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太陽が眩しい。
冬の寒さはそれほど感じられない。
いい演奏が出来そうだ、4人はそう感じていた。
4人は都内の会場に向かっていた。さっきから楽器を持った高校生がやけに目に付く。

真紅「ここね。」

大きい
それ以上の言葉は無かった。正面に立っただけで飲み込まれそうな感覚を覚えた。

翠星石「ひっ、人がいっぱいですぅ~。」
蒼星石「とりあえず中に入ろう。」

蒼星石「T京都 薔薇学園でホーリエです。」
係員「わかりました。控え室へ案内致します。」

今回は控え室まであるということに大抵の高校生は驚いていた。

係員「ホーリエさんはすぐにリハーサルがあるので準備をお願いしま~す。」

4人はどこか落ち着かない様子で準備をしていた。
準備が終わると4人はステージへと案内された。
そして4人は驚きのあまり言葉を失ってしまった。
広い。とにかく広い。
見た目も凄ければ中身もそれに沿ったものだった。プロでも中々こういった環境での演奏はできないだろう。

「それではホーリエさんおねがいしま~す。」

蒼星石「凄いよね・・・。」
翠星石「あんな最高の設備で演奏できるなんて翠星石は幸せですぅ~。」

リハーサルを終えた4人は興奮気味だった。
部室の古いアンプで弾いてた4人は音の良さにたちまち酔いしれていた。

真紅「翠星石、興奮するのはいいけど少し走り気味になってたわ。気をつけなさい。」
ジュン「そうだな。音は良かったけど演奏はあまりいい出来じゃなかったな。」

音の良さのあまり翠星石のドラミングはいつもより不安定だった。
ドラムが不安定だと他のパートもそれにつられる。さっきはまさにそれだった。

翠星石「分かってるですぅ・・・。でももう一度叩きたいですぅ・・・・。」
真紅「大丈夫あと二回は叩けるから。」

司会「全国の高校生の皆さんお待たせいたしました。
   今日はenju企画アリスゲームの全国大会です。
   全国から数え切れないほどの応募がありました。
   そしてその中から勝ち上がった各県の代表が今日優勝を目指して演奏します。
   優勝したバンドは人気バンドenjuプロデュースによるコラボレーション曲がCDとして発売されることになります。
   尚、この大会はラジオで全国に生放送されていますのでのでそちらもお楽しみください。」

司会の女性が注意事項などを伝える。どうやら進行自体は予選と同じらしい。真紅たちはCグループだった。

Aグループの演奏が始まった。真紅たちは控え室から出て特別席で視察をしていた。

翠星石「ふわぁ~あ、全国大会って言っても大したことねぇですぅ。」
ジュン「まだAグループの半分しか終わってないだろ。」
蒼星石「そうだね。まだこれから凄いバンドも出てくるよ。」
真紅「そろそろ次の演奏が始まるのだわ。」
司会「えー次はO阪府代表 吉本第一女子高校 ラプラスで曲はThe Beatlesのlet it beです。」

2人の女子高生がいた。それは柿崎めぐと後のローゼンメイデンのキーボード薔薇水晶だった。

翠星石「let it beですかぁ・・・。ベタですねぇ・・・。」
蒼星石「確かに定番かもしれないけどいい曲だと思うよ。」

薔薇水晶がキーボードでイントロを奏でる。そしてメグもギターを奏でながら歌いだす。
メグの声にはジョンレノン特有の心地良さを与える声に似ていた。
そして薔薇水晶のキーボードはめぐの声をオーディエンスの一人一人にすりこんでいくようだった。

ジュン「すごいな・・・。」
翠星石「なっ中々やるようですぅ!!ただ翠星石たちには遠く及ばないですぅ!!」
蒼星石(翠星石はあんなこと言ってるけど。やっぱりレベルが高い・・・。さすが全国だ。)

激戦区O阪の王者であるメグたちはステージ上での貫禄が違う。大舞台で他のバンドは多かれ少なかれミスはあるのにこの2人には全くそれが見受けられない。

ジュン「歌いながらあんなに正確にストロークできるやつもなかなかいない・・・。やっぱり全国大会ともなると勝手が違うな。」

薔薇水晶のキーボードが止まる。同時にオーディエンスは満腹感を感じていた。
真紅「この後のバンドは不幸ね・・・・。」

翠星石「何ですぅ?あの楽器は?」
ジュン「見たことないな・・・。」
蒼星石「エレキバイオリンだよ。あるとは聞いたことあるけど使っているのは見たことないなぁ。」

ボーカル、バイオリン、ドラム、ベースといった変わった構成のバンドが入ってきた。
そしてその瞬間歓声が巻き起こる。愛らしい彼女たちのルックスを見て思わずオーディエンスたちは声を出してしまったらしい。

翠星石「小学生みたいなのが2人もいるですぅ!!これは高校生の大会ですよ!!」
真紅「確かに小さいわね・・・。高校生とは思えないわ。」
蒼星石(真紅もある意味高校生っぽくないところはあるけど・・・。)
「次はM城県代表 聖ギータン学園 ピチカートで曲はオリジナルのLast heavenです。」
「えーっと今日はみんな来てくれてありがとうなのー!」

ステージ上で小柄な女の子が急にMCを始める。突然の事態に会場全体が?な空気になった。

「こんな大きなとこで歌えるなんてヒナは幸せなのー!!この幸せをみんなに届けるのー!」

男子たちの歓声をかき消すかのように演奏が始まった。
ドラムの草笛みつが機械のように正確にリズムを刻む。
ベースの巴が派手さは無いが、まさに「ベース」といった演奏をみせる。
その中で金糸雀の持つエレキバイオリンの表情豊かな音が鳴り響く。
「正確な波」と「複雑な波」は化学反応を起こしオーディエンスの体中に作用する。
ボーカルの雛苺の可愛らしい声質とステージパフォーマンス、そして確かな歌唱力はその曲に見事な装飾を施していた。

蒼星石「あのリズム隊のコンビネーションは絶妙だよ。一緒になるべくしてなった感じだ。」
真紅「Bグループ代表は間違いなくこの組なのだわ。」
蒼星石「これ聞いて思ったけどエレキバイオリンってすごい魅力的な楽器だよね。」
ジュン「弾くやつが上手いっていうのもあるんだろ。俺とかだったらこうはいかねーよ。」
翠星石「翠星石を無視して話を進めないでほしいですぅ・・・・。」

そしてついに真紅たちの番がきた。
Cグループは真紅たちを残して全員演奏が終わった。見たところ強敵となるバンドはいないようだった。

蒼星石「行こう!!僕たちの力をすべて出そう!!」
蒼星石の声と共に真紅たちはステージへ上がった。
司会「それではCグループ最後の演奏です。T京都代表 薔薇学園 ホーリエでオリジナルのFunny kissです。」

高校生A「おいおい、何か凄くね?」
高校生B「さっきの女の子たちといい、今年はギャルバンが目立つな。」
女子高生A「あの女の子すごい歌上手いわ・・・。自信なくなっちゃう。」
女子高生B「ギターの男の子もすごいなぁ・・・。」
(凄いわあの子たち・・・。特にベースの子・・・。
 あんなに個性豊かな音を上手くまとめてるわぁ。うふふ・・一度一緒にやってみたいわぁ。)
金糸雀「みっちゃん!あのバンド凄いかしらー!」
みつ「いやーんでもカナが一番よ!」

真紅たちの演奏は観客を熱狂の渦に巻き込んだ。
そしてCグループのバンドの予選敗退を決定付ける演奏となった。

真紅「蒼星石、やっぱりこの曲を持ってきて良かったのだわ。」
翠星石「これで決勝進出は決定ですぅ!!」
蒼星石「まだ決まったわけじゃないよ。あとは審査員の判断次第だよ。」
司会「それではこれよりDグループ予選を始めます。一曲目はO縄県代表 椎砂高校 水銀燈さんでオリジナルの黒翼です。」
ジュン「なんだぁ。あいつ一人か?それに気味悪いギターだな。」
蒼星石「どうやらそうみたいだね。弾き語りかな?」

周りの観客も変わった形状のギターを見てざわつきはじめる。
その声をギターの音が掻き消した。
この少女のか細い手の繰り出す音が後に世界中のギタリストのリスペクトの対象となることはこの時誰も予想はできなかっただろう。
そう彼女はモンスターバンド「ローゼンメイデン」のギタリストとなる水銀燈だった。

気付いたら言葉を出している人間は居なかった。
彼女は弾き語りをするのでは無かった。
彼女はギター一本の音しか出してない。
一般的に言われるインストというやつだ。
歌は唄っていない。詞も無い。ただ会場全体が水銀燈の作る世界にただただ惹きこまれていった。
それは彼女のギターテクとギター本体の出す音だった。
リズム、テクニック、表現力どれを取っても他の出場者とは格が違った。
ジュンとメグの長所を総取りしてもここまでは行き着けないと思われる。
そして彼女のギター
不気味な外見。そしてそこから繰り出される人間の深く奥に眠った感情を掘り出すかのような音。
全てが完璧だった。演奏が終わると数秒の間があって拍手が起こった。
後続のバンドは動揺してメチャクチャになってしまったのは言うまでも無い。

司会「それでは各グループの代表を発表致します!!Aグループ代表O阪府代表 吉本第一女子高校 ラプラス!!」
ステージ上に出てきた2人に歓声と拍手が巻き上がる。
薔薇水晶「?」
この時薔薇水晶は演奏後のめぐの行動を不思議に感じていた。しきりに胸を押さえたり、頻繁にトイレに行っている。この時も胸のあたりを気にしている。
薔薇水晶「・・・めぐ・・・大丈夫・・・?」
めぐ「えっ?どうしたの?薔薇水晶?」
薔薇水晶「・・・・何でもない・・・。」
特に口調に異変は無い。緊張していたのだろう・・・・。、と薔薇水晶は思った。
司会「続いてBグループ代表M城県代表 聖ギータン学園 ピチカート!!」
雛苺「みんなありがとうなのー!!」
4人がステージに登場すると「カワイイー!!」「こっち向いてー!!」「はぅ~お持ち帰りぃ~」など彼女たちの愛らしいルックスを賞賛する声があがった。
巴とみつは照れているのか顔を赤らめている。
司会「そしてCグループ代表T京都代表 薔薇学園 ホーリエ!!」
真紅たちが中央へ向かうと声を殺したような笑い声が観客から起こった。
ジュンは緊張のあまり手と足が前に出ている。
翠星石は蒼星石の後ろに隠れている。
蒼星石は翠星石のせいで思うように動けなかった。
客が笑ってしまうのも仕方が無い光景だった。
真紅「貸すのだわ。」
司会「えっ・・・。ちょっと・・・・。」
真紅が司会からマイクを奪い取って会場の後方にある審査員特別席を指差した。
真紅「enju!!すぐにそこに行く!!そこで待っているのだわ!!」
真紅は会場の笑い声を一瞬で歓声に変えてしまった。

司会「そしてDグループ代表O縄県代表 椎砂高校 水銀燈さんです!!」
会場が揺れ動くような錯覚を覚えるほど会場は狂喜の声で満ちていた。
水銀燈(ふふっ・・・。おばかさぁん・・・。こんなに喜んじゃってぇ。それもそうよねお父様がこの私のためだけに作ってくれたギターだもの・・・。)
水銀燈は自分の持っているギターを一撫でした。
司会「では決勝戦の演奏順などの関係で一時間ほどの休憩を取らせていただきます。座席を離れるときは盗難等にご注意ください。」

翠星石「ふぃ~真紅がいなかったらどうなってたか分からねぇですぅ・・・。」
蒼星石「演奏の時には気にならなかったけどあんなに人がいっぱい居たんだね。」
真紅「あら?向こうから誰か来るわ。」
廊下の奥から銀髪の少女が現れる。
ジュン(あいつDグループの・・・・。)
水銀燈「ちょっとごめんなさぁ~い」
真紅「何しに来たのだわ?」
水銀燈「そんなに怖い顔したらシワが増えるわよぉ?ちゃんと乳酸菌取ってるぅ?それに私が話したいのはあなたじゃないわぁ。」
そう言うと水銀燈は視線を真紅から蒼星石に移した。
水銀燈「あなた名前なんて言うのぉ?」
蒼星石「僕?僕は蒼星石っていうんだ。水銀燈さんだったよね。決勝頑張ろう。」
水銀燈「蒼星石ねぇ~覚えとくわぁ~ばいばぁい。」
そう言い残すと水銀燈は立ち去っていった。
翠星石「ふんっ変なヤローですぅ!」
蒼星石「そうだね。でもそこまで悪い人には見えないな・・・。」

元治「ふふっ・・・。この企画は成功だったみたいだな・・・。」
オディール「そうね・・・。ダイヤの原石がいっぱいいるわ。」
コリンヌ「私帰るわ・・・。」
元治「おい、どうした?」
コリンヌ「早く家に帰って練習しないと彼女たちに食われてしまうわ。」

数分後組み合わせが決まったので各出場者に連絡が入る。順番はラプラス、ピチカート、水銀燈、ホーリエとなっていた。
トリということで真紅たちには緊張が走った。
下手な演奏は出来ない。というプレッシャーが重くのしかかった。真紅たちはそれを受け止めることで精一杯だった。                    

司会「それではこれより決勝戦を始めます。一組目の演奏です。Aグループ代表O阪府代表 吉本第一女子高校 ラプラス。曲はジョンレノンでImagineです!!」
薔薇水晶「・・・めぐ?・・・どうしたの早く行こう・・・?」
めぐ「うん・・・。」
司会「ラプラスさ~ん?」
めぐ「はっ、はい!すいません!」

2人は定位置に立ち客に向かってぺこりと一礼する。
薔薇水晶が伴奏を弾き始めた。
そしてめぐが唄いだす。しかし一回戦のめぐの歌声とは別物だった。
何かを覚悟したような歌声。
これからも唄い続けるであろうめぐのアーティストとしての人生の全てを搾り出したかのような歌声だった。
めぐの歌声と共に会場全体に響くImagineの美しい詞。そして薔薇水晶の伴奏。
感動とステージの上で唄っているめぐの痛々しい姿に涙を流す者さえいた。
そしてすぐに散ってしまう花のように美しくも儚い夢の時間はこの瞬間終わりを迎えた。

司会「続いて二組目の演奏です。Bグループ代表M城県代表 聖ギータン学園 ピチカート。曲はオリジナルでpraiseです。」
雛苺「みんなーヒナの歌聴いてくれた人はみんなみんなみぃ~~んな友達なのー!!」

雛苺独特のMCが終わると金糸雀のバイオリンが美しい旋律を奏でる。
巴もみつも相変わらず体内にメトロノームでもあるかのような演奏をする。
雛苺が表情豊かで可愛らしい歌声をステージという宇宙に散りばめる。
曲の終盤、絶妙なタイミングで曲が変調。
観客の盛り上がりは最高潮になった。これも雛苺の抜群に広い声域があっての業だ。
最後は金糸雀のバイオリンできれいにまとめた。
まさに音楽を芸術へと昇華したかの如く曲だった。

司会「決勝戦三組目の登場です。Dグループ代表O縄県代表 椎砂高校 水銀燈さん。曲はオリジナルで銀糸です。」

悪魔を迎える人間の叫び声。
悲鳴にも似た叫び声が宙を舞う。
呪いの儀式を固唾を呑んで見守る。人々の瞳は期待と恐怖が入り混じっている。
銀髪の悪魔はその腕を振り下ろした。
鳴り響く魔性の音。それが人々の心を捕まえて逃がさない。

(凄いわぁ・・・。こんなの初めてぇ・・・。どっかイっちゃいそう・・・。)

オディール「優勝はこの子で決まりね・・・。」
元治「あぁ・・・それにしても凄いギターだ。今すぐにでもenjuに入ってほしいよ。」
サラ「まだ一組残ってるわ。」

舞台裏の控え室の空気は異様だった。
ジュンは目を瞑りじっとしている。
蒼星石はベースをしきりにみがいている。
翠星石は立ち上がったり座ったりを繰り返していた。
その行動は当然とも言える。
4組が今栄光の扉の目の前に立たされたのである。
そして自分たちが少し手を伸ばすだけで届く距離にあると知ったら緊張しない人間などいないはずである。

ジュン「俺・・・ダメかもしれない・・・・。」

ジュンが口を開いた。

ジュン「さっきから手が全然動かないんだ・・・。こんなんで行ったら絶対失敗する・・・。」
「・・・・。」

誰も彼を責めなかった。
それは自分たちも同じだったからである。

蒼星石(かける言葉が見つからない・・・。僕はリーダーなのに・・・。僕がしっかりしなきゃダメなんだ・・・。何でもいい・・・。何か話そう・・・。)

蒼星石が口を開こうとしたまさにその時

真紅「蒼星石は全ての始まりとなる紙を用意してくれたわ。」
蒼星石「?」
真紅「翠星石は絵の骨格をなす下書きを書いてくれた。」
翠星石「・・・真紅?」
真紅「ジュンは6色の絵の具を使って見事な色を作った。」
ジュン「・・・。」
真紅「でも絵はまだ途中・・・。そう、真紅はまだ何もしてないのだわ。」
蒼星石「真紅・・・。」
真紅「私がホーリエの絵を完成させる。そしてその絵に相応しい額縁に飾るのだわ。」

「ホーリエさ~ん。スタンバイに入ってくださ~い!!」

真紅「さぁ・・・。行きましょう。」
真紅は一足早くステージへ向かった。
蒼星石「・・・・行こう。みんな。」

3人に迷いの表情は無かった。

3人がステージに向かう途中、演奏を終え恍惚とした表情の水銀燈とすれ違った。

水銀燈(何なのこの子たち・・・。私のあの演奏を聞いて何でこんなに自信に満ちた表情をしてるの?)

司会「それではアリスゲーム最後の演奏です。Cグループ代表T京都代表 薔薇学園 ホーリエ。曲は・・・・
ジュン(みんな・・・・)
翠星石(もう大丈夫ですぅ・・・)
蒼星石(みんなでもう一度・・・)
真紅(フフッ・・・・)
 ・・・ルでFlying Highです。」

「空を飛ぼう」

アリスゲーム全国大会で見事優勝を果たした真紅たちは見事enjuとCDを発売した。
CDは飛ぶように売れ、真紅たちはレコード会社「Nフィールド」と正式に契約。メジャーデビューを果たす。
初登場にしてオリコン20位を獲ると2ndシングルはTOP10にランクイン。
3rdシングルは人気ドラマの主題歌に抜擢され見事オリコン1位を獲得。
その後もCDを発売する度に爆発的な売り上げを記録することになる。
しかし真紅たちは自分たちの音に限界を感じていた。それはギタリストジュンの不在によるものだった。
ジュンはenjuとのCDを発売するとデザインの勉強をするために海外へ留学してしまった。
サポートメンバーのギターを入れて活動していたがやはり本人たちには自分たちの音についていつも不満が残っていた。
そして蒼星石の提案で全国でオーディションを行うことになった。
偶然なのか必然だったのか、選ばれた4人はアリスゲームの決勝で激闘を繰り広げた少女たちである雛苺、金糸雀、薔薇水晶、水銀燈だった。
7人となった真紅たちはバンド名を「ホーリエ」から「ローゼンメイデン」へと変え再出発を果たした。

蒼星石「・・・・・ということなんです。」
水銀燈「全く神様もメンドくさい男ねぇ・・・。どうせこうなるんなら同じ場所に落としてくれればいいのに。」
金糸雀「それじゃあドラマに欠けるかしらー!」
雛苺「ヒナたちはアリスゲームのあの演奏のおかげで一緒になれたのー!!」
真紅「そうね雛苺。あの決勝で敵だった人間がこうやって一緒に音楽を奏でている。これは素晴らしいことなのだわ。」
翠星石「それもこれもみんな翠星石の 薔薇水晶「・・・本当に今幸せ・・・・。」
記者「みなさん本当に仲がいいんですね・・・・。うっ涙が・・・。」
真紅「そういえばあなたとの決着はまだだったわね翠星石?あの時のこと忘れたとは言わせないわよ?」
翠星石「望むところですぅ!!かかってきやがれですぅ!!」
蒼星石「ふっ2人ともよしなよ!」
記者「・・・・前言撤回」

(完)



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最終更新:2007年01月27日 14:32