【名前】キョン
【性別】男性
【出展】涼宮ハルヒシリーズ
【支給品】 アナザーウォッチ(鎧武)@仮面ライダージオウ、ナイフ@現実
【スタンス】対主催…?

【本ロワでの動向】
登場話でいきなり横浜駅@横浜駅SFの自動改札の群れに襲撃される。哀れ登場回退場となると思いきやそこに現れたのはフェイスレス。
颯爽と現れた彼はその『分解』能力でキョンの危機を救った。
こうして、名簿で涼宮ハルヒの名前を確認すると彼女、及び協力者を求め歩き出した。
その道中である。馬の頭を持つ男、赤兎馬とさえないメガネ男子、志村新八と出会う。
「あれ、銀さん…?」
言わずもがなの声優ネタである。情報交換の後、このおかしなタッグと別れ
次に出会ったのがナポレオン組だった。先程のタッグ以上に濃いいキャラにツッコミを入れたりしながら
原典のような「やれやれ」な時間を過ごす。

そんな彼に転機が訪れる。探し人である、涼宮ハルヒのカチューシャの欠片と肉片を見つけたのだ。
状況を受け入れられないキョンだったが、追い打ちをかけるように放送でハルヒの名が呼ばれた。
ここから、彼の精神は次第におかしくなっていくことになった。
ふらふらと歩いていると、新八と赤兎馬、そして新八の姉である志村妙、ボラーと出会う。
近くにあったグルグルダシトール、そしてボラーが持っていたスモールライトにより
彼らがハルヒを殺したと思い込んだキョンは支給品である、アナザーウォッチを取り出す。
(ジオウ本編のアナザーウォッチはタイムジャッカーの契約が必要であり、
倒すには同じライダーの力が必要だがこのロワでは主催の技術でなくなっている)
「変身…!」
その身に纏われるのは枯れた蜜柑の木を思わせる鎧。
アナザー鎧武となったキョンは手始めに新八の首を折り、殺害する。
しかし、自身は戦闘の素人であることを自覚しているA鎧武=キョン。
1VS3では無理があると判断し、この場から逃走。
弟を殺されたことで烈火のごとき怒りを滾らせ、キョンを追う妙。
仲間である新八の仇を討つため、ボラーと赤兎馬もそれにつづいた。

実はこれも作戦のうちだった。ボラー達3人を爆弾が仕掛けられた倉庫に誘い込む。
赤兎馬とボラーはキョンの意図に気づくものの、確証が持てない。
誘爆を起こす、柿や火花が出る大技を使わずキョンを相手にする二人。
そこへ人吉爾朗と響裕太、ミルドレッドが救援に現れる。
何も知らない、裕太=グリッドマンはグリッドビームを放つ。
しかし、その大技をアナザー鎧武の能力である亜空間干渉により避けた。
結果、その倉庫は爆発炎上。死傷者を多く出した。
そうして、まんまと逃走に成功したキョン。
(仇はとったか……いや、全員殺せたとは限らねえか。少し経ったら、元に戻って探りを入れてみるか)
キョンは気づかない。本当の仇は馬組ではなく礒野波平であることを。そして、本人はもうこの世の者ではないことを。
そうして、森の中で気絶した赤兎馬と疲れ果てて座り込んでいる妙を見つける。
これをチャンスと見たキョンは手にしたナイフで2人を仕留めようとする。

と こ ろ が

度重なるストレスが積み重なった結果、いろいろと爆発した妙が衝動のまま気絶状態の赤兎馬をバット代わりにし
キョンを場外ホームランしてしまったのだ。
このシーンはまさに、銀魂本編でシリアスからギャグに移り変わる瞬間そのもの。
読み手たちの脳内で、その場面が空知(ゴリラ)絵で再生されたのは言うまでもないだろう。
閑話休題。弧を描き、飛んでいくキョン。そしてそのまま、会場内施設であるとしまえんへとまっしぐらに飛んでいき…
会場内にあったオリ@水ダウの屋根に旧時代のギャグアニメよろしく大きな人型を作り、派手に突っ込んだのだった。
しばし気絶したのち、オリから脱出し再び歩き出す。
残党の殲滅に向けボロボロならトドメを刺しに、ピンピンなら追跡して侵入のチャンスを狙うキョン。
2人とも軽傷である様子なので、追跡を選択。のち、合流した。
そのうちに仇の相手を間違えていたこと、その仇がもういないことを、そしてすべては無駄な行為だったことを知る。
そのことで完全に精神が崩壊したキョン。手持ちのナイフを首に向けようとした瞬間…

「何やっとんじゃお前はァァァァァァァ」

妙の拳がキョンの顔面にクリーンヒット。そう、メリコミパンチをされたのである。
ぶべら、と間抜けな声をあげキョンは地面にひれ伏す。
「死なせてくれよ、あんた俺が憎くないのかよ……」
心身ともにぼろぼろの状態で、キョンは言う。
そんな彼を妙は激しく叱咤した。
その時。突如として項羽とローンが襲撃。項羽により、赤兎馬が斬り殺されたのである。
キョンはとっさにアナザー鎧武に変身し、妙を庇う。結果、妙は軽傷で済むもキョンはボロボロと言っていい状態に。
しかし、妙の弟…新八やその仲間の命を奪った罪滅ぼしの為にキョンはローンへ向かっていく。
攻撃の手を緩めない、項羽とローン。それに身体を貫かれながらも亜空間移動能力で2人を禁止エリアに引きずり込もうとする。
しかし、仮面ライダーに変身したとしても2人は一枚上手。すぐに対策を練られ、返り討ちにあってしまう。
それでも、妙だけは何とか逃がそうと奮闘するA鎧武=キョン。

「こうやって戦場で美しいもの、そして守ろうとしたものが無残に潰される感じはもう…」

ローンの声で顔をあげると、そこにはローンにより無残に殺された妙の死体が転がっていた。
結局何もできなかった…その絶望に支配されていると項羽が後ろから斬りかかってくる。
鮮血をまき散らし、絶望の表情を浮かべてキョンの意識はあっという間にブラックアウトしていった。

「ちょっとキョン、起きなさいよっ!」
聞きなれた少女の声で我にかえる。周りを見渡すと、ここはSOS団の部室だった。
「ハルヒ、お前生きていたのか…?」
混乱するキョンを、ハルヒは何言ってんのよと笑い飛ばす。
「そんなことよりね、キョン。このSOS団に新人団員が来たのよっ!」
びしっと指さす先には新八と妙、そして銀髪の男…坂田銀時がいた。
(ああ、確かに俺に声が似てるな)
そう考えている間にさっそく大騒ぎが幕を開ける。
そんな喧騒を見ながら、キョンはいつもの溜息をついた。

―やれやれ。

最期の夢を見るキョンの表情はいつの間にか、穏やかなものになっていた。
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最終更新:2024年01月19日 22:50