Story ID:aMYxj/0G0 氏(279th take)
薔「ああああぁぁぁぁ…(´;ω:;.:...」
彼女は涙目で階段を駆け下りる…その視界にエレベーターは映らなかった
よって彼女は10数階ほどのマンションを自分の足で駆け下りる羽目になった。
…
…
…
薔「ハァハァハァッッ…うぅええぇっ…」
必死の思いで何とか1Fのロビーまで駆け下りることが出来た彼女。
こんな思いをしたのは学生時代の避難訓練以来の話である。
全力で疾走した彼女の肺はもう乳酸の塊が生まれ、唾が喉を通らない。
オマケに物凄く嘔吐いている。あと50Mも走れないだろう…
薔「急がな…きゃ…」
この思いだけが彼女の今の動力源。走ることは出来なくとも歩くことは出来る。
歩くのが駄目になると這いながらもスタジオを目指すだろう…今の薔薇水晶ならば…
ヨレヨレの状態でマンションから外へ出たその時、道路にいる一台の車からクラクションが鳴り響く
薔「わあああぁぁ!!!ごごごごごごごめんなさいいいぃぃぃぃぃ!!!!(´;ω;)」
薔薇水晶は慌てて謝り、その場を必死に立ち去ろうとした…
這いつくばって…
?「待ってばらしぃー…ほらぁ私よぉー!!!まだ夢から醒めてないのぉ!?」
そこには黒い『ランボルギーニ=ディアブロ』の窓から銀髪を靡かせ、サングラスを掛けた水銀燈がいた。
…
…
…
どうにかこうにか薔薇水晶を乗車させることが出来たらしい。
薔薇水晶は車が動き出して300M程走った後に我を取り戻した。
薔「… … …ハッ!?あれ…どうして私…銀ちゃんと…一緒に…車に乗ってるの?」
銀「おはよう、お寝坊さぁん♥話は後でねぇ…今は急ぐわよぉ!!ホンッとに時間が無いんだからぁ!!!」
ギュリリリリリリ!!!
水銀燈はアクセルを思い切り踏み込み、ギアを素早くチェンジさせる。
彼女はギターだけでは無く、車の扱いにも大変長けている。
『ランボルギーニ=ディアブロ』は地を這う龍が如く、道路を突き進む。時速にして約60~80㌔と言ったところか…
幸いなことに、信号が一切赤へと変わらなかった。
いや、水銀燈は信号の変わる時間を予測しながら走ってたのかもしれない…
…
…
薔薇水晶が聞きたいことを話している間にもうスタジオに着いていた。
これまた幸いなことにスタジオとばらしーの家からはそんなに離れてはいなかった。
だが徒歩となると、頭が痛くなる話になる。
そして水銀燈はもう解っていた…薔薇水晶がもう一歩も走れないということを…
表情を見れば解る。そして余りにも飛ばしすぎた所為か車酔いが入っている。これは間違いなくばたんきゅーフラグ
だから水銀燈は車を直ちに降りて次の行動に移した…
銀「ほらぁ!ばらしー、私に捕まりなさぁい!!それくらいの体力はまだ残ってるでしょぉ!?」
薔薇水晶は言われるままに水銀燈に抱きついた。
残った力でしっかと抱きつき、足を絡ませ、水銀燈の腰を締め付けた。
この体勢は俗に言う駅b(ry
銀「しっかり捕まったわねぇ!?じゃ行くわよぉ!!!って…この体勢はR指定だわぁww(;///)
足を解きなさい」
またまた言われるままに無言で足を解く薔薇水晶
そして解いたその足を抱きかかえる水銀燈
こうして駅(ryからお姫様抱っこへと形を変えた。そして車のドアを蹴飛ばして閉め、走り出す。
銀「ったくぅ…何処から覚えてくんのよそんなことぉww」
オンエアまでの時間は残り5分を切っていた…果たして2人は間に合うのか!?
とぅびーこんてにゅー
それとこんな裏設定ww↓
銀「前にあの子(=ばらしー)が飲みすぎて酔ってねぇ、それで介抱してあげようとしたらこれがまともに歩けるレベルじゃぁないのよぉ…
で、私がぁ負ぶって家まで送ってあげようとしたのぉ…
そしたらあの子、急に嘔吐いて、そのまま私の後頭部にあの子のメルトスライムが(ry
あぁ…思い出しただけで鳥肌がぁぁ…(.:...´;ω:;.:...」
最終更新:2008年01月31日 23:33