【名前】斎藤一
【出典】るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-
【性別】男
【初期支給品】白夜叉の刀@銀魂
【スタンス】対主催→無差別マーダー
【台詞】
「阿呆が」
『……“斬・斬・斬”……』
【本ロワでの動向】
「悪・即・斬」の信条を掲げる元・新撰組三番隊隊長にして、“人斬り抜刀斎”こと緋村剣心の幕末来の宿敵。「痩せた狼のよう」と称される痩身長躯の男で、性格は冷徹にして不屈、そして非常に無愛想。溝口派一刀流を駆使し、特に、平刺突(ひらづき)を一撃必殺の域まで高めた「牙突(がとつ)」と呼ばれる構えを得意とする。維新後は明治政府下で警官に姿を変えながら、おのが正義を貫いた。

参戦時期は不明だが、魚沼宇水について言及していることから、少なくとも志々雄真実一派との戦いを経た時点ではあったようである。
好物の煙草が手元にないことへ不満を洩らしながらも、殺し合いなどというふざけた催しの主催者を信念のもとに斬り捨てることを決意。皮肉にも剣心と同じ幕末の維新志士である「白夜叉(坂田銀時)」の刀を携え、月下に一人歩きだす。

最初に出逢ったのは、連れ立って歩いていた金剛番長とエマージー・マクスフェルの二人。捕まえて詰問しようとした斎藤をエマージーが過剰に恐れたこともあり、対主催同士ながら金剛番長と激突することに。

斎藤「……ふん、やけに硬いな」
金剛番長「居合のやつ以上の剣技……まさか“番長”か?」

規格外の実力を備えた金剛番長を相手にしながら、死線を越えてきた経験、天性の洞察力を以て互角に戦ってみせ、結局、勝負はつかぬまま互いに拳と剣を引くこととなった。誤解も解けて主催打倒の意志を確かめ合ったものの、金剛番長の同行の誘いに乗ることはせず、主催へ至る道筋を捜すため、一人去る。

それからしばらくは単独行動を取っていたが、夕暮れ時の街道の上で、今度は強者としての匂いを嗅ぎつけた強化人間(モーメントアタッカー)レーベンフックの襲撃を受ける。初めはモーメントアタッカーの高速戦法に押されるも、これもその化け物じみた反応速度を逆手に取って撹乱しつつ戦局を立て直し、レーベンフックを歓喜させた。

しかし、日の暮れを迎えたこの激戦のさなか、路地に潜伏して相手を奇襲しようとしていたところへ、エドガー・ティックが各所の闇にばら撒いていた悪霊“雨犬(レインドッグ)”の群れによって不意を討たれ、手傷を負ってしまう。
雨犬を蹴散らしながらやむを得ず戦線を離脱、霊障で眩む意識に悪態をつきつつ回復の場所を探す斎藤を、その瞬間を狙ったかのように、主催の魔の手が襲った。

斎藤「……月が、青い――――」

――――『月打(ムーンストラック)』。
モノガタリの登場人物を狂わせ、ねじまげ、畸形化させる、呪われた青い月の光。
異変に気付いた時にはすでに遅く、その光線が、斎藤の姿を真っ青に染め上げていた。


【名前】斉藤一
【出典】るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-
【性別】男
…………

“「悪・即・斬」の信条を掲げる元・新撰組三番隊隊長にして“人斬り抜刀斎”こと緋村剣心の幕末来の宿敵。「痩せた狼のよう」と称される痩身長躯の男で……維新後は明治政府下で警官に姿を変えながら、おのが正義を貫いた。”

ぐ   に   や

“「      」の信条を掲げる元・        にして“     ”こと    の幕末来の宿敵。「痩せた狼のよう」と称される痩身長躯の男で……維新後は明治政府下で  に姿を変えながら、おのが  を貫いた。”

じ    わ    あ

“「斬・斬・斬」の信条を掲げる元・???にして“???”こと???の幕末来の宿敵。「痩せた狼のよう」と称される痩身長躯の男で……維新後は明治政府下でバケモノに姿を変えながら、おのが斬・斬・斬を貫いた。”


ぱき ぱき 
ぱき ぱき

斎藤『無論、死ぬまで……“斬・斬・斬”(ギシィィィィィ』



―――こうして『斎藤一』は変質し、月の下に痩せ果てた、牙持つ一匹の獣だけがそこへ残った。
黒い両目に月を宿したまま、斎藤は道を逆戻りし始め、金剛番長たちと再び遭遇。間髪を入れず襲いかかる。

斎藤『斬・斬・斬――』
エマージー「つ、月!?」
金剛番長「その眼は……あんた、一体……!」

結局、金剛番長に“牙突・月式”を浴びせ、ガードを完全に穿ち抜いて腹を抉るも、合流していた東方仗助の能力によって回復され、撃退される。
追いかけようとする番長たちを振り切り、そのまま狂った斎藤の向かって行く先にあったのは、博物館であった。
博物館内にいた参加者を一人牙にかけた後、続けて入ってきた木下コーヘイとイヴのコンビをも襲撃する。

斎藤『斬・斬・斬―――』
木下「まあた、剣士かい……」

奇しくも「警察漢」と「明治警官」、「狂犬(マッドドッグ)」と「壬生狼」という対決となったが、弾丸を斬り落とし脇腹を抉る斎藤の剣相手に、血反吐を吐きながら果敢に喰らいついた木下の執念とイヴの捨て身の援護によって隙を作られ、そして、一撃の交差の後、銃弾が、斎藤の月の両眼の間にめり込んだ。

斎藤『――――――』

青い月のかたちが赤く染まり、壬生の狼は、ただの獣として、赤い絵の部屋の中に沈み斃れた。義を失った牙を空しく床へと突き立てながら。



――――有力対主催として期待された斎藤であったが、ひたすらに単独行動を取ろうとしたこと、その上で、「月打」エリアに行き遭ってしまったのが全ての運の尽きであった。
曲がりようのない「悪・即・斬」の精神を月の光によってねじ曲げられ、そのあげく本来の斎藤ならば取るはずもない猪突な戦法によってあっけなく命を落とすこととなったその顛末は、読み手に「月打」の理不尽さと恐ろしさを刻みつけるきっかけになったと言えよう。

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最終更新:2014年05月31日 02:05