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朝日透の魔法教室 - (2006/08/10 (木) 07:04:24) の編集履歴(バックアップ)



<p>「透きゅん!私に魔法教えて!!!!111」<br>
始まりはこの一言だった。<br>
そう、ロイガで一番可愛くてまさに美少女と言うに相応しい神が起こした奇跡かいやもしかして私が神か!!!!てな感じで生まれた咲来の一言からだった。<br>

「何を言っているんですか、貴方は兎でしょう」<br>
魔法が使えるのは龍と羊だけ。そんなことはコーラルやマリンデザートを卒業したプレイヤーには常識なはずだった。当然の如くその龍、朝日透もそのまんまの答えを返してくれた。<br>

だがあの兎に常識など通じるはずがない!<br>
「大丈夫、やってやれないことはない」<br>
どこかの火星が舞台なロボットアクションゲームに出てくる渋いオサーン(理想)の名台詞を吐いて最早やる気まんまんな咲来<br>

「はあ、咲来さんの頼みなら一応やってみますけど、出来なくても私を怒らないで下さいよ」<br>

「だが断る」<br>
「・・・」<br>
理不尽な返答を受けながらも結局丁寧に魔法を教えてくれる透きゅんやっさしーーーー</p>
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――しかし、その時咲来はまだ魔法を覚えることがこんなに大変だとは思いもしなかった・・・</p>
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<p>『朝日透の魔法教室』</p>
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「では、まず精神統一ですかね」<br>
「ベタだね」<br>
「すいません、それしか思いつきませんでしたので○│ ̄│_」<br>

とりあえず透きゅんに言われた通り精神統一から始めてみた。まずは煩悩を取り払わないと。<br>

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「んな事できるかーーーーーーー!!!!」<br>
悲しくもその兎は煩悩の塊だった。<br>
「貴方という人は精神統一も満足に出来ないんですか」<br>
「だって煩悩を取り除いた私なんて想像できないし、何よりえrくない私なんて何が楽しみで生きてるんですか!?えrくなくなる代わりに娯楽がなくなる生活・・・ああ想像しただけで怖い」<br>

「・・・・咲来さん」<br>
「何かな、サインは後にしてね」<br>
「貴方本当にやる気ありますか?」<br>
「ぎくっ」<br>
「・・・もういいです。やる気がないならやめましょう」<br>

あれ?透きゅん怒ってる?めっちゃ怒ってる!!!<br>
仕方がないじゃないか!ネタをやらないと気が済まないんだから!!<br>

何て言い訳したら本当に教えてもらえなくなりそうなので口には出しませんけどね。<br>

「で、でもさ、こんな事してて本当に魔法なんて使えるようになるのか疑問に思っちゃって」<br>

でもちゃっかり言い訳する咲来<br>
「む・・・他に出来ること考えてみますか・・・」<br>
しかし意外と的を射ていた様子。<br>
「じゃあさ、透きゅんはどうやって魔法使えるようになったの?カバリア島来る前から使えた訳じゃないよね」<br>

「それは・・・」<br>
「うんうん」<br>
「仕様ですから」<br>
(゚д゚)<br>
なるほど、カバリア島に来たときに龍か羊を選べば勝手に使えるようになるのか、そうかきっとこの島は特別で敷地内だけなら魔法が使えるんだ、そうなんだ。<br>

「よーし、手に入れるぞゴールドプレート!!!!!!」<br>

「何ですかゴールドプレートって」<br>
「ごめん、気にしないで。<br>
そうかぁ、じゃあ兎が魔法使う方法なんてないのかな・・・・・」<br>

「落ち込まないで下さい・・・お役に立てなくて申し訳ありません<○>」<br>

「いや、助かったよ。ありがとう。一応おぼろんにも聞いて来るね」<br>

「はい、頑張ってください」<br>
そうして咲来は一旦透きゅんに別れを告げた。</p>
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次回予告<br>
「朧火編」</p>
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