死を望む者、望まるるが故に―――」
「何故だ、何故僕(やつがれ)はあやつを殺すことが出来ない…」
「弱者は死ね、死んで他者に道を譲れ」
【人物】
自身のことを「僕」と書いて「やつがれ」と呼ぶ、主人公の中島敦が所属する「武装探偵社」と敵対する「ポートマフィア」幹部の1人で戦闘能力ではトップクラスと思われる。貧民街出身であり生きる為にマフィアに入り、自分の能力を以って敵対組織に対して殺戮を繰り返してきた。白昼堂々単独で真正面から乗りこんで皆殺しにした上に建物を爆破するなど周りの目はあまり気にしない、それは自分の上司であり恐らくは尊敬していたと思われる太宰治に自分を見てもらい、認めてもらう為であり、愛憎入り混じった…まあぶっちゃけただのヤンホモに見えるが、重傷を負い敵に捕らわれた時に部下の樋口一葉(無能力者で彼から散々パワハラされている)が命を賭けて助けにきてくれた時は照れる素振りをみせつつ礼を言う辺り一応同胞に関しては優しい一面を見せる。
【能力・羅生門】
外套の端を影のように不定形且つ何でも喰らう「黒獣」に変身する異能、悪食でありコンクリどころか空間ですら喰らうことが出来る攻防一体能力でマフィア随一の戦闘能力を誇り「武装探偵社」の国木田独歩ですら「戦うのは御免」と言わしめる程、現にアメリカの能力者組合「ギルド」の有力能力者2名を瞬殺するなど原作でも最強クラスの能力を誇る。しかし影を生み出す為に高速戦闘を得意とする相手には苦手であったり、異能殺しである「人間失格」を持つ太宰には相性が最悪で彼からはぽんこつ呼ばわりされる。
【ロワ内での活動】
1巻の太宰と会話後からの参戦、突然の呼び出しと殺し合いにも最初は驚くものの素直に納得し、参加者である太宰に自分の力を認めさせ主催も参加者も皆殺しにするマーダー路線を取ることになる、しかし見せしめで部下である樋口一葉が爆殺された時は内面ではかなり激怒しているあたり彼女のことをそれなりに大事に思っていた模様。先ずは自分と同じマフィアの一人であり殺し合いを否定しバトルロワイヤルから逃げる為に身を隠そうとした
泉鏡花を元から付けていた発信機を頼りに探し出し、散々言葉攻めして彼女を怯えさせて支給された携帯電話を渡し自分の意のままに操り、鏡花を参加者にぶつけたがぶつけた相手が空条承太郎や
大道克己と言った強者もあって彼女との連絡は途切れてしまう。
「使えん奴」を断じながら彼は行動する。そして最初に見つけたのはしぃ、当初は参加者から「何だ、猫か…」思われていたり、ナデナデされており平穏を保っていたが芥川は躊躇なく「羅生門」で恐怖に怯えるしぃを殺害、この光景を見たしぃの為に奉仕マーダーになってトロンを殺害したギコが「しぃになにしたんだゴラァァァァァァ!!」と怒りの咆哮を挙げて銃を放つが「羅生門」の能力で着弾する空間を喰らうことで飛来した銃弾無効化し、返し刀でただ芥川は「弱者は死ね」としぃの仇を討てずに悔しがるギコを容赦なく「羅生門・顎」を以って噛み砕いた。
キルスコアを二つ挙げた彼が次にあったのは私@こころ、当然マーダーである芥川にとって私は殺害対象であるが、何故か殺戮に躊躇しないはずの彼であったが、芥川の内面からは「自分が彼女を害しては絶対にいけない」と言う感情と強烈な拒絶反応が現れたことで特になにもせずに何故そんな気持ちになったのか疑問に思いながら去った。その後も先生や静やKや先生の妻の母と言ったキャラと出会うも(ちなみに外人は出会う前から死んでいた)私の時と同じ感情が湧いて情報交換もせずに一瞥しただけで去った。まあ住民から「仮にも元ネタ小説家が先生の(史実の芥川は夏目漱石の門下生の一人で芥川の作品である「鼻」を激賞した)文学小説のキャラ殺したらあかんやろ」と散々突っ込まれたと言うメタ的な理由だったかもしれないが…
そんな芥川で在ったが、次に出会ったのは
明智光秀…殺しに厭わない2人は遭遇と共に戦闘に入る、投下された「羅生門と武将(ヘンタイ)」と言う参加者が多くマーダーも多かったオールでもあまりなかったマーダー同士の戦いは辺り一面を砕きながらも激しく、光秀の攻撃を「羅生門」で防ぎながらも「早蕨」や「彼岸桜」などで光秀を何度かくし刺しにする。が、ダメージを受けるも串刺しにされる痛みに喜ぶ光秀はさらにお返しと攻撃を激化する。壮絶な戦いの果てに「羅生門・顎」で光秀を真っ二つすることで芥川が勝利する。そして戦闘を聞きつけてやってきたセラス・ヴィクトリアにも襲いかかるが、ハルコンネンの弾を防いだことに驚いたセラスが吸血鬼の力を生かして逃走した為、空振りに終わる。
そして彼は鏡花を発見する。死んだと思われた鏡花は生きており大道克己によって命を救われ大道と泉京水と行動を共にしていたのだ、そして芥川は鏡花を取り戻すべく3人の前に現れる。
芥川「見つけたぞ、鏡花」
鏡花「あ…あぁ…」
大道「お前か、鏡花が言っていた芥川と言うのは」
芥川「然り…お初にお目にかかる、僕(やつがれ)は芥川――卑しきポートマフィアの狗…この少女を渡してもらいたい」
鏡花をこちらに引き渡せば命は助けると言う芥川、しかし大道と京水はそれを拒絶する。
大道「断る…変身」
京水「克己ちゃんがそういうならこの子は引き渡せないわ、覚悟しなさい!」
\エターナル!/\ルナ!/
それぞれ仮面ライダーエターナルとルナ・ドーパントに変身する大道と京水
大道「さぁ、芥川龍之介…お前の罪を数えろ!」
芥川「罪だと?何を今更―――」
弱者こそが罪だと言わんばかりに芥川は2人に襲いかかる、仮面ライダーWでもエクストリームやファングに対して互角以上に渡り合えるエターナルをもってしても「羅生門」の能力に押され、ルナ・ドーパントから伸びた腕すらも喰らうなど2人相手を押す芥川、すると鏡花が芥川に銃を向けて2人に逃げるように言う、芥川は銃を切り落とすと鏡花を締め上げる。
芥川「外の世界に触れて心が動いたか?…ふん『どん底』を知っているか?」
光も差さない無間の深淵、在るのは汚泥、腐臭、自己憐憫…一呼吸毎に惨めさが肺を焼く、そう自分の能力も鏡花の能力も所詮殺しの為の能力、それ以外になんの価値があるのだろうか?それが理解してないのならば無価値だ、無価値になんの意味もない――ただ死ね!その信念の下に生き続けた芥川、そのまま鏡花を殺すと思われたが復帰したルナ・ドーパントの攻撃が鏡花を締め上げる手を撥ね退け、飛ばされた鏡花を大道が受け止める。
芥川「解せぬな、僕(やつがれ)と同じような傭兵風情が何故彼女を庇う?夜叉白雪は殺戮に特化した能力…だから与えてやったのだ、彼女に生きる居場所を…それとも彼女を配下にするつもりか?」
大道「ふん、誰かに生きる価値があるかどうか決めるは彼女自身だ、貴様如きが勝手に決めつけるな」
2人とも復帰はしたものの尚芥川の優勢であり、「羅生門・獄門顎」を以って大道を屠ろうと―――――
鏡花「夜叉白雪!私の敵を倒して!」
芥川「ガハッ…『夜叉白雪』…ば、馬鹿な…」
芥川の体から生える一刀、鏡花を知る故に油断していた、鏡花の能力である「夜叉白雪」は彼女自身の手では扱えず自分の手で操っていた、だからこその油断
鏡花「2人が傭兵だって知っている…だけどあの人たちは私に『希望』を教えてくれた!」
致命傷を負ったことで「羅生門」の精密なコントロールが出来なくなったが芥川は激昂し鏡花を屠ろうとする、がその隙を大道が見逃すはずもなかった。背後を見せたエターナルの必殺技である「エターナル・レクイエム」が放たれた、それを防ごうとするも傷が元で「羅生門」の発動が遅れ、なんとか張れた防御も打ち砕かれて強烈な一撃が芥川に直撃する。
大道「『どん底』を知っているなら、その下のさらに深い「底」へと送ってやろう…さあ、芥川―――地獄を楽しみな!」
変わることを拒み闇に居場所を見出だし生きる男が、同じく闇に生きたが彼なりの光を求め、鏡花の出会いで変わろうとした男の手に拠って討たれたのはなんという皮肉だろうか…
最終更新:2014年12月05日 01:27