【名前】レーベンフック少佐
【出典】瞬撃の虚空
【性別】男
【初期支給品】チータローション@ドラえもん(未使用)、クーガー号@スクライド(未使用)、マキシムトマト@スマブラ(未使用)
【台詞】
「面白い……面白いぞ!俺はこんな死合いを、こんな“瞬劇”を待っていたのだ!」

【人物】
軍帽に刈り込んだ頭、顔には丸いスコープを嵌め、黒の両手袋を着けた米軍人にして改造人間。フルネームはトマス・レーベンフック。日本の古い「ジュウジュツ」のデータをベースに、白兵戦下において目にもとまらぬ速さで動き、敵を迅速かつ確実に仕留める超戦士を生みだすという「モーメントアタッカー計画」の唯一にして最悪の成功例である。
「瞬撃の虚空」本編においては、計画の素体として自分と唯一対等に戦い得るケンジロウ・サキサカを引き摺りだし対決するためだけに、核ミサイル発射施設の占拠に加わる。最終的には同胞を皆殺しにし、サキサカとの一対一の決戦を望んだ。「アメリカは俺に敵すら作ってはくれなかった」とまで言い切る戦闘狂ではあるが、ミサイルを人質に取った准将の計画を考えなしと切って捨てるなど単なる狂人ではなく、サキサカもまた、レーベンフックと自分にどこか同じ悲哀を感じていたようだ。

【本ロワでの動向】
本編での死亡後より参戦。
名簿にサキサカの名前を見つけ、リターンマッチのため、彼を探して歩きだす。ただし、スタンスとしては一応対主催であった。

まず、立ち寄った港町エリアにてジャッキー・チェンと遭遇。東洋の格闘家と見て取るや、サキサカの前哨戦とばかりに襲いかかるが、主演タイトルの技全てを会得し使いこなす恐ろしい仕様となっていたジャッキーの酔拳に翻弄される。機械の如く正確な自分の攻撃を、奇妙な動きで容易くいなしてしまう目の前の男に驚愕を味わい、トレーニングのつもりが本気で戦うことに。


レーベンフック「なるほどな……ドランク・モンキーというわけか」

ジャッキー「おたく、並じゃあないね!けど、そいつはこっちも同じさ」


軽口を叩きながら戦うジャッキーには苛立ちながらも、サキサカとは異なる強者との死合いに興奮を覚え、酒場やクラブ、或いはカモメの飛ぶ港の空を背景に、息もつかせぬ異種格闘技戦を小一時間も繰り広げる。
しかし、やがて近くで怪獣たちによる小競り合いが発生し、その余波で町が破壊される。互いに脱出を余儀なくされ、仕方なく、ジャッキーとの戦闘はそこで中断となった。

騒ぎが落ち着いた後、見失ったジャッキーを未練がましく探して海沿いを歩いていたところで、今度は蕎麦屋を目指して移動していたスティーブン・セガールを発見。
ちょうど直前にマーダーとの戦闘をくぐり抜けてきたセガールの身のこなしを見て只者ではない事を確信し、焼け残っていたレストランに入って行ったセガールを追いかけてそのまま入店。B級洋画じみた絵面の戦闘に突入する。


セガール「ターミネーターに厨房入りを許可した覚えはないぞ」

レーベンフック「こいつ……いつの間に後ろに」


↑首斬りをかろうじて避けた直後の台詞。
その後も顔色一つ変えぬまま周辺の物品や間取りを利用して連続攻撃を仕掛けてくるセガールに超反応で応じながら、そのあまりの戦闘精度に、同国人らしいこいつも別の何かの計画が生み出したモンスターではないかと推察、「モンスター」じゃなくて「セガール」だと読み手全員から突っ込まれていた。
結局こちらでも、蕎麦屋行きを優先したセガールが、朽ちかけていたレストランをレンジ入り爆弾で景気良く吹き飛ばしたために戦闘は中断し、好敵手をまたもや逃してしまう。

しかし、モーメントアタッカーと別ベクトルの強さを持つ存在に立て続けに遭遇したレーベンフックは、血が沸き立つような高揚と共に、かつて感じていた拭い去りようのない孤独感がいつの間にか消え去っていることに気付く。
今までになく満たされた心地で嬉しげに顔を歪ませ、こうなればこの場に集まっている強者と戦えるだけ戦いたいと、強い相手のいそうなところへ向かって行くのだった。

その後は、“壬生の狼”こと牙突使い・斎藤一や、死縛の装を纏う蒲郡苛・戟楯の剛堅に長けた鳴滝淳士のデカブツコンビなどに挑み、それぞれの戦闘を堪能。来るべきサキサカとの再戦に備えて、歓喜と共に技を練り上げていたが、会場内にあった“アルターの森”に立ち寄ったことが、彼の命運を決定してしまった。

彼はそこで、奇妙な虹色の粒子に包まれていく学生服姿の少年を発見する。
後ろ姿を一見すると、さして変哲もない東洋人の若造のようであったが、振り返ったその目、黒く塗りつぶされた中に青い「月」の浮かんだその瞳に異様な気配を感じ、モーメントアタッカーの本能のまま、先手必勝の攻撃をしかける。
しかし、少年――――月打(ムーンストラック)を受け、アルター能力をすら身につけたバビル二世は、ただでさえ強力な自身の超能力をでたらめなレベルに昇華させていた。いかな超改造兵士といえど超常の前にはなすすべなく、エネルギー衝撃波を喰らったところを、バビルの生成したアルター・ロプロスの放ったロケット弾によって粉々にされてしまったのであった。


因縁の相手であるサキサカには結局再会せずにしまったが、ジャッキーセガールを初めとした人外じみた人間たちと戦えて楽しそうにしていたレーベンフック。登場期間は短かったものの、本ロワにおけるロワ充の一人と言っていいだろう。
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最終更新:2023年09月11日 10:24