誘導とは

誘導とは、仮定文を用いたりして、自分の期待する今後の状況を説明する手法です。

ト書きは本来、台詞だけでは伝えられない動作や情景を補うものであり、まだ事実ではない仮定文を用いるべきではありません。
「半確定ロール」として誘導を嫌うPLもいるので、積極的に使うのは止めましょう。


例)
[慎重に隠したので、簡単には見つけられないだろう。]

この場合、「見つけられない」あるいは「何かヒントを得てから発見する」などといった行動が求められていると推測できます。
ただし、「見つけてはいけない」わけではないので、見つける展開がよいと思えば見つけて構いません。

また、状況描写ならば、仮定を使わず、事実のみに書き換えられないか考えてみましょう。

例)
[扉に罠を仕掛けた。不用意に開けたら、上から皿が落ちてくるだろう。] ←△
[扉に罠を仕掛けた。不用意に開けたら、上から皿が落ちてくる仕掛けとなっている。] ←○


相手の行動や感情を誘導するのはさらに厭がられます。
ト書きではなくPC発言に留めるならOKです。

例)
[この事実を知ったら、彼は泣くに違いない。] ←×
この事実を知ったら、彼は泣くに違いないとわたしは思うよ。 ←○




















最終更新:2012年11月11日 22:18