【名前】 テリー・ボガード
【出典】 餓狼伝説(ボンガロ)
【性別】 男
【年齢】 22歳(ゲーム「餓狼伝説2」時点)
【台詞】 「男なら拳ひとつで勝負せんかい!」

【人物】
危険な街・サウスタウンを舞台とした格闘ゲーム「餓狼伝説」のコミックボンボン版コミカライズ「ボンボン餓狼伝説」における主人公。
……なのだが原作のテリー・ボガードに比べてやることがどうにも汚く、別人とみなされることが多い。
詳しくは「ボンボン餓狼」や「ボンガロ」関連のページを"激読"してくれ!

【本ロワの動向】
義父の仇・ギース・ハワードを倒した後(ゲームで言う餓狼伝説1終了後)から参戦。初めてきたけどいい街 (とこ)じゃないの、とバトル・ロワイアルという異常事態にも動じずにいた。
そんな中同じく参加者・自称小学生のひでに出会う。ひで自身がOP(ゲーム説明会場)で喚いていた事もあり、テリーは声を掛けようとするも、他でもないひでに遮られる。
「おじさんやめちくり~(挑発)」
ひで自身は「襲うのをやめちくり~(懇願)」と言うつもりだったのだが、テリーの下半身がピチピチのジーンズ・紐過多のプロレスシューズと今一しまらなかったため、つい舐めてかかったのであった。

「わたしは許しませんよーっ!」

元々血の気が多いテリーは当然激怒。サニーパンチ、パワーウエーブアラウンドでひでをボコボコにする。ここら辺に関してはひでの項目も読んで、どうぞ。

運悪くひでに逃げられてしまい、若干苛立つテリー。が、彷徨っているところに血の臭いを感知。
シリアスな面持ちで臭いを辿った先にあったのは、血みどろで既に事切れていた八犬伝の面々、血に塗れながら佇むオルステッド、同じく血塗れで高らかに笑うバルバトス・ゲーティアであった。
その残虐さにプツンときたテリーはバルバトスに奇襲をかける。が、冷静さを失っていたのが仇となり、逆にボコボコにされる。
窮地に追い込まれたテリーが決死のパワーゲイザーを地面に放つことで場は崩壊、バルバトス達を見失うものの九死に一生を得ることとなった。

ボロボロとなったテリーだったが自らの技「鋼霊身」で体力を全快、何事も無かったかのように立ち上がる。その後、何やらざわざわやってる伊藤開司とピッピ(ギエピー)の2人(1人と1匹)と遭遇。
聞けば互いの支給品である蛙チョコレート(@ハリー・ポッター)にバイバイン(@ドラえもん)を使い、売り放題&食べ放題をおっぱじめるというものであった。
この妙案にテリーもあやかり、増え続ける蛙チョコに舌鼓を打つ。コロコロ代表とボンボン代表の邂逅は、穏やかに済むかと思われた。
ところが、グラーフにより洗脳された土井半助が突如襲撃。四方八方から絶えず忍具が飛んでくる状況に一同は混乱。空中殺法か!とテリーは驚愕したが、多分違うと思う。
結局ちりぢりばらばらとなってしまう一同。悔しさに唇を歪めるテリーの魂の叫びが響き渡った。

「武器なんて小汚え手を使いやがって……男なら拳ひとつで勝負せんかい!」

災難続きながらも放浪を続けるテリーであったが、事態はまた急変。天海春香を殺害後、オルステッドと一旦別離したバルバトスの姿が眼前にあった。
後ろ姿を確認するや否や、支給品であった虐待おじさんの植木鉢(@真夏の夜の淫夢)を投擲。が、バルバトスに気取られたために回避され、植木鉢のみが粉々に。

「かーっ、惜しい!もうちっと……」
「生かして帰さんん!」

先程とは違い冷静さも備えたテリーは、格上のバルバトスに打ち勝つ秘策を思いついていた。それは遠方から走行音が聞こえる戦車の活用。戦車も合わさればこの暴漢だって倒せる。
一見後退するように見えながら戦車に近づいていくテリー。後退が気にくわないバルバトスに度々吹き飛ばされながらも、遂に戦車に辿り着いた。
搭乗者の西住みほを言いくるめ、奪いもとい借用した戦車で突撃、反撃ののろしを上げる。しかしその行為は裏目となった。
「アイテムなぞ使ってんじゃねえ!微塵に砕けろっ!ジェノサイドブレイバー!」
アイテム使用で琴線に触れたバルバトスが放つ立て続けの術で吹き飛ばされ、予想外にも戦車は大破。テリー自身も頭から血を流し、満身創痍に。
そんなテリーに対しても容赦無く、術の直撃・斬撃・打撃は容赦なく浴びせられる。雌雄は決したかのように思えた。

が、狼は死んでは無かった。自らを踏みつける足を掴みながら、テリーは立ち上がる。その眼からは未だ闘志が消えていない。
「貴様はぁ、俺の最高の玩具だったぜぇ!」
「なにが玩具だ てめえの玩具はでたらめだよ」
尚刃向かおうとする姿に満悦するバルバトス。メンチを切りながら再度鋼霊身を発動し、殴りかかるテリー。拳と術の応酬が再び繰り広げられる。
鋼霊身でも回復が追いつかない程のダメージを負いながらも、テリーの拳が遂にバルバトスを捉えた。

「うおおーっ スーパーバーンナックルーッ!!!」

戦車をも破壊する威力を持つ拳をぶち当てる。流石のバルバトスもたまらずに吹き飛ばされ、血を噴出しながら地面に叩きつけられる。テリーの逆転勝利が決まった瞬間であった。
この致命傷なら最早暴虐は出来ないであろうと判断したテリーは、虫の息のバルバトスを放置し立ち去る。なお西住みほの事はもうすっかりと忘れていて、結局再会することはなかった。

バトル・ロワイアル特有の制限が鋼霊身に引っかかったのか、回復もおぼつかない。取りあえず休憩できる場所を見つける為あてもなく彷徨うテリー。
岬周辺をふらついていた時、再び強烈な血の匂いを察知。そして無造作に散らばる肉片、臓物、骨片といった、最早原型が残っていない死体を不運にも目の当たりにしてしまった。

そのショッキングな光景に流石のテリーも嘔吐。うずくまる彼に、残虐行為の主犯である男が、口元を血肉で赤く濡らしながら近づいていく。
男は、かつてベジータと呼ばれていた者。バビディによる洗脳、月打の影響を一身に受け、いまや食人鬼と化した名も無き魔人であった。
会場中上位の戦闘力を持つ魔人と、消耗しきったテリーじゃ戦力の差は歴然。片腕を切り落とされ、光線で焼かれと一方的に嬲られ続ける。
このままだと自分は負けて殺されるだろう。脳内で彼らしくもなく生への諦観を浮かばせるテリー。だが、自分は狼だ。狼はみすみす喰われる存在ではない。どうせ喰われる位なら、と自決を決意。

「こいつの使い道はまだあるぜーっ!」

自らの血による目潰しで攪乱させ、最後の力を絞ってのパワーゲイザーを足元に放つ。魔人の視界が晴れたころには、岬の先端が忽然となくなっていた。

足場を崩して海へ真っ逆様に落下するテリー。義弟のアンディ、仲間のジョー、ついでにダックにサウスタウンの平和を託しながら、伝説の狼は息を引き取った。



拳一つを謳っておきながら植木鉢を投げつけたり、挙句戦車で突撃をかけているが、本来彼はこういう奴なので安心してほしい。
余談だが彼らの放ったバイバイン蛙チョコはその後も増殖を続け、終盤にはエリア一つ分に蛙チョコ軍団がひしめき合っていたという事態も生じている。

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最終更新:2015年05月10日 17:06