【名前】ウィリー・ウォンカ
【出典】チャーリーとチョコレート工場/
オールジャンルロワ
【性別】男
【支給品】ウォンカチョコ×1ダース@チャーリーとチョコレート工場、白のスクール水着@現実?
【人物】
『チャーリーとチョコレート工場』のもうひとりの主人公。演じるはかのハリウッドスター、ジョニー・デップ。
「天才ショコラティエ」や「チョコの魔術師」などと呼ばれる世界的お菓子工場の工場長。
善悪の区別がない子供じみた性格の持ち主で、一般人とは感性がだいぶズレてる変人。
子供が嫌いなのか後述の工場見学ツアーに招待した子供たちがトラブルにあっても心配する素振りを見せない。(これは死人・怪我人は出ないとわかっていたからかもしれないし、そもそもトラブルを起こした子供たちの方に問題があるのだが)
他にもスパイによって極秘のレシピの情報を漏らされた事をきっかけに従業員(主人公チャーリーの祖父含む)を全解雇し、従業員を小人のウンパ・ルンパに差し替えるなど人間不信にも陥っている様子。
生まれは歯科医の家だったが、お菓子を全否定する父親に反発して家出し、お菓子工場を建設した。しかし老いを感じ取った彼は、自分の死後の工場の行方を心配し、工場の後継者を探す為に金色のチケットを当てた5人の子供を工場に招待したというのが映画のストーリーラインである。
参戦時系列的には主人公のチャーリー・バケットを含む5人の子供を工場に招待する前からの参戦のようである。
【元ロワ(オールジャンルロワ)での動向】
スタンスも定まらぬ内に演じる人が同じのスウィーニー・トッドに襲われるも、自分以上にぶっ飛んでるデップーさんことデッドプールに「俺ちゃんも『デップー』だから、Wデップーだな!」とわけのわからないことを言われたりしつつ、助けられる。
しかし、デッドプールを奇妙だと思って同行しなかったのが祟り、ゼロ@DOD3(Cエンド出身で発狂+自暴自棄状態)に心配して声をかけたところ、首をはねられて死んでしまうという悲惨なものだった。
何がなんだかわからないまま殺し合いに招かれ、何がなんだかわからないうちに殺された彼だが、彼の作ったチョコの方は無事に生還した定春によって銀さんの手に渡り、銀さんを「とびきり甘い」幸せに包んだという。やったね!
【本ロワでの動向】
彼の動向を一言で示すならこうなるだろう……
空気
えー、結論から先に言ってしまったが、まずは彼の本ロワでの軌跡をご覧いただきたい。
一度死んだはずが、もう一度生を受けて殺し合いに巻き込まれてしまったウォンカ氏。
そんなウィリー・ウォンカのスタンスは『子供は優先的に保護、しかし大人は殺す』である。
子供嫌いに定評のあるウォンカ氏が何故子供を優先保護することに決めたのか、それは前回の殺し合いで彼の出会った大人キャラは奇人変人ばかりであり、自分を殺害したゼロ(DOD3)の容姿が白髪頭だったことに加え、顔をはっきり見る前に殺されたため、彼女を老婆と誤認しているのである。(彼女はいちおう永遠の17歳なのだが……)
これに、歯科医の父や情報漏洩したスパイへのトラウマも重なって「子供は嫌いだが、大人はもっと嫌い」という思考になってしまったのだ。
せめてチャーリーとバケット家との交流をはたした頃からの参戦だったら、こんな物騒な思考は抱かなかっただろうに。
そんな彼が最初に出会ったのが……よりにもよって、
エリック・カートマンである。
悪ガキ・マザコン・差別主義者のデブで、協調性も戦闘力もほぼ皆無という同行者としては最低の部類である。
いちおう子供なので保護するが、ウォンカ氏としては正直気に入らない様子。
カートマンもウォンカが支給品のウォンカチョコをくれてからついていくだけで、仲間意識などの感情は一切持ち合わせていなかった。
そんな二人が次に出会ったのは
飛行ロワでのマーダー作成人である火の鳥との問答のせいで精神不安定な状態だったアンパンマンである。
マーダー化した後だったら二人ともこの時点で終わってたね。
ウォンカとしては彼が大人か子供か微妙なラインであり、だいぶ心がガタついてる様子だが、直後に現れたNPCの巨人をアンパンチでお空の彼方まで殴り飛ばす戦闘力を持っており、ウォンカたちは保身として彼を同行者として迎え入れ、保護してもらうことに。
その後はNPCの巨人やマザーレギオンが各地に放ったソルジャーレギオンの相手をアンパンマンに任せつつ、生き残るも他の参加者との出会いに恵まれないまま、ファミマに到着する。
そんななか、アンパンマンによると今参加者の間ではスク水が流行ってると聞いたウォンカ氏は……
ウォンカ「子豚君(カートマン)以降、なかなか子供を保護できないな…
よし、スク水に着替えよう」
カートマン(なんでだよ…)(ウォンカチョコ食べながら)
……と、支給品の白のスク水を着ることになった。
演じる人が映画の役によって千差万別に姿を変えるとはいえ、ジョニー・デップの白スク水姿は見とうなかった……
当然、カートマンからは白い目で見られた。
アンパンマンは他の世界にはこういう文化もあるんだなぁと誤解した。
読者の反応も今まで多くの参加者がスク水を着た中で、これが一番インパクトがあったとのこと。
そうしてファミマの外で子供を待つウォンカ氏。
ファミマの中では子供のカートマンに対して同行者の大人(ウォンカ)より保護者していたアンパンマンさんの一幕があったりする。
しばらく待つと、子供の参加者であるまるちゃんと刹那とその一行が会話しながら歩いているのを捕捉。
この時、元のロワを考えるとかなり感動的な会話が織り成されていたが、そこに水を差すように現れるウォンカ氏。
白塗りスク水で、しかもお日様の下でずっと待っていてので汗で濡れてちょっと透けてるというオマケつき。
そんな出で立ちだったから、子供を狙うロリコンショタコンのヘンタイと思われ、刹那の同行者であったルサルカからの鉄拳を顔面に食らうウォンカ氏。
そして気絶。
騒動を聞きつけ、彼に同行していたアンパンマンたちがこれに対して刹那たちに謝罪した。
なかなか気絶から覚めないウォンカ氏。
その間にファミマがソルジャーレギオンの大集団の襲撃を受けて発生した火事で炎上し、やむを得ず放棄することに。
さらに(主に大食いのカートマンのせいで)支給された物やファミマで手に入れた食料が尽きかける事件が発生するも、ウォンカ氏をこのまま連れて行くのは難しい。
怪力のアンパンマンなら運ぶのは簡単だが寝ている彼を抱えている間は手がふさがってまともな戦闘ができなくなってしまう。(雑魚であるソルジャーレギオン相手にファミマを守りきれなかった理由がこれ)
酷い言い方をすると一行のお荷物になってしまったウォンカ氏。
こんな役立たずのヘンタイ放っておこうぜ、と血も涙もないことを言い出すカートマンだったが心優しいアンパンマンが彼を見捨てるわけもなく、さりとて目が覚めるのを待っている余裕はなかったので、やむを得ず適当な民家を探して、その民家の床下に隠すことに。
時が経てば目が覚めるだろうし、食料を確保できたり、隠れている場所が禁止エリアになればすぐに戻ってくるつもりでアンパンマンとカートマンは民家を後にする。
しかし、アンパンマンとカートマンがその民家に戻ることは二度となかった。
そして床下に隠された気絶中のウォンカ氏はこの後に起こる
新生SOS団と勇者組+αVS
ノヴァ一派と多くの魔王による大激戦と感動を見せた無限城の決戦
ミラスを救いに来たアッコ組と、ビシャス・ディセプティコン・カーズ・セリュー・星人たちマーダーらの熱く、そして悲愴な結末を迎えたレッドドラゴンビルの大乱戦
フレイヤによる悲劇を多く生み、後に主催他の大決戦でも大きな意味を持つようになる驚異の浮遊大要塞・ダモクレスの出現
全てを滅ぼしかねない小保方マザーの顕現とそれを打倒せんとする対主催連合軍・同盟軍と、それぞれの思惑で小保方マザーを撃滅もしくは利用しようと企むマーダーの介入まで入り、絶望的な戦いを描いた大戦争・小保方マザー包囲網作戦
上記の大きな戦いほどでないにしろ、笑いあり涙ありの多くののサブイベントもあった。
脇道にも
オールリピロワという物語を彩る数々のドラマがあったのだ。
……ところが、ウォンカ氏はこれらのイベントを気絶していてまさかの 総 ス ル ー
。
起きた頃には殺し合いは終盤に差し掛かっており、対主催と主催との最終決戦が始まろうとしていた頃だった。
なお、アンパンマンとカートマンの死すら、放送を聞き逃したので知らない始末。
死を悼んでもらえないので、見捨てようとしたカートマンはまだしもアンパンマンが報われねぇ……
気絶から覚めたウォンカ氏。
アンパンマンが残した書置きではすぐに戻ってくるとあったが、二人ともいつになっても帰ってくる様子がないので仕方なく民家の外に出る。
外に出ると空はこの世の終りのような色をしていて、街中は今までの戦いの余波で瓦礫だらけ、会場の中央にはやたらと大きい大樹がいつの間にか生えている。
この殺し合いで何が起きてるのかわからないまま、ウォンカ氏は歩き出した。
生き残ってるのは自分だけじゃないのかと疑うほど参加者はだーれもいなくなり(みんな主催の本拠地に行っているので)、とぼとぼ歩いていると……どこかで見覚えのある変な赤い覆面の男が目の前に現れ。
「ねえねえ!せっかく投票してもらえたのに、碌に活躍できなくてどう思う!?どう思う!?(ピョンピョン」
と、意味もわからないことを言われながら嘲笑われたが、参加者がまだいたことにはちょっと安堵した。
スタンスは『大人は殺す』んじゃなかったのかって?
最終決戦仕様であり、ガチすぎる赤い覆面の男の装備を見て、そんなスタンスはゴミ箱に捨てました。
見た目も言動も狂ってた赤い覆面の男だったが、割と親切な人だったのか戦闘力のないウォンカ氏に対して「あの峠を越えれば俺ちゃんたちがさっきまで使ってたアジトがあるから戦いが終わるまでそこで隠れてな」と教えられ、アジトに向かうことに。
なお、赤い覆面の男はその後に、これまた見覚えのある気がする白髪の少女にツッコミのドロップキックを喰らい、何やらガミガミ言われてたがウォンカ氏は自分には関係ないと一人アジトに向かうことに。
なお、この後に対主催と主催との間に数多の平行世界の命運をかけた戦いが繰り広げられるのだが、ウォンカ氏はそのことを知らない。
覆面の男は時間がなかったのでそんな重大な話をウォンカ氏にしている暇はなく、たどり着いたアジトももぬけの殻だったので、現状を説明できる人間は誰ひとりいなかった。
ちなみに彼のような戦闘力を持たない一般人である磯野家は進んで戦いに参加して主催の施設破壊を手伝い、
キングに至っては破格の力を持つ主催の一人を口だけで足止めする大金星を挙げていた。
その他、戦意や戦闘力を持たないもしくは喪失した一部参加者などは傍観に徹していたが、それでも世界の命運を握る戦いを固唾を飲んで見守っていた。
しかし、最終局面まで生き残った参加者の中で唯一、ウォンカ氏だけは最終決戦に一切絡まなかったのである……
これなら同じ空気でもキャラとの絡みが多くあり、最終決戦に出れた分だけ某正規ロワの青狸や
厨二ロワの死神代行がマシだと言われる始末のウォンカェ……
で、アジトに引きこもっていたので何が起きていたのかわからないまま戦いが終わり、会場が崩壊する前に宇宙戦艦ヤマトにサルベージされ、何がなんだかわからないまま生還し、彼のロワは終わった。
そして迎えた
エピローグ。
ここはチャーリーとチョコレート工場の世界。
いいところがなく、意気消沈するウォンカの後ろでウンパ・ルンパが歌って踊っている。
♪ウィリー・ウォンカ、ウィリー・ウォンカ、天才ショコラティエ
♪おかしなゲームにまたまた巻き込まれ、またまた活躍できなんだ
♪なんでなんだなんでなんだ
♪それは投票者が責任持ってかきこまなんだから
♪恨むならソイツを恨むんだ
と、その中に赤い覆面の男が混じっているが、たぶん気のせいだ。
参加した二つのロワを通して物語の本筋に絡まず、脇道においても大したドラマも生み出さないまま、不名誉な空気生還をしてしまったウィリー・ウォンカ。
え? 空気でも生還できただけマシだろって?
ところがギッチョン、実はエピローグにおいて彼はオールジャンルロワからオールリピロワで生還する間に元の世界ではかなりの時間が経過しており、彼が失踪している間に『金のチケットが当たった子供たちを工場に招待する』企画がお流れになってしまっていた。
おまけにロワで生まれた「子供も大人も嫌い」思考により人間不信もより強くなり、何より二つのロワに参加させられた精神的疲労が濃く、工場招待のような企画はしばらくやらないようだ。
転じて彼の運命を変えるハズだったチャーリーとバケット一家との出会いや交流を果たせる可能性がなくなり、父との和解も絶望的になると示唆されている。
つまり彼のエピローグは地味にバッドエンドなのである。
得るものもなく、死ぬとか悲惨な目に会うとは違った意味でロワに参加させられたこと自体が不幸であると言える男、ウォンカ。
彼にとってのロワがなんたるかを味で示すなら、甘くなく、苦くもなく、しょっぱくも辛くもない、食べたことを損するようなひたすら無味乾燥な味わいでなのであろう。
【称号:新発売! ロワチョコ 空気味】
最終更新:2024年01月16日 12:22