【名前】佐倉杏子
【性別】女
【出典】魔法少女まどか☆マギカ
【支給品】王蛇のデッキ@仮面ライダー龍騎 撮影時浅倉が喰ってたトカゲ@仮面ライダー龍騎(現実)
【台詞】
「喰うかい?」
「一人ぼっちは寂しいもんな…いいよ…一緒にいてやるからさ…」

【人物】
赤いポニーテールが印象的な少女であり、自分の為だけに魔法少女の力を使い他人の為に動くことはほぼなく、
魔女が落とすグリーフシードの為に一般人が襲われることに対しても必要悪と割り切っているが、根はやさしい少女。
かつては神父だった父親を助ける為にキュゥべぇと契約し、正義の魔法少女として巴マミと一緒に闘っていたが、
父親は杏子が父親の為の努力を全否定して「魔女」と罵ったうえに妹と妻と共に無理心中をはかってしまい、一人ぼっちになる。
その出来事で荒れてアウトロー状態になっている。よく食べ物を口にするが、これはアウトローを気取っても
罪悪感と自己嫌悪を無意識のうちに抱え込み続け、常に何か食べてないと落ち着けない状態となっているから。

【本ロワでの動向】
巴マミ死亡直後の参戦と思われる、名簿に死んだはずの巴マミの名前があることに疑問と懐かしさを感じるものの
今更どの面下げて…と言う気持ちから会おうと思うつもりもなく、殺し合いに興じるよりも生存優先、
あわよくば漁夫の利を取ろうとするジョーカーポジションと決め込む。

とりあえずは近くにあったコンビニからくすねた肉まんを食べながら支給品を確認すると、一つは複数の枝に刺さったトカゲ…
食べ物を無駄にしない主義の彼女でも流石に引いたようである。もうひとつは取扱説明書付きの王蛇のデッキ、
最初はなんだ子供の玩具か…と思っていたがもののためしとデッキを使い仮面ライダー王蛇に変身する。
変身すると思いのほか馴染む(杏子のモチーフは本来王蛇に変身する浅倉威である為)と同時に杏子の目の前に巨大な蛇が現れる。

『ベノスネーカー』仮面ライダー王蛇の契約モンスターである。最初は驚くも自分を見つめる蛇に肉まんを「喰うかい?」と差し出す、
ベノスネーカーはその肉まんを一飲みし、彼女を新たな主と認めた。まずは王蛇となった体馴らしと会場周辺をうろつく
ミラーモンスターを襲撃し次々と撃破する。一通りミラーモンスターを駆逐した杏子は、とりあえず食べてみるかと支給された
トカゲを焼いて食べ始めた。

食べると鶏肉の味がしてなかなかオツであった(これは撮影に使用したトカゲが鶏肉を加工したものであったから)
そうすると匂いに惹かれたのか一人の少女がやってくる。竹林のルーガルである狼女「今泉影狼」、
影狼は杏子が焼いているトカゲの匂いに惹かれてやってきて、最初は警戒するが

影狼「怖いわ~巨大な蛇怖いわ~」
杏子「あー、ベノスネーカーか?大丈夫、怖くねーよ」

とベノスネーカーに怯える影狼を見たことと、互いにどことなく似た匂いを感じたのか本来なら
見知らぬ上に殺しに乗っているかもしれない影狼に焼いたトカゲを「喰うかい?」と普通に差し出した。
影狼は受け取り美味しそうに食べ、そして影狼から支給された百味ビーンズ@ハリーポッターをお礼に貰うのだが。

杏子「ブフォォォォォ!!!なんだこれはぁぁぁぁぁ!!!」

影狼に支給された百味ビーンズはBBQB味やジュラル星人味と言ったハズレフレーバーの混入率が異常に高く、
流石の杏子も涙目で廃棄することに…そんなこんなでトカゲを喰いつくした後に情報交換をする、
殺し合いにのる気はないことを確認し一安心してとりあえず協力することを決定、ここに一応は対主催であるワンコタッグが結成された。

杏子「へぇ、これ本物なんだ(モフモフ)」
影狼「キャイン!いきなり耳触らないでぇ~」
杏子「犬みたいな鳴き声するんだな…」
影狼「犬じゃないわよ、狼よ~」
杏子「対してかわんねーよ」
影狼「違うわよ!」

こういったやりとりをしつつも、影狼は一匹狼同士杏子を放っておけなく、杏子も久々に感じる影狼の温もりに安堵感を覚えていた。
ロワ内では最初から対主催とマーダー、マーダーとマーダー同士の戦いが繰り広げているが、ワンコタッグは戦場から離れていたこと、
道中現れるミラーモンスターに対しても前衛が王蛇に変身し、自身の武器である槍を使い前衛を務める杏子と
スペルカードで支援する影狼と言う絶妙コンビで撃破していく。

そして腹が減った二人は食事を取る為に目についた高級焼肉店に立ち寄ることになる。高級焼肉店の看板は伊達ではなく、
アウトロー生活や幻想郷ではまずお目にかかれないズラリと並んだA5ランク和牛など各種肉や海鮮類や野菜類や各種酒や甘味に
感激し大喜びのまま肉を焼いて喰らって飲んでいた…そんな中、匂いに誘われた木乃が焼肉店にやってきた
食べ物に執着する杏子との間で魂を賭けた戦い(内容は察してください)の果てに杏子が肉の半分を(しぶしぶ)
木乃に分け与えることで終結し、食べ終えた木乃と多少の情報交換を行ったあと別れた。
腹いっぱい美味しいものを食べて気力も体力も十分…

                            ぬらーり ひょーん
                            ぬらーり ひょーん

変身女性ロワ最強マーダーぬらりひょんが二人に襲いかかってきた、否応なしに迎撃する二人、王蛇と槍のコンボ、
ベノスネーカーと影狼のスペルカードの援護もあり第2形態である筋骨隆々の長身男性体のぬらりひょんと互角に渡り合う、
苦戦しつつもなんとか撃破してほっと一息つくが…影狼の腹をぬらりひょん第3形態の素手が貫いた、致命傷を負い倒れ伏す影狼

影狼「杏…子…逃げ…なさ…い」

逃げるように影狼は言う、本来の杏子なら彼女の言葉に従い…いやぬらりひょんと出会った時点で
影狼を見捨てて一人で生きる為に逃げ出しただろう…だが杏子はその選択肢を取らなかった。

杏子「ふざけんなてめぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」

激昂してぬらりひょんに挑む杏子。見捨てられなかった、影狼は友達だったから…

影狼「杏子も一人なのね」
杏子「ん、まあね、まぁそれでも結構楽しんでいるけど(尻尾モフモフしながら)」
影狼「…だからかな杏子を放っておけないって…」

かつて何気なく互いの身の上話をした時のことを思い出す、かつては捨てたはずの理想、誰かの為に闘う魔法少女
その輝きを取り戻した杏子は影狼を守る為、ぬらりひょん相手に互角以上に渡り合う、そして放たれる
王蛇のFINALVENT『ベノクラッシュ』はぬらりひょんを粉砕し、それを見届けた影狼も「ありがとう杏子…」
と呟いて果てた…それを見て、また一人ぼっちかよ…と涙を流す杏子、だが…

杏子「ハハッ…なんだよ…それ…神様…あんまりじゃないか…」

目の前に聳える多くの女体が寄り集まって巨大な女体を形成したぬらりひょん、
すでにベノスネーカーも王蛇も消耗しており逃げることも、戦うことも出来ない
そしてぬらりひょんは杏子を捕らえ「巨人」に取り込み殺害しようとする。

杏子「影狼…あんたも一人ぼっちだったよな…一人ぼっちは寂しいもんな…いいよ、一緒にいてやるよ」

そして最後の手段であるソウルジェムを自爆させることで最強格マーダーであるぬらりひょんを道連れにすることで
杏子はロワから脱落した…


だが現実は非情であった。「巨体」はソウルジェムの自爆によって砕けたもののすぐさま新たな形態となって再生、
主を失い、契約が切れたにも関わらずそれに激昂したベノスネーカーはぬらりひょんに挑むも呆気なく粉砕された…
だが杏子と影狼の犠牲は無駄ではなく、二人の無念は鬼龍院皐月率いる対主催連合とカレイドルビーによって果たされたのだ。

もしである、もし王蛇のデッキにベノスネーカー、メタルゲラス、エビルダイバーが合体して生まれた獣帝「ジェノサイダー」
のアドベントカードが存在していたのなら、ブラックホールに叩き込むドゥームズデイによってぬらりひょんを倒せたかもしれなかった、
しかし今回ジェノサイダーは存在しなかったのは残念であった。

同作キャラと相見えることはなかったが、友達が出来た杏子は決して不幸ではなかった…

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最終更新:2014年06月17日 21:45