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シーン進行のコツ & タイムテーブルの管理


「シーンをたてる/始める」というのは、新たな場面で話を展開することです。
「シーンをしめる/閉じる」というのは、その場面を終わらせることです。
RP村では、誰でも新しくシーンをたてたりしめたりすることができます。

その際、気をつけておきたいことがあります。


1) そのシーンで何をしたいか考えてたてる、目的が済んだらしめる
2) 更新やコアタイムを意識しよう
3) 無理して全員と話す必要はない


1) そのシーンで何をしたいか考えてたてる、目的が済んだらしめる


雑談風の企画ならともかく、物語をつくる企画では、目的をもってシーンをたてましょう。
「○○を彼に渡しておきたい」「××について聞き出したい」など。


ただ漫然と「なにか面白い展開になったらいいな」「○○さんとまだ面識がないから会っておこう」程度のつもりでシーンをたてると、重要性の低いシーンが続いて双方、疲労してしまうこともあります。
顔つなぎがPL的な目的であっても、「商品を買う」「探索を依頼する」などといったPCの「用事」を考えておいて呼びかけてみましょう。


また、楽しい相手とは会話を続けたくなるのが人情ですが、目的が済んだらシーンを終わらせるのも、冗長なログを作らない工夫です。

相手がいる場合、シーンをしめるのはシーンをたてるより気を使うことでしょう。
自分のやりたいことは済んでも、相手がまだ何かしたいかもしれないと思うと、なかなか自分からシーンを切れないものです。
そんな時に「まだ用ある?」といった質問を投げると必ず会話が続いてしまうので、一区切りつけたい意向をログに含めつつ、相手の反応を待ってみましょう。
(用件は済んだ記号 ^ を用いるのもありです)


自分としては話のきりがいいとしても、[ 部屋を出た。] など一方的にシーンを完了させてしまうと、相手の別れの言葉に反応したくてもできない制限を自分でかけてしまうことになります。


例)
暗くなってきた。そろそろ酒場に行ってくるよ。
[立ち上がった。]


このように、「部屋を出た」ではなく「立ち上がった」に留めておく一工夫で、後のフォローが楽になります。

また発言で、次は「酒場に行くつもりである」という情報を提示することによって、他のPLに「僕に会いたいなら酒場だと都合がいいな」というメッセージを送っています。
会う機会を狙っている相手も状況を設定しすくなるでしょう。

相手が話を続けたいなら部屋に留まることもできるし、相手が別れてOKなら新たなシーンに移ればいい。
構文としても物語としてもスムーズです。


小さなポイントですが、RP村では、自分のやりたいことをこなしつつ、相手のやりたいことも受け止め、全体の時間バランスも崩さぬよう、それによって全員ができるだけストレスなく動けるように、言葉選びを工夫するのもれっきとしたテクニックです。



2) 更新やコアタイムを意識しよう


RP村ではいやおうなくやってくる更新を考慮にいれたシーン進行を心がけることが大切です。
仲良く会話中に相手が墓落ちしたら収拾をつけるのは大変です。


人によってログ作成の早さは異なりますが、こちらが発言してから返事がくるまで、コアタイムでおおよそ20〜30分程度、仕事の休み時間を使った一撃パターンの相手では数時間かかることもざらです。
初対面の挨拶だけで (ことにその場に複数人数がいる「多角」状態であれば) 1時間くらい過ぎてしまうこともあります。

目的をもってシーンをたてて進めた場合でも、コアタイムが一日数時間だと、2-3日かけて1シーンということがよくあります。


その辺の感覚をもって、「今、彼に話しかけると更新にさしつかえそうだからやめておこう」「今日はこのシーンを終わらせるのは無理だから、ほどほどで寝よう」「更新までに死ぬには、そろそろ動かないと」などと判断できるようになると、段取り上手になれます。


3) 無理して全員と話そうとしない


せっかく同じ企画に参加したのに話さないなんてもったいない──たまにそんな声を聞きますが、
10〜15人程度の参加者が集まるRP村では、エピ突入までに一度も顔を合わせなかったり、一言も会話しなかったPCがいることはザラです。
それは認識しておきましょう。


接触だけが目的で人の集まっているところへ登場すると、多角で散漫なシーンになってしまったりもするので、無理して全員と話そうとしないこと。
シーンに登場する時は「会うだけ」にならないよう、企画のテーマを掘り下げるにイベントを起こすなど工夫しましょう。


















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最終更新:2013年02月20日 22:14