【名前】
神奈瞬
【名ゼリフ】
「君と、君の両親に誓うよ。この僕の全てを賭けてでも君を守ると」
【本ロワの動向】
オリロワ2の
エピローグ後よりの参戦
家業である退魔師の跡目を継ぎ秘伝を継承した
登場話で同じオリロワ2の最強クラスのマーダーである
東京王マエバヌスと遭遇する
一対多の状況にも関わらず圧倒された相手、まして前ロワの戦闘にて既に互いの手の内は知れている状況である、苦戦は必至かと思われた
直線的な攻撃であった『異能殺し』をホーミングさせたり、線の攻撃ではなく面の攻撃で制圧射撃を行ったりと成長の証を見せる瞬だったが
東京王は先の戦いと同じく『異能殺し』を相手に魔闘気を盾に立ち回っていた
やはり東京王優位の戦況は覆せないのかと思われた、だが
「二度同じ相手に後れを取るほど、神奈の業は浅くないよ」
瞬は神奈家の当主の座と共に受け継いだ『異能殺し』以上の『切り札』を切る
瞬の放った一撃が東京王の魔闘気を砕く。これまでとは異なる手ごたえに戸惑う東京王、異変はそこから起こった
「魔闘気が、出せぬだとぉ……ッ!?」
それは因果律に干渉し術者と異能の接点を断ち、異能そのものを消滅させる通称『異能滅ぼし』
魔闘気を失った東京王は撤退。因縁の相手に見事に勝利を収めた
その戦いの一連を目撃していた
八雲紫が、東京王を撃退した瞬の強さに目をつけ接触を図る
瞬は神奈の調整により、元より異能に対して過敏に反応する体質であったのが、度重なる実戦経験によりそれを克服
妖怪である紫との接触にも理性を保っていたのだが、その紫に隙を突かれ、境界を操られて暴走。機械的に異能を排除する狂戦士と化す
当然の帰結として、その手始めとして目の前の妖怪――紫に反応し、襲いかかる瞬
瞬の能力を完全に理解できていなかった紫はスキマで瞬の攻撃を受けるが、結果『境界を操る程度の能力』を滅ぼされその力を失う
能力を失いながらも命からがら紫は逃亡した
暴走した瞬は滅ぼすべき異能者を求め会場を駆け回る
その中で
荒木飛呂彦を発見し襲い掛かった
荒木のスタンド攻撃を躱しながら『異能殺し』を直撃させ決着。次の獲物を求めて立ち去る瞬
だが、瞬が去り砂埃が晴れた先に立っていたのは何故か『異能殺し』を受けても何も起こらず無傷な荒木の姿だった。なんなのこの人
そして今ロワ最大規模の大集団、騎士団を発見し襲撃
異能者の多い騎士団に対して『異能殺し』はまさしく天敵であり、たった一人で大集団を相手取り圧倒する
結果、死者こそ出なかったものの騎士団は崩壊にまで追い込まれ、チリジリに分かれることとなる
散開した騎士団の残党を追う瞬。その前に
天魔・夜刀が立ちふさがる
夜刀は『異能殺し』に真っ向から対峙。
『異能の自壊』を操る宿儺との経験から異能の天敵との戦い方を心得ている夜刀は『異能殺し』を撃破
『異能殺し』が敗北したが、瞬にはまだ切り札『異能滅ぼし』があり、戦いはまだまだ激化するかと思われた
だが、そこに
ジョーカーに誘導された
神使勇護が現れる
二人の様子に事情を察した夜刀は神使に戦いを譲り引きこもった
「この手で救えたんだって嬉しそうに笑っていたじゃねえか、瞬!
なのに何やってんだよ、そんなこと本当はしたくないんだろうが!
だから今ここで俺がお前を止めてやる。天狼、薬師寺、前島、先生、校長、ついでに栗木とかの分もぶん殴ってやる!」
そう説得を続けながら戦う神使は覚醒した『真・魔神剣』を放つ
その一撃は『異能滅ぼし』によって消滅、だがそれは囮であり、その隙に異能ではない人間としての力、すなわちゲンコツで瞬を殴り飛ばす神使
「よう、目覚めたか。瞬?」
「…………神使」
正気を取り戻す瞬。それと入れ替わるように倒れる神使
『真・魔神剣』は神使の生命と直結する能力である。故に『真・魔神剣』の消滅には神使の絶命を意味していた
「よう、瞬。また僕には殺すことしかできないのか、とか考えてんじゃねえだろな?」
「だって、僕はこの手で神使を。こんなはずじゃなかった、こんなことのために手に入れた力じゃなかったのに」
「はあ。相変わらずお前は真面目だなー。あれだ、もっと馬鹿になれよ。ほら、俺なんか死にそうな今でさえ笑えてるんだからさ」
後を託すように瞬の手を握りる神使
「……じゃあ俺は先に…前島たち……の所に、行く……。
お前、は……直ぐに後から…着やがったら……承知、しねえ……からな」
神使は最期まで笑顔のまま息絶えた
友を手にかけてしまったことに失意に落ちる瞬だったが、友の最期の言葉を想いだし踏みとどまる
目的もなく一人ふらりとさまよう瞬だったが、生と死を繰り返しバグり始めた
緑川なおと遭遇
元人間だと理解するが、もはや戻れない領域まできていると判断し殺害
余談だが、ここでなおを殺害したのが『異能殺し』でなく『異能滅ぼし』であったならもう蘇ることなくなおの結末もまた違ったのかもしれない
その後もさまよい続けた果てに瞬が崩壊させ、そして再結成された騎士団と再会する
彼らを前にして逃げるでもなく、暴走中とはいえ自分のしでかしたこと、恨みを晴らしたいというのなら相手になると告げる瞬
正直、死にたい気分だったけれど、友の最後の言葉を聞いた今、死ぬわけにはいかなかった、だからせめて最後まで全力で抗うつもりだった
だが、そんな彼の悲痛な覚悟を
ハイドリヒが察し、むしろ瞬を騎士団に勧誘
突然の申し出に戸惑うものの、それが償いになるのならと騎士団に加わる
そこで騎士団に保護されていた神使と
恐怖の大王の子と出会う
「君と、君の両親に誓うよ。この僕の全てを賭けてでも君を守ると」
この子を守るために全て尽くそうと固く心に誓った
ただですら容赦ない無慈悲な男、異能殺しさんが更に覚悟完了した瞬間である
騎士団はヤンデレと化した
ミネアの襲撃を受ける
だが、戦力差から言って無謀としか言えず、正常な判断ができているとは言い難い状態だった
そんな彼女の様子を察した瞬は、他の者たちを先に行かせミネアと一対一で対峙する
「私はあいつを止められなかった。愛してもらえなかった。だから瞬、お前のことが憎くて、それ以上に妬ましいんだ!
お前はあいつに選ばれた。あの女とは違う、それでも、あいつは私の静止より、お前を助けることを選んだんだ!
神使を喪った悲しみを嘆くミネア
その悲しみに押しつぶされてしまったミネアは先ほどのまでの自分の姿だった
だが、その心情を理解しながらも、容赦ない『異能殺し』でミネアを撃破する瞬
「さっきまでなら君に殺されてあげても良かったんだけど。そうもいかなくなったんだ」
悲しみで暴走したミネアと違い、遺されたモノを守ることを選んだ瞬に迷いはなかった
その後
とらと戦う
九郎や
翔太郎に合流
戦況は佳境を過ぎており詰めの段階、とらの放つ雷炎をすべて『異能滅ぼし』で破壊。
その後
天樹錬によりとどめが刺され、勝利に貢献する
その後、激戦を終えた騎士団の面々と合流
それぞれがとらや
悟空との戦闘で疲弊していたため休息をとることに
そんな彼らの前に光る影が降臨する
その光に見覚えのある瞬がいち早く反応し、光に向かってゆく
「また、お前が黒幕だったってことか? …………神州王!」
現れた光の正体は神州王。オリロワ2を開いた主催者である
「黒幕? 違いますよ、今の私は然るお方達の使いです。
そこの赤子をこちらに寄越しなさい。さすればあなた方には何も手出しはしません。引き続きゲームを楽しむがよいでしょう」
神州王は言う。その言葉に瞬は笑う
「は。神も堕ちたもんな。今のお前はただのガキの使いじゃないか。
話にならない。そんな覚悟で、今の僕の相手になるか…………!」
瞬は回避不可能な全方位『異能殺し』で神州王を瞬殺
この神州王の登場でわかったことが二つ
裏には神州王を操るほどの黒幕がいること
そして、わざわざ主催者側が刺客を送り込んでまで狙ったという事は
赤ん坊が何かの鍵を握っているという事
『神州王マジ使えねーwww』
『神州王瞬殺とかチート杉wwこんなクソ展没でしょww』
『っていうか赤ん坊回収できないとかヤバくね?』
嘲笑と共に天から声が響く
それは有象無象の影、影、影
「…………お前たちが黒幕か?」
『そう『俺達』がお前たちを生み出した書き手様だよ』
およそ黒幕とは思えぬ異常なテンションで笑う
真の主催者『俺達』が登場する
「書き手? 生み出した? それってどういう…………」
『っていうかお前ら本物じゃないからwwwクローンだからwwww』
『コピペで生み出した模造品だからwwww何必死になってんのwwバロスwwww』
そして『俺達』の口から参加者たちがクローンであるという事実が伝えられる
その事実を裏付けるように現れる大量生産されたクローン軍団
その中に友である天狼の姿を認める瞬
襲いくるクローン軍団、親友の顔をした彼らが言う
「お前なんて生まれてこなかったんだ」
戦う事しか、殺す事しかできない自分がなぜ生まれたのか。
幾度も自分に投げかけた言葉だ、今更悩むことでもない
なにより今は守るべきものがある
「弱いな。僕の知ってる天狼はこんなもんじゃないぞ」
天狼のクローン軍団を体術のみで圧倒していく瞬
他の対主催陣も戦況を押し返し始める
バランスも考えずあらゆるものを詰め込んだ計画性のない会場が、クローンと参加者たちのぶつかり合いの余波で軋みを上げる
そしてクローンの中から感化され裏切るものが出始めると共に、統率のとれない主催陣も内輪揉めを始めた
あらゆる要素が積み重なり、世界が徐々に崩壊を始めたことに気付いた
霊夢が皆にその事実を伝える
赤ん坊だけでもこの世界から逃がそうということで満場一致で合意
凛々蝶の提案で、赤ん坊にせめて一言ずつだけでも手紙として言葉を残すことに
『君の父さんは馬鹿だけどかっこよくて、君のお母さんは馬鹿みたいに優しい人だったよ』
赤ん坊の両親を良く知る瞬は、両親についてのメッセージを残した
そして対主催陣は赤ん坊を逃す班と、足止めと共に主催者戦力の殲滅を行う班に分かれた
瞬は殲滅班に加わることを決意する
「ごめんね。最後までそばで君を守りたかったけど、僕はこういうやり方でしか君を守れない、そういうやり方しか知らないんだ。
だけど、それで君を守れるのなら、今はこの力を誇りに思うよ」
霊夢たち脱出班に赤ん坊を託し、乱戦の中心に向かって駆け抜ける瞬
「読み手だとか書き手だとかクローンだとか、そんな細かい事情は知らねぇよ
あの子を狙うヤツは誰であろうと、何であろうとぶっ殺すまでだ」
赤ん坊を守るべく鬼の如き形相で戦いに挑むその様は正しく修羅
瞬は数多の敵を仕留めながら、命尽きるまで戦い続けたのだった
その後、無事外の世界へと送り届けられた赤ん坊は、とある村で健やかに育ち
あらゆる異変を解決することから、村人たちに親しみを込めて『異変殺し』と呼ばれたそうな
最終更新:2013年12月31日 19:20