内面描写とは

ト書きの中に、PCの考えや感情を書いてしまうことを「内面描写」と呼びます。

本来、ト書きは発言だけでは描写できないPCの動作/表情や場面の情景を書くためのものですが、[悔しいと思った。] といった心情、あるいは[このままでは負ける、と歯を食いしばった。]というような、思考+動作をト書きに書いているものが内面描写に当たります。


ト書きに内面描写が入る = ト書きにPCの主観が混ざることになり、情報の客観性という観点からも非推奨です。


ただ、「動作の説明」と「内面心理」は区別がつきにくい部分もあります。

例)
[相手の手首へと剣を振り下ろす。] ←動作の説明 
[相手の手首を強打して剣を落とさせようと思って、剣を振り下ろす。] ←内面心理+動作 


実際のところ、ト書きに内面描写をするとPL情報としてPCの意図が伝えやすく、楽チンです。
殊に無口な性格を演じたい時などは、内面描写をしないと相手に「やりたいことが伝わってこない」と苦言を呈されることもあるでしょう。
(企画人によっては、PCの意図をわかりやすく相手に伝えることを重視して、ト書きでの内面情報提供を推奨している場合もあります)


そんな事情から、内面描写はかなりの確率で見受けられます。
「ト書きでの内面描写禁止」企画でない限りは、ト書きで内面描写を使っても怒られることはまずありません。
けれど、余裕があったら別の表現手法がないか検討してみましょう。


例えば、内面心理や思考を記述したい場合はト書きに含めず、 ( ) を使って区別する方法もあります。
相手の反応をを期待するなら、“自分でも気づかないうちに声に出して呟いてしまう'' というテクニックもあります。


例)
[悔しさがこみあげてきた。] ←ト書きでの内面描写
[拳を握りしめて壁に叩きつけた。] ←内面描写なしに言い換えたト書き
(悔しいよ…) ←( )使用による内面描写
悔しいっ!! ←発言にしてしまう


まれに「ト書きでの内面描写は禁止」としている企画もあります。
その場合は決してPCの心情をト書きに書いてはいけません。
言い換えを工夫してみましょう。



















最終更新:2012年11月12日 19:00