【名前】森近霖之助
【性別】男
【出展】東方project ×
    堕狂シリーズ/混沌ロワ3
【所属】関東軍
【設定】
東方projectでも非常に珍しい男性キャラ。銀髪眼鏡のイケメン。
魔法の森近くにある古道具屋「香霖堂」の店主の半妖。
霧雨家で修行をしていた由縁で魔理沙とは知り合い関係である。
道具の名前と用途が判る程度の能力とマジックアイテムなどを作成する技能を持っており、魔理沙のミニ八卦炉を作り出したのは彼。
主に外伝的な公式本に登場するが、弾幕ごっこと縁がないので原作ゲームでは未だに出番がない。
通称はこーりんなので以下項目でもこーりんと呼称する。

……のエロ同人誌版、堕狂シリーズの主人公的存在であり、紫を初め、あらゆる女性を調教・洗脳して幻想郷に淫靡なハーレムを気づき上げようとする悪党である。
魔理沙など表向きには優しく振舞うため、余計に質が悪い男となっている。
何気に賢者であり紫その他幻想郷の実力者を手籠めにしていたり、そこらのエロ同人誌の竿役とはケタが違う部分もあるが、直接戦闘は(おそらく)弱い。


元ロワである混沌ロワ3では優勝兼ハーレムを狙ってマーダーに。
多くの実力者たる女性をも性奴隷にして手駒を増やしていき、各地で他の対主催やマーダーたちへの破壊工作を行い暗躍する。

だがヘイトを稼ぎ過ぎたツケが回ってきたのかこーりん一派に対する対主催・マーダー問わない包囲網を敷かれて順風満帆から一転大ピンチに。
紫らメス奴隷と共に一発逆転ができる兵器を捜索するも、追撃を躱すためにメス奴隷たちをトカゲの尻尾切り的に生贄にし、一派の勢力をすり減らしていく。
ここでこーりんはフュリアスから奪った切り札である機動兵器ヒステリカを手に入れ、包囲網の参加者を一網打尽にしようとする。
ところが、凄腕パイロットであるJの乗るN-WGⅨ/Vに目をつけられてしまい会えなく撃墜。

落ちた先で魔理沙と合流するこーりんだが、彼女はこれまでの騒動とエンブリヲから話された平行世界の話から目の前の男が自分の知っているこーりんではないと気づいていた。
なんとしてもこの場を逃れたいこーりんはHSI姉貴のスマホをヤケクソでぶん投げて凶悪なクッキー☆ポケモンたちを召喚するが、制御が全くできず一番最初に攻撃されるハメに。
往生際の悪い彼は、隠し持っていた最後の切り札であるLBXプロトゼノンで魔理沙を殺害しようとしたが、バサラにも支給されていたLBXグルゼオンにあっさり両断され、エンブリヲに感度あげられてのたうちまわっているところに魔理沙がHSI姉貴から受け継いだ銃で撃ち貫かれ、野望と共にこの世から消え去った。
ちなみにこのロワのエンブリヲは諸々の事情で光堕ちしており、度々邪魔してきたので、こーりん側から一方的にライバル視している。


【今大戦での動向】
死んだと思いきや、異世界召喚装置とやらのおかげで内戦下の大東亜共和国世界の関東軍本拠地、東京にて召喚される形で蘇生させられたこーりん。
首輪を嵌められ、クーデター軍である関西軍との戦争を強要されるが、こーりんはあくまでクレバーに状況を見る。
元ロワで調子乗りすぎてヘイト稼ぎすぎた失敗から、今度はなるべく目立たずに生還(故あれば反戦派にも入る)及びハーレム作りをするつもりである。
それとは別に死者の蘇生も可能な異世界召喚装置とやらに興味があり、可能なら独占したい様子。
なお、モブ兵士から釘を刺されるのだが、背信行為・利敵行為・どの過ぎた喧嘩・味方兵を強姦するなどの行為が発覚した場合は首輪を爆破すると脅された。
こーりんは味方女性兵士を凌辱できないことに少しだけげんなりした。


直接的な戦闘力はさほど高くないが、そんなこーりんはヴィルヘルムと共に量産型ガンタンクに乗るための訓練を受けることになる。
ちなみに量産型ガンタンクは2人乗りで、砲手はヴィルヘルムで運転手はこーりんという形を取っている。
こーりんは砲手が女なら口説いて和姦に持ち込めたのに、と歯噛みする。

その後、こーりんとヴィルヘルムの量産型ガンタンクコンビは新潟の越後基地襲撃作戦に配置されることになる。
なおこの時、味方兵をレ〇プしようとすると首輪爆発する危険があるのなら、敵兵をレ〇プしようと邪な考えを抱いていた。
あと、越後基地襲撃の前までに時間がなくて媚薬や調教道具諸々を準備してる暇がなかったが、和姦なら味方の女性兵士でも許さるとは考えを変えた様子。


そしてこーりん初出陣。
量産型ガンタンクの長射程を活かしてアウトレンジから越後基地を砲撃し打撃を与えていく。
この世界の整備兵曰く、異世界から来た兵器の中でも比較的整備しやすいというだけの理由で一番使い勝手のいい偉大なるモビルスーツ、量産型ガンタンク。
数十キロ先からでも撃てることを活かして砲撃するのだが、これだと女敵兵士をレ〇プできないなとか内心暢気に思ってるこーりんとサーヴァントである謙信がいつ突っ込んでくるかわからなくて神経尖らすヴィルヘルムには温度差を感じさせた。
その最中、関東軍の飛行隊が関西軍の飛行隊+怪獣をほぼ一掃し、制空権を奪ったという連絡が入る。

ヴィルヘルム「制空権は奪った!後は地上の部隊だけだ、砲撃再開!」
こーりん「……」
ヴィルヘルム「どうしたリンノスケ!返事は!?」
こーりん「何か、嫌な予感がする……」

こーりんはこの状況に既視感があった。
前の殺し合いでヒステリカを手に入れて傲り高ぶった時に、一撃で撃墜された苦い経験を思い出していた。

ダリル「そこっ!!」

ヴィルヘルムはこのまま上手くいくと思っていただろう、制空権確保で慢心した所を森の中に隠れていたダリルのアッガイによるアウトレンジからの狙撃が量産型ガンタンクを襲う。
放たれた弾丸は量産型ガンタンクが発射態勢時に露出する背面の砲弾にヒットし、誘爆させた。

こーりん「!! 緊急脱出ッ!!」
ヴィルヘルム「ハイル、ヒットラー……」

ヴィルヘルムは脱出が間に合わず、爆発四散するガンタンクと運命を共にした。
一方、こーりんは虫の知らせで機体から逃げ出すことに成功し、火傷は負ったものの一命は取り留め、森の中に逃げていった。
幸いというべきか、手傷は負ったものの、関東軍は秘蔵の毒ガス兵器GUSOUを使うことで関西軍に勝利し、こーりんもまた味方兵と合流し、治療のために野戦病院へ送られることに。


野戦病院には隣のベッドに狸眉毛の美少女がいた。
性欲が収まらぬこーりんは隣のベッドにいるスレッタを虎視眈々と狙う。
なんとか口説き落として最終的に性奴隷に落とし込めないかと考える。

実際こーりんの口説きにスレッタは困惑はしつつも、ミオリネとの失恋や前大戦で敗北したイグアスや先ほどの戦いで負けたノリスたちとの敗走もあって精神的にガタついており、数日の交流の中で徐々にこーりん相手に堕ちそうになっていた。
そしてある日、彼女の胸を揉むという行為までは進んだ。
口では嫌々言いつつもこーりんの培ったテクニックのおかげで体は正直だ。

あとは処女を奪うだけ――という段階で、ズボンを降ろす直前にアームストロングがスレッタのいる病室に入ってきた。
アームストロングは先の越後基地戦でスレッタを助けた恩人だ。
こーりんは空気を読んで、ズボンを降ろす手を止めた。
何でも群馬県の山村に黒いドラゴンが現れ、村からの連絡が途絶えた。
偵察隊も戻ってこないので、自分も向かうという。
そこでスレッタは自分がアームストロングを戦闘機であるコア・イージーに乗せて運ぶという提案をした
そしてスレッタは野戦病院を退院し、アームストロングと共に戦闘機で群馬まで飛んでいった。

スレッタの処女を奪えなかったことに、内心憤るこーりんだが、自分はまだ火傷が治ってないのでどうすることもできない。
女は関東軍に他にもいるし、スレッタも群馬から帰ったら、また口説き落とすさ。
というポジティブさを見せて、野戦病院で眠った。


その後、スレッタとアームストロングは連れて帰ってきた。
しかし助けられたのは宝太郎とゲロウジームの二人だけであり、件の村は全滅。
2人はその件で曇っており、特にアームストロングは責任問題を周囲から咎められていた。
こーりん的にはアームストロングは哀れだなと思いつつ、スレッタの上げた好感度が無駄にならなくてよかったと、安堵するのだった。


こーりんは火傷が治ってないのでその後勃発した佐度島・浜名湖戦には不参加となる。
そして二つの戦いが終わった後で退院。
その頃、スレッタはスペルビアとの適合を頑張っており、なかなか適合が進まない中で努力をしていた。
こんな時は急に迫るより、徐々に好感度を上げた方が良いと頑張る彼女にコーヒーをさしいれる。
ちなみにスレッタ視点だとこーりんはスケベだけど根は良い人に見えてるようだった。

浜名湖から帰還したマイキーはこの異世界に転送直後に塩対応をしたことに対しスレッタに謝りに格納庫に来たが、こーりんによって邪魔が入る。

「集中力が切れてしまうだろ。彼女は今、スペルビアと適合訓練中だ、水を差すのは無粋だ」と言い、同時に「全ては君たちを守るためさ」と最もらしいことを言うのだった。
実際には、いい線までいってる女を邪魔な男に横取りされたくないから言った発言だったが、マイキーは一度諦めて格納庫から出ていった。


そんなこーりんも火傷がだいぶ治ってきたので、次の作戦には参戦させれることに。
なお、こーりんでも乗れる兵器としてMSが支給されたのだが、今度は量産型じゃないガンタンク(サンダーボルト使用)である。
ちなみにサブパイロットはモブ兵(女)である。

またタンクかよ、はこーりんの弁。


次の作戦は名古屋の桶狭間で行われる。
一気に大阪までの侵攻ルートを作りたい関東軍とそれを絶対に阻止したい関西軍の、おそらく大作戦になるため、こーりんはもちろん全員参戦を関東軍から指示された。
一方、本人たちは努力はしているのだがスレッタとスペルビアの適合は進まない状態であった。

そこへ関西軍の上層部からトマトが入った箱をこーりんは渡された。
そして「絶対にスレッタとスペルビアに食べさせろ、それから他の者に口外したら首輪を爆破する」と脅されて、命令通りにプレゼントだと言って二人にトマトを食べさせた。
このトマト、『道具の名前と用途が判る程度の能力』を持っているこーりんからすると持った瞬間「内部に入っているナノマシンによって食べた者を『ルル』に少しずつに作り変えるトマト」ということがわかった。
『ルル』がなんなのかわからないが、命令に逆らっても首輪を爆破されるだけなので、彼女とスペルビアにトマトを食べさせることにした。

すると件のトマト食べてからスレッタとスペルビアが急に適合するようになり、周りの主戦派たちは2人の努力の賜物と見て祝福した。
その中でこーりんだけは冷ややかな目で見ていたのをスレッタとスペルビアは知らない。


その後、マイキーが再び謝りに来てたので、伝言だけ伝えておくことにした。(やっぱりスレッタは取られたくないため)
スレッタの適合後にこーりんはマイキーが「素っ気ない態度取ってすまないと言っていた」と伝え、スレッタはマイキー達に貢献したいという思いが強まるのだった。



そして始まる桶狭間での関東軍と関西軍の大激突。
こーりん達の関東軍ガンタンク部隊vsダリル指揮の関西軍ジムスナイパー部隊は前線での戦いが乱戦になったことで互いを狙い出すことになった。
敵軍のジムスナイパーはスレッタやアームストロングたちも乗っている輸送機ミデアを狙っている。
なんとしても一機でも多くジムスナイパーを撃墜しなければ、とこーりんは躍起になる。
開戦初頭は戦車の延長だからそこそこモブ兵士でも扱えてるガンタンクと、慣れてないけどダリルの指揮の下で待ち伏せに成功したジムスナイパーでイーブンってところであった。

戦闘の最中、ダリルのジムスナイパー部隊は、アームストロングとヨンファの妨害と関西軍飛行隊壊滅により、関東軍に制空権を完全に奪われ、こーりん率いるガンタンク隊が勢いづいて前線を押し上げていった。
ちなみに遠距離砲撃なのでこーりんは気づいていないが、自分のガンタンクの撃った砲弾が関西軍のE√シャロを屠っている。

そしてこーりんは最前線から後退してきたスレッタ・スペルビアとアームストロング・溝口(ヨンファ)と合流した。

スレッタはスペルビアから降りるなり、アームストロングの上裸に泣きついた。

アームストロング「どうしたのだスレッタ・マーキュリー?」
スレッタ「私、マイキーさんを…マイキーさんを殺してしまいました!」
アームストロング「なんと…」

泣きじゃくるスレッタと困惑を隠せないアームストロングを尻目にスペルビアとこーりんは不可解な事象について話し合う。

スペルビア「スレッタはマイキーを守ろうとしただけだ、だが、どういうわけかマイキーは尖兵(ブロリー)を守ろうとして、果てたのだ」
こーりん「ふーん、なるほどね」
スペルビア「何がなるほどなのだ?」
こーりん「マイキーの行為は立派な利敵行為じゃないか。
     回りの奴らもスレッタを非難するよりなぜ関西軍の尖兵を倒さない?
     思うにマイキーは…いや、東京卍會は、関西軍の回し者だったんじゃないか?」
スペルビア「憶測の域は出ぬ話だが、可能性もゼロではあるまい……が」
こーりん「これはただの直感だけど、奴らはきっと集団で関東軍を抜ける。
     仮にそうなれば推測は当たってたことになるね」

まさか戦場で敵同士が戦いの中で友情に似た何かを得たなどとは夢にも思ってない四人は答えにたどり着けるハズがなかった。
そんな四人の頭上の空を1発の巡航ミサイルが通過していった。

その時、アームストロングの背後で何かが爆発する音とともに溝口は首輪を爆破され死んでいた。
ヨンファを担いだアームストロングの背中から生温い感触がし、スレッタの顔が青ざめる。
この時、スレッタはマイキーを誤殺したことでパニックに陥っていたので首輪爆破でヨンファが死んだことに気付けなかった。
こーりんとスペルビアもまだ困惑気味で気付けなかった。

スレッタ「アームストロングさん、どうして」

こーりんは溝口がなぜ首輪爆破で殺されたのかはわからなかったが、きっと関東軍を裏切ろうとしていたのだろう、と結論付けた。

この直後、戦場の真っ只中で発動したEMPにより、首輪は一時的にその機能をダウンさせ、後の第三軍となる東京卍會を始めとする反戦派が次々と首輪を外していった。
しかしアームストロング、スレッタ、スペルビア、こーりんは首輪解除されることはなかった。
全員首輪解除者のいる現場から遠い後方にいるから仕方ない部分もあるが、スレッタ、スペルビアは東京卍會からの危険視されるようになったので言わずもがな。
アームストロングはスレッタを修羅の道に引き込んでしまった責任を感じていて、なんとか間違った道に踏み外さないように見守っていくために関東軍として戦う道を選んだ。
こーりんは卍會(反逆者)になることに旨味を感じていない。
反逆者には異世界召喚装置がなく、戦力に関しても関東軍か関西軍に捻り潰されるだけだろうと考えていた。

なお、あとから合流した宝太郎は、精神的におかしくなっており。
スレッタやアームストロング大佐は虚空に向けて会話しだす様を見てられないと曇り、こーりん(やMUR)にはこいつはもうダメだと、どう肉壁として使い捨てるか内心計算され始めてていた。

それでも東京卍會を諦められないスレッタの乗るスペルビアも再び最前線へ、傷ついた味方や東京卍會の仲間を探しに出かけたが、彼女の話を聞く限り、死体と裏切り者がほとんどであり、良い結果にはならなかったという。
こーりんの読み通り、東京卍會は関東軍を集団で裏切ったようだ……スレッタを置きざりにして。
そして『ヴェルム・ヴィータ』を名乗るスペルビアと同じような(実際は同じデスドライヴズだが)巨大な機械生命体が、圧倒的な火力をもって関東軍の援護に現れた、
その彼女より桶狭間の戦いは関東軍の勝利で終わり、桶狭間からほど近い基地にネームドたちは移動・休息をすることに。



ヴェルムはこの戦いの真実……らしきことを残ったネームドの面々に話した。

元々、別の星からやってきたヴェルムはこの星の住人と共生を目指しており、人類に豊かさを与え、場合によっては死すら超越する「異世界召喚装置」を作り上げた。
ところが召喚者の中に裏切り者が出て、3機あった召喚装置の1つを強奪(もう1機は地震で喪失)されてしまった。
その強奪した者たちが今の関西軍であると。
仮に関西軍に関東軍側に残った装置を奪われれば、私利私欲に使うだろう。

また、これまでの関東軍側の虐殺や大量破壊兵器使用の責任は全て溝口とデラーズの独断であると語った。

この話を聞いた面子の反応も様々だった。

ヴェルムの言葉を真実と鵜呑みにし、なお関西軍への敵意を高めるスレッタ、敷島、宝太郎。
話に違和感を感じるが確たる証拠もないので口に出せないアームストロング、ゲロウジーム。
「だから何だ?」と真実そのものに興味はなく報酬目当てに関東軍として戦っていくつもりのシャロ、グリーグ。
ただ戦を求めるスペルビア。
この話には裏があると思いつつ、後でヴェルムと交渉して甘い汁を啜れないかと考えるこーりん、MURであった。



桶狭間の戦いから後日、奈良県が暴走したギャオス・グラトニーの襲来を受ける。
関西軍の占領地でも奥の方なので、関東軍からは救援には迎えない。
ギャオスに復讐心を燃やす宝太郎が他の者の手を払いのけて勝手に危険を承知で奈良県へ出撃したが、ヴェルムの指示により他の者は待機するように言われ、従うしかなかった。
スレッタやアームストロングは関西軍はともかく、デラーズら反戦派を主軸とした第三軍ならきっと動いてくれると期待したが、いつまで経っても第三軍が動いたという情報は出ず、信じていた二人は余計に曇るのだった。


桶狭間の戦いが終わり、奈良県がギャオスグラトニー襲来の報道が流れたその日の夜のこと……

アームストロングとこーりんは次の作戦が始まる前にシャワーを浴びていた。
こーりんは勝ちを重ねる関東軍に対し余裕の心さえ持っており桶狭間では(味方に隠れてだが)敵モブ兵のレ〇プも久しぶりに行えてホクホクだが、隣でシャワーを浴びているアームストロングの辛気臭さに押され、表情に出せないでいた。
というのも彼は群馬県での件以来彼の全ての頑張りは空回り、宝太郎は壊れ、スレッタは迷い、デラーズたちは離反、他の関東軍の面子は戦争を肯定。
もはや自分はこの内戦でどうすれば良いかわからず、シャワーを浴びながらため息を吐いていたほどだ。

その辛気臭さはどうにかしてほしいなあ、と暢気にこーりんが考えていたその時だった、二人の前に彼女が現れたのは。

スレッタ「アームストロングさん、リンノスケさん……」
アームストロング「ス、スレッタ・マーキュリー!?」
こーりん「おいおい、裸じゃないか?!」
スレッタ「ごごご、ごめんなさい、シャワー交代の時間を間違えました……でも……」

スレッタが裸でシャワールームに現れたことに驚くアームストロング(全裸)と、流石にこの展開は予測してなかったこーりん(全裸)は狼狽える。
しかし彼女の表情は慌てた表情からすぐに羞恥とは違う泣き顔に代わるのだった。

スレッタ「アームストロングさん、リンノスケさん、私もう、自分でもどうすれば良いかわからないんです」
アームストロング「スレッタ……」
こーりん「どうしたのさ?、言ってみてごらん」
スレッタ「ミオリネさんに振られた、マイキーさんを殺してしまった、……東卍失格と言われた私にはもう何も残ってない……
     それこそ私にはもう二人しかいないんです」

アームストロングは理解する、頑張りが空回りしたり悩んでいたのは自分だけではないと。
そしてスレッタは越後以来の命の恩人である自分を頼っているのだと。
対するこーりんは、これはアームストロングさえ何とかすれば彼女の処女を奪えるチャンスだと睨む一方、自分が想像していた以上に自分がスレッタに人として信頼を向けられていたことに複雑な感情を抱いていた……

そして先にスレッタを抱きしめたのは、アームストロングだった。

アームストロング「我輩もだ、スレッタ・マーキュリー」
スレッタ「アームストロングさん...」
アームストロング「我輩はお主を助けた事に関する責任がある。
     スレッタがマイキー殿を死なせてしまった事故は我輩の責任でもある。
     お主が地獄に堕ちるべきとあらば、我輩も共に堕ちよう。
     お主は1人じゃない、我輩も共に戦おう」
スレッタ「アームストロングさん!」

2人は強く抱きしめ合っていた。
それに対し、こーりんは。

こーりん(あーあ、完全に出し抜かれたな。
    縁がなかったと今回は諦めて腹いせに捕虜でもレ〇プしてくるか)

二人だけの世界になったシャワールームに付け入る隙がないと見たこーりんはスレッタから「撤退」しようとする。
……なぜかスレッタを一人占めできなかった事に苛立ちを覚えながらも
ところが

スレッタ「リンノスケさん、も」
こーりん「おや?」
スレッタ「ありがとうございます」

スレッタはアームストロングだけでなく、こーりんをも抱き締めた。
なぜだが、こーりんは悪い気はしなかった。

いつものこーりんならこの後、スレッタを部屋にでも誘ってセッ〇スでもするところだが、スレッタの真っ直ぐな眼差しを見て今はヤル気が起きなかった。
だからこそ、こーりんはスレッタとアームストロングに布告する。

こーりん「決めたよ、この戦争が終わったら君の処女を奪いに行く」
スレッタ「ふぇ?!」
アームストロング「なっ、森近殿!?」
こーりん「自分へのご褒美がないとやる気が出なくてね。
     僕が抱くまで絶対に死なんでくれよスレッタ。
     アームストロング少佐、いや、アームストロング。
     戦争が終わるまでにどちらが彼女をものにできるか競争だ……今日のところはおやすみ」

こーりんはいつもの怪しげな笑顔を向けてシャワー室を後にした。

スレッタ「リンノスケさん……」
アームストロング(なんか我輩、勝手に恋敵にされてるのか……?)

この後、二人もシャワー室を出たが、三人でシャワー室から出る姿が目撃されたため「三人はシャワー室でまぐわっていた」という噂が前線基地に流れた。
「生まれたままの姿で抱き合った」のは事実なため、後から頬を赤らめるスレッタとアームストロング。
こーりんは逆に涼しい感じだった。
なお、気分が良くなったこーりんは次の戦での活力を得るため、関西軍の女捕虜を何人かレ〇プした模様。
ちなみに自分が乗るガンタンクのモブ女兵士も既に調教済みである。


そしてこーりん、スレッタ、スペルビアはグリーグたちと共に浜名湖基地の防衛にあたることになる。
アプサラスⅢなる大量破壊兵器やその他兵器を第三軍が狙ってくる可能性があるからだ。
グリーグの浜名湖駐留を許可したヴェルムは、念のためにスレッタ&スペルビアとこーりんのガンタンク部隊を名古屋・浜名湖の中間地点に配置した。
もし仮に浜名湖が襲撃されても、万が一関西軍が進軍したとしてもどちらにも対応できるように配置した。

それともう一つ、ヴェルムはグリーグに依頼する。
もし万が一アプサラスⅢが強奪されるケースを想定して、当機を破壊できる程の爆薬を仕掛けるように、と。
無論解析班がロックを解除してくれれば御の字だが難しそうであり、敵に奪われるぐらいなら破壊した方がいいと計算した結果である。
一方でアームストロングは関東軍の防空網を担う埼玉の要塞グワデンに配置されることになった。

スレッタ、アームストロング、こーりんはそれぞれの戦場に赴く前にスペルビアの前で円陣を組むことになる。

スレッタ「三人とも生きて、また帰ってきましょう」
こーりん「ああ、君を抱くまで死にたくないし、ライバルがいなくなるのもつまらないからね」
アームストロング「スレッタの初体験は……うむ、リンノスケ殿には奪わせたくないな」
スペルビア「これが友情というものか……背丈が同じならば私もエンジンに入りたかった」

読者より戦争を通じて結果的に仲良しになったな、この三人と一機と言われることになった。




そして浜名湖基地戦線異状アリ。
浜名湖基地の異常はスレッタとこーりんにも伝わり、すぐにでも出撃するように要請が入った。

こーりん「どうやらグリーグの予感は的中したな、遠距離から支援するから急いで行ってくれ、スレッタ」
スレッタ「分かりました、リンノスケさん。行くよ、スペルビア!」
スペルビア「この新たな刀(フツノミタマ)と共に、いざ推して参る!」
こーりん「僕はガンタンク部隊で援護を行う。
     前にも言った通り、君の処女をいただくのは僕だ。
     死なずに帰ってくるんだ」

こーりんはガンタンクのキャノピー越しにサムズアップをスレッタに見せた。

スレッタ「ええ、わかりました。
     スレッタ・マーキュリー、スペルビア出ます!」

そして先行するスペルビアとその後からキャタピラを動かすガンタンク部隊。
こーりんの援護開始まで3分。
スレッタの戦場到着まで5分。
勝機が時間と共に左右する短くも長い戦いが始まった。


ガンダムとブレイバーンの2機相手に戦い続けたグリーグの元にスレッタが駆けつけ、牽制の攻撃で2機を後退させつつグリーグの横に並び立った。

スレッタ「グリーグさん、大丈夫ですか!」
グリーグ「助かったぜ、嬢ちゃん。ついでに聞くが、ガンタンク部隊はいまどの辺りいるか分からないか?」
スレッタ「ちょっと待って下さい、確かこの辺りです」

スペルビアから地図情報が送られ、ガンタンク部隊と浜名湖基地の位置を確認する。
そしてグリーグは敵機と交戦しつつ、ヴァンツァー部隊の部下に指示を出す。

グリーグ「ガンタンク部隊に光学通信を送れ、内容は――



モブ兵「ヴァンツァー部隊から光学通信が入りました」
こーりん「内容は?」
モブ兵「浜名湖基地に敵が侵入した可能性大、ガンタンク部隊での基地砲撃を要請しています」
こーりん「なんだと!?」

まだ味方が残っている基地に攻撃指示を出されて困惑するこーりんであったが、出撃前にヴェルムから各部隊に向けて伝達された情報を思い出す。
曰く、浜名湖基地には新潟から連れ出した関西軍捕虜に特別な首輪を付けて洗脳状態にしてある、彼らを殺してしまったとしても首輪は爆破しないように設定してある、と。
ヴェルムの話には半信半疑な部分もあるものの、ここで第三軍にガンダムやアプサラスⅢを奪われるわけにはいかないと判断し、こーりんは号令を出す。

こーりん「ガンタンク部隊全機へ、浜名湖基地に砲撃せよ!機体が奪われるぐらいなら、敵兵諸共破壊してしまえ!」

ガンタンク部隊によるアウトレンジからの一斉砲火。
浜名湖基地の至る処で衝撃が走る!
それはガンタンク部隊による砲撃の雨霰であり、特にアプサラスⅢのある格納庫を集中的に凶弾が降り注いでいた。
その影響で洗脳されていた関西軍兵士達は全滅、第三軍の橘も炸裂した砲弾の衝撃と建物の崩落、さらには燃料庫の引火による大爆発に巻き込まれた。
アプサラスⅢもまたこの後、グリーグの仕掛けた爆弾により大破。
第三軍に奪われることだけは未然に防いだのであった。


しかし安心してばかりもいられない。
ガンタンク部隊に向けて高速で接近する機体があった。
奪取したアトラスガンダムに乗るイオが迫っていたのである。

こーりんはガンタンク部隊を指揮し、応戦するが、性能も技量も歴然の差がある。
あっという間に突如強襲してきたアトラスのレールガンによって、こーりんの乗るガンタンクを残して全滅。

……こーりん万事休す、と思いきや、バーンブレイバーン(ジュマ化)が味方を含む大量虐殺光線を放ったところで、両者の引き金を持つ指が止まる。
そして二機は望遠カメラで浜名湖周辺を見た。

こーりん「おい、これって……君のお仲間が街を焼いてるぞ。
     それは計画の内か?」
イオ「なわけねーだろ、あのビームはデラーズのハゲ…アプサラスのものでもない。
   ブレイバーン!? アイツ何やってやがる!!」
こーりん「……このままではスレッタが、危ない!」

二機は戦っている場合ではないと思い、イオはブレイバーンの暴走を止めるために最高速で浜名湖を目指す。
こーりんは浜名湖基地や背後を見せるアトラスではなく、ブレイバーンに照準を合わせて砲撃を開始した。


一方、フツノミタマ破壊と同時に基地の瓦礫に吹き飛ばされるスペルビアおよびスレッタ。
そしてダメージからスペルビアは一時的に機能停止(気絶)してしまう。
スレッタもまた、痛みで意識を長く保ってられない。

そしてジュマバーンはスペルビアとコクピットに乗るスレッタにトドメの一撃を叩き込もうとしたその時。
一発の砲弾がジュマバーンの背中に命中する。

それを放ったのはこーりんの乗るガンタンク。
遠距離から受けたそれによりダメージを受けたジュマバーンは、遠方にいるガンタンクに向き直る。

こーりん「化け物め、直撃を受けたのに倒れないか!」
スレッタ「リンノスケさん!」
こーりん「君をアームストロングに取られたくないからね、ほんの点数稼ぎさ」

余裕の表情を通信ごしでスレッタに見せるこーりんだが、その実、冷や汗をかいていた。
こーりんの予測通り、ジュマバーンは攻撃を与えたガンタンクに向けて高速で突っ込んできたのだ。


同時刻、グリーグは考えていた。
モブヴァンツァー部隊ではジュマバーンも第三軍のガンダム二機も倒せない。
スレッタとスペルビアもブレイバーンに押されている。
自機のフロストも左腕のパーツをやられライフルの残弾も2発。
そこで。

グリーグ「……潮時だな、動けるうちに退く」

フロストから信号弾が打ち上げられると、イオのアトラスを牽制しながら後退をはじめた。

グリーグ「スレッタ! メガネ! さがれ! 空爆を要請した!」

浜名湖のMSが2機も奪われたということはアプサラスも奪われた可能性が高い。
ガンタンクで撃破できたかも不透明な以上、優先すべきミッションはアプサラスⅢの破壊だ。

こーりん「簡単に言ってくれるね……こっちはあんなのより大事なものがあるんだよ」

通信を切ってそうぼやくこーりんは、ガンタンクの腕部のミサイルを撃ち込みながら後退する。
ただしそれはスレッタの乗るスペルビアから遠ざけるような動きだった。
こーりんがジュマバーンのヘイトを稼いだおかげで気絶したスペルビア・スレッタはモブヴァンツァー部隊に引き上げられて戦線を離脱していくことができた。

そのこーりんの乗るガンタンクは案の定、ジュマバーンに素手でボコボコにされ、同伴していたモブ女兵士も既に死亡して機能不全に陥ったが、ガンタンクには奥の手があった。
コア・ファイターによる脱出である。


こーりん「時間は稼いだか……彼女の処女を味わうまで死ぬわけには……」
ジュマバーン「ユウスケエエエエエエ!」
こーりん「……ダメか」

脱出は失敗した、コア・ファイターはジュマバーンに捕まり、そのコクピットをギシギシと素手で潰していった。

潰される中で、自分がなぜスレッタという少女一人に拘ったのか、アームストロングと彼女を巡って競うのが楽しかったのか振り返る。
スレッタなどの幻想郷で堕としていった女たちと何が違ったのか。
ふと、前の殺し合いにてライバルと言えたエンブリヲの顔や行動を思い出す。
そういえば奴も一人の少女に恋をしていたな……と。

こーりん(ああ、これが恋という奴なのか。
     まったく、そんなくだらない感情さえなければ僕がここで死ぬこともなかったろうに)

そう思うこーりんの顔は後悔というより自嘲や喜びともつかない笑顔であった。
少なくとも守りたかった少女は無事に戦線を離脱できたらしい。
それだけ確認できたのを最期にコア・ファイターのコクピットはグシャリと潰され、中から夥しい血が噴き出した。



こーりんこと森近霖之助は最後まで利己的な外道であったのには違いない。
だがスレッタの純真さにいつの間にか惹かれ恋心に目覚め、ついには彼女を守って散った。
少なくともこれまで登場したロワと原作では見せなかった森近霖之助の隠れた人間性を引き出した戦争だったのかもしれない。
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最終更新:2025年06月10日 07:34