Royal Guard

平和な日々を想う・・・ 第八話

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匿名ユーザー

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丈夫な扉が私と科学室をさえぎっている。
しかし、私は躊躇することなくAAを何度もぶつけて
扉をこじあけた・・・そして、私が最初に見た光景は・・・。

「きさま!何しにここに来た!」
「なにしにだと!?貴様たち外道どもをつぶすためだよ!」

理性がとんだ・・・。
それほどに、私が目にした世界はひどかった・・・・・。

3体の小さな亡骸・・・。

体がちぎれていたのも、黒く炭化していたのも・・・・・。

そしてなお、装置に縛り付けられている2人の子供。

「この、狂人どもが!」

あらかじめ持っていたクナイで、けん制しながら子供に
近寄り、つないでいた鎖を一撃のもと断ち切った。

「させるな!闇装置を起動させろ!」

一人は救出した、だが、もう一人を助ける前に闇色の
立体呪文陣が子供を包みだす。

「なぜだ!これほどまでに闇の力をあたえているのに、なぜ
年齢が変化しない!」
「いいかげんに目をさませ!」

AAを勢いよくコントロールパネルにたたきつける!

「これは、書類に書いたような装置じゃなかった!ただそれだけだ!」
「だまれ!ここまでやった以上、もう後には引けんわ!」

ぱーん!

乾いた音がした・・・あれ、なぜ私は立てない・・・。

「う・・・・・ぐは!!!」

左足が打ち抜かれていた。

「小娘が!もはや、われわれは引き下がれんのだよ!
おとなしくそこで見ているがいいさ!今世紀最大の・・・・」








「・・・・・・いま、わが身を持って、わが意志をもって
汝をよぶ。我名は・・・・・・この身朽ち果てるまで
汝とともにあることをわれは望む・・・・・・・」








小さな声が歌うかのように部屋に響いた・・・・・。

鎖につながれている子がつぶやいていたのか?
それにしては、私たちの耳に大きく聞こえる。

「其の苦しみは我苦しみなり、我喜びは其の喜びなり
其の力は我力なり、我智は其の智なり・・・」

「みんな!にげろ!!」

ルイがそこにいた・・・・。

「それは闇契約の呪唱だ!力が暴走するぞ!」







「今、汝との契約を我はもとめる・・・・・・」








・・・・・・・・・・・・・・・・応えよう・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



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