【名前】 秋山澪
【出典】 蛸壺屋けいおん
【性別】 女
【年齢】 20代後半
【台詞】
「私に恥をかかせて楽しいのか、バカりん゛ぶっ!?」

【人物】
軽音楽部に所属する女子高生たちの日々を描いた漫画・アニメ「けいおん!」をベースとした同人誌「蛸壺屋けいおん」シリーズのキャラ。
「けいおん!」原作の秋山澪とは経緯が色々異なっており、また蛸壺澪においては社会人になってからの話がメインである。
○高校時代
天才の蛸壺唯に対し深いコンプレックスを持つ(蛸壺唯も蛸壺唯で原作より遥かに無遠慮なキャラになっている)。
○その後
OLとして勤務。見た目に無頓着な友人を無意識に見下す。
40代のオッサンと不倫、肉体関係を持つ。が、破局。会社を辞め、手切れ金を元に引きこもる。
軽音部時代の栄光・ヤケ食い・自慰に浸る生活を送る。お陰で贅肉が目立つようになった。
持て囃されたい為、動画サイトに歌ってみた+ポロリ動画をあげる。が、「ババア」「腹出てる」というように、賞賛の評価が皆無な事実に茫然自失、悲鳴を上げる。

【本ロワの動向】
引きこもってる時期からの参戦。
こんな所では死ねない、いつか私が輝く日が来るまで死ぬわけにはいかない、と震えながらも殺し合いに乗ることを決意。
近づいてきたハリー・ポッターを支給品の拳銃で射殺するが、これは「急に人が来たから」という恐怖心で起こした殺人だった。
咄嗟のこととはいえ、本当に人を殺してしまったショックで思わず失禁。殺人という事実から目を背けるように現場から逃走した。

パニックを起こしながら逃走した先には、中身が海馬瀬人な碇シンジ(以下社長シンジと記す)と葉隠康比呂のコンビがいた。
鬼気迫る顔で走っていた訳を聞かれた際、我が身可愛さから「人殺しに襲われた」と嘘をついてしまう。
その後コンビ共々民家に避難、失禁を洗い流したい為シャワーを浴びることに。

ハリー殺害のショックですっかり人を殺す気を失った蛸壺澪はこのまま2人とチームを組み、自分を守ってもらおうという考えに至った。
少しでも優先順位を上げてもらおうと、自分がトキメかれたいのもあって色仕掛けの敢行を決意。上述の動画サイトの件が頭によぎったが

「ま、まあ所詮あんな奴らはネット弁慶に過ぎないからでかい口を叩けたんだ。実際に女に擦り寄られたらコロっと傾くに違いないゾ」

と言い訳交じりに一蹴。シャワー後は相手の腕に胸を押しつけたり、間接キスをしたりとあの手この手で色仕掛けを行う。
とどめにはノーパンのままアクシデントのように転倒、一糸纏わぬ下半身を二人に見せつけた。

(や……やった。)
内心勝ち誇る蛸壺澪。だが返ってくる反応は彼女の目論見と大きく外れるものであった。

原作から同年代二人の「小娘」をいなす社長シンジには相手にされず、葉隠からはよりにもよって臓器提供承諾書にサインをねだられるなど散々。
失敗した気恥かしさと、二人がトキメいてくれない失望感から一人気まずさを感じ、こっそりと二人から別離することとなる。
ちなみに社長シンジ・葉隠組はこの後ハリーの死体を発見、現場検証の末下手人は蛸壺澪という結論に辿り着いていた。

あてもなく彷徨っていた蛸壺澪は続いて小泉真昼と遭遇。
初めのうちは話もいい具合に弾み、蛸壺澪の辛かった日々を小泉が慰めるなど割といい関係を築くように見えた。

が、気を許しかけた蛸壺澪が「人を殺してしまった」と漏らしてからは事態は一変。
小泉が精神不安定な時期から呼び出されたのもあって掌を返すような言動を浴びせられる。
被害者面をするな、アンタが言ってた辛い過去ってのも全てアンタの自業自得だ、と強い言葉と共に拒絶の意を示す小泉。
責められた蛸壺澪は最初はアタフタしたものの、ついには耐えかねて逆上。
お気楽な学生が知った風な口をきくな、と感情に流されるまま強い罵倒を返す。
直後蛸壺澪が小泉のそばかすをなじった事を皮切りに口論は更に泥沼化。
最終的には怒りのあまり殴りかかった蛸壺澪に小泉が危機を感じ、光弾(@NARUTO)を投げて逃走。
互いに八つ当たるだけの不毛な時間は痛み分けで終了した。

第1放送が始まる目前で真奥貞夫のハンバーガー屋・マグロナルドを見つけて入店。ロワ内で初めて集団に出会う。
ちなみに道中、姿をデッドプールに補足されていたのだが、
「流石の俺ちゃんも蛸壺屋同人誌はトラウマなんで勘弁!」
と接触されないまま終わった。

ハンバーガー屋の人たちに保護され、ようやく落ち着いたかと思われた蛸壺澪。だがまたしても些細なことからトラブルを引き起こすこととなる。
凰鈴音の言動を自意識過剰から曲解、自分を役立たずと決めつけられたと思いこんだ蛸壺澪は因縁を付け、小泉の時同様口論を起こす。
口論の末苛立ちが頂点に達し、蛸壺澪はカッとなり鈴の顔面をグーパン。

「私に恥をかかせて楽しいのか、バカりん゛ぶっ!?」

元々穏やかなタイプではない鈴が黙っている訳もなく、直後グーで殴り返される。
そのまま殴り合いに持ち込まれたが、あっさり赤城により仲裁される。
が、赤城がどう見ても鈴の肩を持つ対応をとることに困惑、いたたまれなくなり一人退店した。
もっとも先に手を出したのは蛸壺澪の方なので赤城の対応は当然と言えば当然である。メトロン星人?テレビ見てましたよ。

違う、こんな筈ではない、と蛸壺澪はバトルロワイアルでの散々な扱いを認めきれず、ついにマーダー化を決意。
ハリー殺害以降封印していた銃を再び携える。
そんな彼女の眼前に現れたのは木ノ下コーヘイ。彼の顔の傷にびっくりし、叫びながらも発砲しようとする。
が、銃を構えた際、血まみれで倒れるハリーの姿が脳裏によぎってしまう。
その動揺で手元が大きくブレ、銃弾は明後日の方向へ飛んで行くこととなった。
発砲行為は当然木ノ下の怒りを買い、蛸壺澪はあっさりと組み伏せられてしまった上、拳銃をも奪い取られてしまう。
助けてくれ、許してくれと必死の命乞いをする蛸壺澪に対し、木ノ下は拳銃の銃口部分を握った手を躊躇なく振り下ろした。

銃把が振り下ろされた先は蛸壺澪の手の指。
ぐしゃ、と不快な音と共に骨は砕け、爪は割れる。痛みに耐えきれず蛸壺澪は絶叫する。
木ノ下は腕を振り上げては、次々に指を殴りつけていく。蛸壺澪の悲鳴はひたすらに響き続けた。

両手10本の指全てを甚振りきられた時には、蛸壺澪の眼から光は失われ、言葉ともならない言葉をぶつぶつ呟くばかり。すっかり人間として壊れていた。
程なくして木ノ下が放った銃弾に脳天を貫かれ、彼女の生涯は終わりを迎えることとなった。


メンタルが飛び抜けて強い一般人がよく見かけられるパロロワ界。
その中で蛸壺澪はその優柔不断さから「そこら辺に居そうなガチ一般人」と言われることもあったりする。
彼女の敗因をあげるとしたら、恐怖に打ち負け続けたこと、中途半端にプライドが高いこと、現実を逃避し続けたこと、ハリー殺害を省みなかったこと、と、複数挙げられるだろう。
どれか1つだけならば他参加者からフォローされる機会もあったかもしれないが、全てが合わさることで致命的な弱点となり、周囲から孤立、悲惨な死を遂げることとなった。

ちなみに蛸壺屋けいおんのラストは、高校時代の友人が所属する会社に勤め始めるという、自らの足で新しい一歩を踏み出したものであった。
このロワでももう少し生き延びていれば、自分の弱点に真摯に向き合う機会を得ていたのかもしれない。

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最終更新:2014年05月31日 18:07