アットウィキロゴ
一方、水銀燈とその3姉妹はというと…

銀「さぁてぇとぉ…お城には無事着いたしぃ…後はもう一人の子と待ち合わすだけねぇ…」
真「まぁ、それは一体どんな方ですの?お母様」
翠「姉貴はひょっとして気付いてなかったですぅ?うちにはベースがいないんですよ?」
雛「どんな人か楽しみなのよー♪」
銀「フフフ…♥それはぁ逢ってからのお楽しみってヤツよぉ♪」

空には無数の星と円く満ちた月がこの世界の人々を包んでいる。
今宵はまさに披露宴には持って来いな絶好の天候である。

それから暫くして

?「(あの人たちかな?)すみませーん。もしかして貴女たちが『Edel Rosengeest』ですか?」

そこで彼女たちに尋ねてきたのはボーイッシュな服装にシルクハットがよく似合う娘だった。
今回この日の為に雇われたフリーのベーシストである。
因みに『Edel Rosengeest』とはドイツ語で『高貴な薔薇の精霊』を意味する。(多分…)
今の彼女たちのバンド名でもある。

銀「えぇ、そうよぉ…貴女がベースの娘ぉ?一瞬男の子かと思っちゃったわぁww」
?「まぁ、よく間違われますよww初めましてMrs.水銀燈」

真「お母様、彼は何方ですの?」
?「あっ、紹介が遅れました。僕はベース担当の『蒼星石』と申します。初めましてお嬢様方。
 それとこう見えても女なんですよ。」
翠「何てハンサム(死語)なんですぅ…女にしとくのが勿体無いくらいです!」
雛「ホントなのよー…女の人なのにとってもカッコイイのー…」
蒼「ハハハ…」

姉妹たちの褒め(?)言葉に蒼星石は照れくさそうに笑って返す。

銀「こぉらぁ!貴方達も自己紹介くらいしなさぁい…ごめんなさいねぇ礼儀を知らない娘たちでぇww」

水銀燈は軽く笑って謝る。そんな仕草が何処となく貴婦人な雰囲気を見せている。

蒼「いえいえ、どうかお気になさらずに…」
真「じゃ先ずは私からね。初めまして蒼星石。私は『Edel Rosengeest』のボーカルの真紅よ
 そしてこの3姉妹の長女なのだわ」
翠「次は私ですね!!翠星石というですぅ…このバンドのドラム担当で次女に当たるです!!」
雛「最後は雛なのよー、初めまして蒼星石ぃ♪雛苺っていうのー♪でも雛ねー楽器は扱えないから
 真紅と一緒のツインボーカルなのよー♪この3人の中では一番ちっちゃいのー♪」

蒼「なるほど…皆さんとても仲が良さそうだ。今日はどうか宜しく。」
真翠雛「こちらこそなのだわ(ですぅ(なのー♪」

3人はそれぞれの紹介を終えると蒼星石と握手を交わした。

銀「じゃぁ受付に行くわよぉ…本番まで1時間くらいあるからぁ、それまではリハーサルねぇ…」
雛「えーーーっ!?雛もっとお城で色んなもの見たいし、宮廷のお料理も食べてみたいのー!!」
真翠「雛苺!貴女(お前)はここに何しに来たの(ですか)!?」
蒼「ハハハハ…」

そんな雰囲気の中で一行は無事受付を済ませ
控え室で本番までリハーサルを幾度か繰り返す。

… … …

薔「ここは…何処?」

あれから鏡の世界に入り込んだ薔薇水晶(=ばらしぃんでれら)
鏡の世界は本来、『雪華綺晶』のような妖精の魔法によって生み出される世界であり、その規模も妖精の魔力によって様々である。
何処の鏡に繋がっているのかもその術の使い手によって決められ、今回の場合は真紅の部屋の三面鏡と城内の何処かの鏡へ通じている一本道だ。
薔薇水晶の周りの四面は全てが鏡で自分が入った入り口の鏡だけ、まだプリズムの光が溢れ出している。
だが立ち止まるわけにもいかず、薔薇水晶は先へと進む。
しかし道中、鏡に映った自分に手を振ったり、自身に走って向かってモロに鏡に衝突したりと無駄な時間を楽しんだのは薔薇水晶なのだから仕方ない…

薔「あれは…」

薔薇水晶が目にしたものは、恐らく城内の何処かへと繋がっているであろう3つの鏡…
それぞれの鏡からは入り口と同じくプリズムの光が溢れ出している。
しかし、ここでも外の世界同様、時間が刻々と進んでいるのは明らか…薔薇水晶に残された時間はおよそ3時間…
選ぶような時間は残されていない。手当たり次第に鏡の中へ入っていく。                      

薔「まずは…ここからっ!とぉっ!!」

まずは一番左端の鏡へと入る。
繋がった先は、何処なのだろう…
薔薇水晶の視界に映ったのは、一面大理石の壁、そして湯気
石鹸の香りが何とも心地良い…ここはどうやら浴室のようである。

?「~♪」

浴槽から聴こえてくるのは、若々しい男の鼻歌である。
薔薇水晶は不思議そうにその男の下へと近寄る…そしてカーテンを何の躊躇もなく開く

シャーッ

?「~♪…!!!!!!??????」
薔「貴方…誰?」
?「それこっちの台詞だから…(;゚∀゚)」
薔「私、薔薇水晶…貴方…誰?」

今起きている状況にも何の驚きもせず勝手に自己紹介を始める薔薇水晶…
向かって話をしている男性は裸体というのにも関わらず…

男は困り果てた顔をする。そして頭を軽く掻き毟る。

?「(困ったな…何から話せばいいものやら…使いの者を呼ぶのも何か気が退けるし、こんな大人しくて可愛い娘が、僕の命を狙う暗殺者でもなさそうだし…)」
薔「ここが受付…?」

薔薇水晶は男の話を全く無視して、自分のペースへ持っていく。





撮影外野ここから↓

翠「ばらしーのヤツ…相手が男で素っ裸なのに、全然ペースを乱さないですぅ…///」
真「大したものなのだわ…私なら絶対無理ね…///」
雛「あれれー?真紅たちどうしてお顔そんなに真っ赤っ赤なのよー?」
金「雛苺はまだ大人の世界を知らないからそんな悠長なことが言えるかしらー///」
銀「貴方達ぃ…何処までもお子様ねぇww」
雪「じゃあ雛苺には今度私が大人の世界をレクチャーしてあげますわっ♥」
雛「うゎーい♪楽しみなのーおっとなーのせっかいー、おっとなのせっかいー♪」
真翠金銀「!!!!!?????」


蒼「いいぞいいぞー。撮影は順調だーww」

                           第05話へ続く…





タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2007年08月21日 23:32