時間軸とは
「村の時間軸」は、物語に描かれたもっとも先の時間帯となります。
つまり、まだ皆が夜間の行動をしていても、誰かが [夜が明けた。] と書いたら、「村の時間軸」は夜明け時刻です。
それに対して、個々のPCにおける「現在」が、「PC (自分) の時間軸」になります。
時間軸の提示
RP村では、ログの冒頭で記号 - - を使って、PCの時間帯が皆にわかるようにします。
1発言ごとに時間軸を記す必要はありませんが (やる人もいます)、前の発言から時間がたってしまった場合などには再度表示するようにしましょう。
例)
− 夜明け前 − あるいは - >>○○のちょっと後 - など
時間の流れについて
ひとりのPCのログを抜き出して読んだときに、時間の流れが前後していると状況を把握しづらくなります。
時間経過は 旧→新 であるようにしましょう。
ただし、途中に回想等を挟む場合は時間軸を遡るのは仕方ありません。
読み手が時間軸迷子にならないよう、どの時間軸の出来事なのかをログの頭に記載しておきましょう。
時間軸で気をつけること
あなたの書いているシーンより時間軸が後に展開しているシーンに既に書かれている行動/描写に影響が出る行動/描写をしてはいけません。
後のシーンで無傷の人を過去時間軸で怪我させる、後のシーンで発見されている証拠の品を持ち去る等。
つまりは
矛盾を生じさせないように
ということです。
なるべくならば他のPCに回想補完を強いないよう、すでに別のシーンに進んでいるPCへは過去の時間軸で接触しないようにしましょう。
時間の進め方
RP村では、数言かわすだけのシーン演出にリアルで数時間かかるため、リアル1日で演出できる村内時間が数分であるというのも珍しくはありません。
PCの感覚だと「まだまだ昼前」だったりするので、「時間的に○○もできるはず」と隣接の時間軸でシーンをたててしまいがちで、こうなると村内時間がなかなか進まず、更新直前になっても開始からほとんど時間が経過していないといった事態が発生します。
時間経過をPLに任せていると起きやすいというか、ほぼ確実に発生します。
人死にがある企画では、夕飯から寝るまでの間に更新を3回迎えて屍累々といった事態にもなりかねません。
逆に、やること終えて遠距離を移動したいPCが[隣町に出かけて、数日後に帰ってきた。]と周囲の時間軸からひとりだけ大きく離れてしまうという事態も発生することがあります。
全体の時間軸を同じように進めたい場合は、企画段階で「システム上で更新したら翌日になる」など、ルールを明確にしておきましょう。
更新によって時間軸が進む村で、シーンが更新をまたいでしまった場合は、なるべく早く (遅くとも次のコアタイムまでに) 時間軸が追いつくよう努力しましょう。
空間認識と時間認識をもつ
いろいろなPCに会ったり事件に関与したいあまりに、直近のシーンから離れた場所に瞬時に到着したり、同時に起きている事件の双方に登場していたりといったロールをしてしまうPLをたまに見かけます。
テレポートの魔法などがあれば可能ですが、そうでないなら怪奇現象です。
PCの現在位置と移動先までの距離と経過時間の認識を持つようにしましょう。
PCたちの動き回るエリアがある程度の広さをもつ場合、企画段階でマップを用意したり、「村はずれまでは徒歩30分ほど」「隣町までは徒歩2日ほど」など目安を決めておくのも手です。
(それでも「迅速に移動しすぎるPC」は結構いますが…)
最終更新:2012年11月17日 18:23