【名前】V(ブイ)
【本名】クリストファー・アークライト
【愛称】クリス
【性別】男
【年齢】20歳
【名台詞】「今はまだ私たちが動くべき時ではない」
     「今こそ私達が動く時!」
【AA】
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【人物】
遊戯王ZEXALの登場人物。ファンからの主な愛称はV兄様。公式で「5(ブイ)」というとんでもない誤植をされたことがある。
行方不明の遊馬の父を知り、仇敵ドクターフェイカーの息子達の兄のような存在であり、トロンを襲った悲劇とその復讐の理由などを知る物語の根幹に関わる人物であり、天城カイトの師匠でもあるZEXAL第1期の重要人物の一人。
しかし、その重要過ぎる立場ゆえに軽々に動くことができず、当初は表立っての行動は専ら弟たちに任せていた。
お陰で出番があっても中々デュエルせず……。

Ⅳ「文句があるならお前がやったらどうなんだ? V」
V「今はまだ私が動くべき時ではない」

このやり取りの結果、ファンからは前作5D'sのジャック・アトラスに次ぐニートキャラとして扱われることになった。
後のカイトとのデュエルも、尺の半分を過去回想に回したことで「高貴な労働拒否」などとネタにされた。
約1年後にZEXALⅡで再登場したのだが、その頃にはもうファンや関係者の間で手遅れなほどニートキャラが定着していた。
具体的には、出演声優はおろか作画スタッフすらもVのニートネタで盛り上がる始末。
今回は、このニートキャラという縁がロワでの出会いや動向を決定付けることになる。

【ロワでの動向】
バトルロワイアルという異常事態に放り込まれたものの、冷厳なる決闘者は慌てず、努めて冷静に現状の把握に努めた。
まずは手近な施設に向かおうと歩き出し、塔を目指して進む。
塔に着くと、そこは既にニートの巣窟と化していた。
『働いたら負け』と書かれたTシャツを着た少女がだらだらと寝転がり、少女の人形を手にした2人の少年がなにやら盛り上がり、最も幼い少女が甲斐甲斐しく彼らの世話をしていた。
なんだこのカオスは。
これが後の盟友となる彼らへの、Vの率直な感想だった。
主に雷と情報交換をし、彼らの支給品に情報戦に有利な各種情報端末が揃っていたことから、Vはこの塔を拠点として活動することを決め、情報収集に専念することにした。
ちなみに、参加者にもう1人『V』という名前の人物がいたことから、この時点で彼らに本名を明かしている。

情報収集に没頭する中で、Vは考察を重ねて早期に「このバトルロワイアルは幾つもの世界の住人が連れて来られている」という仮説に辿り着く。
この仮説を実証するべく、Vは自分の身の上やデュエルモンスターズ、バリアン世界とアストラル世界などの異世界、その異世界に由来する紋章の力などを事細かに説明し、ニー塔の仲間達にも、同様に自分自身や自分のいた世界についての説明を求めた。
そこで、杏がアイドルであり、17歳だという事実が判明した。
アイドルと言えば、ファンサービスのプロとも言うべき職業だ。そして17歳。
Vはファンサービスをモットーにしている17歳の弟を思い出し……杏のだらけた姿見て、何かが弾けた。

人物の項でも触れたが、Vは遊戯王ZEXALでも五指に入る強豪決闘者のカイトの師匠であり、2人の弟にデュエルを教えたのもVだ。
弟のⅣはVを指して「兄貴は俺よりえげつねぇ」と評し、原作でも過去回想でカイトとのえげつないほどに厳しい修行風景が明らかにされていた。
その結果……

V「立て! この程度の修練で音を上げるとは何事だ! 君は、それでもファンサービスのプロか!?」
杏「も、もう無理……死ぬ……死んじゃう……」
V「構わん! 君もプロだと……真のアイドルだというのなら、たとえ心臓の鼓動が止まろうとも立ち上がって見せろ!
 立て! 君の、アイドルとしての生存本能を呼び覚ませ!!」
雷「もうやめて! 杏のライフは残ってるけど、体力はもう0よー!!」

クリスP、爆誕。
何がそんなに琴線に触れたのかは分からないが、Vは杏に対して徹底した熱血指導を開始。この結果、杏を助けようと他の3人が団結し、杏もそれをひねくれながらも喜ぶという、チームとしては上々の結果となった。
Vも杏の苦情は却下しつつ雷たちの意見は素直に聞き入れ、続きはⅣと合流できた時ということにして引き下がった。
この後もVは情報収集に専念しながら会場内のネットワークの解析も並行し、更に帰還の為に必要となる異世界への転移装置の設計を超スピードで仕上げるなど、一面六臂の活躍をしていた。
この成果は蕎麦屋組とのネット通話などの形で現れる。
それを通じて弟のⅣとⅢとも再会を果たし、父トロンと遊馬の死を悲しみながら、彼らの意志を明日へとつなぐ為、兄弟の絆の力でバトルロワイアルを全て壊すんだと誓い合う。
ちなみに、無事にⅣと合流したので、本当に杏への特訓を再開しようとした。しかし杏も大事な相棒を失った喪失感から大きな無力感を抱えていた為に、そんな心の余裕はなくなっていた。
これに対してⅣが檄を飛ばし、杏をファンサービス抜きで激励するという一幕も。V兄様? 自分達兄弟のコードネームについて5年前から語ろうとしていたよ……。

色々あって、全ての生き残った参加者は打倒主催者の為に一致団結し、戦艦ハルバートへと集結。決戦の時は間近に迫っていた。
集った者達がそれぞれに語らっている中でVはカイトとも再会し、宿敵との共闘を経て成長した弟子に、よくぞ師を超えたという言葉を贈った。
その頃、ニー塔組の仲間達は杏のライブを一度見に行きたいという話をしていた。しかし別々の世界ではそれも叶わないだろうと寂しく笑ったが、櫂トシキとのデュエルを終えて戻って来たVがそれに待ったをかけた。
いつか必ず、私が異世界を自在に移動するマシンを開発してみせる。その時に必ず、杏のライブ一緒に観に行こう。
既に帰還装置は他の技術者たちの協力を得てハルバート内でほぼ完成しており、その成果を見せることで単なる妄言に留めない説得力を持たせた。
杏などはVの技術力を絶賛した……が、こういう技術の特許があればニートの2,3人ぐらい余裕で養えるよね? という話だった。
ブレない杏のニートっぷりに皆で笑いあって、必ずみんなで生きて帰って、杏のライブに行こうと約束した。

そして、いよいよ始まった最終決戦。ニー塔組の面々は、ハルバードの防衛という名目で居残りとなった。実際には非戦闘員はお留守番ということだったが。
杏は最終戦でも楽が出来るといつも通りだったが、Vはそれだけでは済むはずが無いと見ていた。やがて、ドン・サウザンドのデュエルが始まり、その余波が会場全域を――世界全体を襲い、ハルバードも戦闘と無縁とはいかなくなった。
そしてドンと同格の暗黒の神として降臨した常闇の皇が記した『闇』が世界を闇で覆い尽くし、次々と湧き出て来る妖怪の大群がハルバードへと迫る。
ラストマーダーのバビル2世の襲撃なども重なり、ハルバードにはニー塔組だけが取り残されていた。
これで万事休すか。いよいよ最期の時が訪れるのか。
闇に包まれた世界で少しずつ絶望に呑まれそうになっていた心を、大神が天に描いた日輪が祓い清める。
天空に描かれた日輪を見て、Vはいよいよ覚悟を決めた。
今こそ、この命の全てを懸けるべき時だと。
ハルバードへと迫る妖怪の大群の前に、Vはデュエルディスクを構え、紋章の力を封じ込めたブレスレットを輝かせて対峙する。
仲間達がいる部屋に、厳重なロックを施した上で。

V「君達はハルバードに残れ! 奴らの相手は私が務める! 今は、君達が動くべき時ではない!」
杏「よせ! お前がいなくなったら、私は誰に養ってもらえばいいんだ!」
拓巳「一緒に杏たんのライブ見に行くって約束したじゃないか!」
ヒデオ「今の戦いは、僕たちが、生き残るためっ。それを、無駄にするなっ…」

デュエルディスクの通信機越しに、仲間達の声が響く。しかしそれはVを制止せず、却って彼を後押しする。
自分を想ってくれる仲間達を、必ず守ってみせると。
そして顕現する。クリストファー・アークライトの心から生まれた、天空を蓋う機構の覇者が。

V「これこそ、日輪をも呑む我が信念! 我が覚悟! 出でよ、No.9! 天を蓋う星――天蓋星ダイソン・スフィア!」

大神アマテラスが描いた日輪を中心に、天体規模の超ド級ナンバーズが起動する。
妖怪の群れをダイソン・スフィアで薙ぎ払い、敵の攻勢が弱まったと見るや、逆転の為の切り札を切る。
RUM-アージェント・カオス・フォース。Vが父と共に作り上げた、人類の英知の結晶と呼ぶべき希望のカード。
ダイソン・スフィアはカオス・ダイソン・スフィアへとランクアップし、防衛型の能力を攻撃特化型の能力へと変換して一気に攻勢へと打って出る。
常闇の皇の撃破後もハルバードの守りの為にカオス・ダイソン・スフィアを展開したまま、Vは戦いの趨勢を見守った。
やがて、岩崎月光や孫悟空らの活躍によって黒幕の打倒に成功したのを見届けて、Vはハルバードへと戻り、仲間達の顔を見ると同時に力尽きた。
Vが積極的に戦わなかった理由は、紋章の力の反動によるものだった。
ナンバーズとアージェント・カオス・フォースの制御には多大な紋章の力が必要であり、その為には自らの命を削ることになる。
参戦時期がミザエルとのデュエルに敗北した後ということもあって、Vは全力のデュエルを一度できるかどうかの瀬戸際に立たされていたのだ。
倒れたVに、ニー塔組の仲間達が駆け寄る。
Vが力を振り絞って、彼らへと向けた言葉は――

「一緒に……眠ろう…………」

――そのまま、眠るように息を引き取った…………かと、思いきや。
なんと、Vの肉体は決闘者の生存本能によって体を熱く燃やし、止まっていた心臓を再び動かして一命を取り留めていた。
寝息を立てて死んだように、それでいて安らかに眠るVを見て、ニー塔組は破顔一笑。大笑いして疲れたら、その場で一緒に眠りました。
この後滅茶苦茶Ⅳに怒られた。


ロワ終了後、Vは元の世界へと帰り、一足速く元の世界に帰還していたカイトから全ての決着がついたことを告げられ、
バトルロワイアルで命を落としたトロンと遊馬の墓を建て、兄弟や仲間達と共にその死を悼み、彼らの魂が安らかであることを願った。
その後は父の後を継いで異世界科学の研究に専念し、遂に異世界移動装置の試作一号機が完成。プリンセス・コロンの元居た並行世界や、ⅣとⅢの友スリイのいるDOD3世界との道を開くことに成功する。

そして、時が流れたある日。
人気アイドル双葉杏のライブ会場に、仲間との約束を果たしたVの姿があった。

以上のように、ニートネタでニートチームに加わったはずが、実際にはロワ中でも屈指の働き者で、過労死一歩手前の働き振りとなった。

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最終更新:2014年12月04日 19:11