【名前】マーサ
【出典】20世紀生き物黙示録
【性別】女
【支給品】
【名台詞】「ああ、あの皆もきっと、こうして旅立っていったんだね」
【詳細】
「20世紀生き物黙示録」は、かつて衛星放送で放映された、20世紀に絶滅した動物たちを紹介する番組。
物悲しいテーマソング、淡々としていながらいちいち心に刺さるレーション、そして内容の凄まじい鬱さで、現在でも一部で伝説の番組として語り継がれている。
現在のところDVD化などはされていないが、一部の図書館にVHSが所属されているらしい。また、「失われた動物たち」というタイトルで書籍化もされている。
マーサは「リョコウバト」の回に登場。歴史上実在した動物であり、人類に狩り尽くされたリョコウバトの、最後の一羽となったメスである。
【本ロワでの動向】
上記の経緯により、人類皆殺しを誓いマーダーに。
能力的にはただのリョコウバトなのだが、参加者中でも珍しく飛行能力を持っていたことが幸いしマーダーの一角として猛威を奮う。
殺害方法は大体空中からの物を落とすことによる奇襲。
まずはワトソンを殺害。
その後同一作品出展であるマリオン(やはり人類に狩り尽くされて絶滅したセーシェルゾウガメの最後の一匹)と出会い、暫く行動を共にする。
この時に大和田組と出会い殺害しようとするが、W大和田が人類を代表して二匹に謝罪(土下座)したため、見逃すことにする。
人類に飼われていた経験のあるマリオンは人類皆殺しを目指すマーサとはやや相入れなかったため、ほどなく二匹は別れる。
その後、マーサはヤキソバンが地デジカを射殺するのを目撃。
野生動物を容赦なく殺す人類に改めて怒りを覚えたマーサはヤキソバンの後をつけ、ヤキソバンと合流した進研ママを殺害することに成功する。
その後、腹が減ったマーサは、崩壊した
王さまの城から逃げ出してきたポン・デ・ライオンを発見して捕食。
この辺りからロワも後半に突入するが、特殊能力がないリョコウバトがマーダーとして残っていることは多くの住人を驚愕させた。
ここまでマーサが残ったのは、前述の参加者屈指の飛行能力に加え、他の参加者からはただの野鳥と思われて標的にされなかったことも大きいと思われる。
この後マーサは、同じく後半まで残った意外なマーダーだったジョイくんと交戦。
中身が無くなる度に詰め替えてもらうという手法で半不死身状態だった彼を、空中から落として粉々にするという戦術で再起不能に追い込む。
その後シャーロック・ホームズの死体を発見したマーサは、その死体から支給品の全自動卵割り器を回収する。
これで大幅に強化されたマーサは、次に発見した禿頭の老人、磯野波平を攻撃する。
空中からの容赦ない攻撃に逃げ惑うしかない波平。マーサの勝利になるかと思われたが、波平の悲鳴を聞きつけた島風が駆けつけ、マーサと対峙する。
かくして、マーサ及び島風にとって屈指の死闘となるマーサvs島風の空中戦が勃発する。
しかしやはり空中においては、鳥のほうが遥かに有利であった。
マーサは島風に瀕死の重症を負わせた後、戦闘から離脱する。
暫く休憩して体力を回復したマーサは、再び波平・島風のもとに戻る。
そこでマーサが目にしたのは、島風の亡骸に縋って泣き叫ぶ波平の姿であった。
この光景は、マーサの胸を大きく打った。
人間たちも仲間を思う気持ちは同じ。
悲しみに浸る波平に、仲間を次々と失ったかつての自分の姿を重ねたマーサは、人類皆殺しという方針を捨てていずこへともなく飛び去った。
その後はロワ本編には一切登場せず、行方は誰も知らない。
一説には、マリオンと共に失われた者たちの楽園・幻想郷に旅立ったのではないかとも言われる。
最終更新:2014年09月03日 22:42