【名前】うまみちゃん
【性別】女性
【出典】うまい棒(やおきんの公式キャラ)
【架空学園3におけるロール・設定】
うまえもんの妹で身長は153センチで8等身である。頭にはうまい棒をモチーフとした20センチの帽子を被っており、腰まで伸びる長髪を携え、細い体型である。明るく素直な性格だが、冷静さを欠く一面もある。兄である「うまえもん」のことを好いている。
までが原作と同じ設定。
架空学園3世界はバーニッシュが引き起こしたとされる世界の人口の半分が焼け死んだ世界大炎上設定があるため、帰国子女設定は消えている。
一生徒としては教師のエレンが顧問を引き受けている女子野球部に所属しており、親友のピンキーとはバッテリーを組んでいる。
なお、架空学園1・2には登場した明確な亜人・獣人も(表向きは)存在していないことになっているので兄であるうまえもんの種族も人間であり、灰色のドラえもんみたいな被り物をして、実家の商品であるうまい棒の宣伝活動を行っているという設定である。
また、妹がブラコン気味なら兄もシスコン気味であり、学園の珍事であるドスケベ革命未遂事件の際はマジギレしていた様子。
生徒U「お兄ちゃんにその事件の話をしたら、発狂したドラえもんみたいな顔をして妹に手を出したらぶっ殺してやると言ってました」
【今ロワでの動向】
上記の通り、素直で明るい性格な彼女であるが、ロワという異常事態に冷静さを欠いてしまう。
殺されたクラスメイトや教師の死で、主催への憤りを感じるよりも、圧倒的な恐怖の方が勝ってしまったのだ。
そして最初に遭遇したのは親友であるピンキー……無防備で完全に油断しきっていた彼女を支給されていた拳銃のデリンジャーで撃ち殺してしまった。
親友の裏切りに嘆くピンキーに対し、うまみちゃんは震え声で返した。
うまみ「ごめんなさいピンキーさん……でも、どうしても私大好きなお兄ちゃんに生きて会いたいんです!
アスナさんや
KMRさんみたいな死に方は嫌なんです!!!」
生き延びるためとはいえ、親友を撃ち殺してしまった事実と罪悪感から涙を流すうまみちゃん。
しかし最大の親友を初っ端殺したことでもう後には引けないと思い込ませ、例え仲が良かったクラスメイトや教師を見かけ次第殺す覚悟を決めさせてしまった。
また、ピンキーから彼女が身に着ける暇がなかった支給品の防弾チョッキを奪い、いまだに人殺しで震えている手を抑えながら次なる獲物を探すことに。
そして次に見つけたのが心優しき女子野球部の顧問であるエレン・ベーカー先生であった。
うまみちゃんは見敵必殺で彼女に襲い掛かったが、うろたえ弾のせいか掠めるだけで大したダメージを与えられず、また弾を1~2発発射ごとに装弾しなければいけないデリンジャーの都合上、もたついている内にエレン先生に逃げられてしまった。
ピンキーの時と同じく、殺し合いに乗ってしまった自分を見るエレン先生の顔は非常に悲しげで、うまみちゃん自身もそれが辛かったが、逆に言えば彼女に自分を殺せるだけの気概はないと判断し、絶好の獲物であるとも判断して追跡を続行する。
しばらく追跡してエレン先生を袋小路に追い詰めたうまみちゃん。
……だが、エレン先生の様子がさっきと比べるとかおかしい。
木製バットを片手に自分と戦おうとしている。
それでも自分の武装は飛び道具と防具がある分だけ有利であり、装備の差で絶対に勝てると自負があった。
覚悟は完了し、あとは引き金を引くだけであった。
しかし、その見誤りがうまみちゃんの結末に繋がった。
エレンがバットを振り、地面に落ちていた小石を打つ。
それは細身のエレンからは想像もつかないくらいの剛速球で飛んできて、うまみちゃん拳銃を握る腕の骨ごと手で割ったうまい棒のごとく粉砕させた。
何が起きたのかわからないうまみちゃんはパニックに陥りながらも逃げることを選択。
そんな彼女よりも早くエレンは肉薄し、彼女の腹にバットをフルスイングした。
本来なら衝撃に耐性がある防弾チョッキを装備しているため、少なくとも木製バット程度の威力なら即死だけは確実に避けられる……はずであった。
うまみちゃんの体は、一瞬のうちに地上から離れ、上空を飛んでいた。
実はエレンは最初に取り逃がした後に優勝を狙っている馬場と接触しており、その馬場は愛する生徒に襲われて精神が揺らいでいたエレンに優勝すれば死んだ生徒も元に戻ると吹き込んで殺し合いに乗らせてしまったのだ。
そしてエレンが生徒にも隠していた秘密の正体であるダーウィンズゲームのプレイヤーでもあった。
そこで得た異能(シギル)の名は『ホームラン・イェ―ガー』。
バットで殴った人間や物体を重さに関係なく地平線の彼方まで吹っ飛ばす能力。
当たったが最後、上空からの落下で墜落死、仮に墜落の衝撃を耐えても首輪をつけていればエリア外判定で爆破される、危険極まりない技。
それでもエレン本人は積極的にイベント参加はしなかったために、今までシギルも襲われた時の護身用にしか使ってなかった。
ところがうまみちゃんに襲われたのをきっかけに病んでいって、馬場に唆されてマーダー堕ちしたことで、シギルを初めて人殺しに使わせたのだ。
すなわち因果応報であり、地獄の蓋を開いたのは紛れもないうまみちゃん自身である。
一度上空へ打ち上げられればあとは地面に落ちるだけ、急速に落ちていくうまみちゃんは自分が確実に死ぬ恐怖を味わっていた。
落ちるまでの猶予があったことが、なおさら死の恐怖を煽り、うまみちゃんに今更遅いとも言える懺悔の言葉を発させていた。
「ぴ、ピンキーさんごめんなさい! エレン先生ごめんなさい!!
殺し合いに乗ってしまってごめんなさいいいいいいいい!!!
だから誰か私を、お兄ちゃ――」
物凄い速度で地面に落ちた彼女の肉体は、床に叩きつけられたうまい棒の如く、原形を留めることなく粉々に砕け散った。
最終更新:2024年01月19日 22:17