ゼミサイト内「100の遺産プロジェクト BBS」の投稿数が70を超えた記念に 「遠くから見守る者」 と名乗る人物よりメールが届く。
「遠くから見守る者」は、Xの追跡をかわしながら、西谷教授と共にいるらしい。 見守る者が私達ゼミ生に 「直接託したい物」 とは?
----- Original Message -----
From: <closelink_distance03☆yahoo.co.jp>
To: <nishiya_bakumatsu_semi☆yahoo.co.jp>
Sent: Wednesday, June 24, 2009 01:05 AM
Subject: 七十を過ぎた記念に
「週末の戦いは見事だった。
力を合わせて謎に挑み、真実に辿り着かんとする諸君に、
大事なことを打ち明けよう。
諸君が心配している西谷教授のことだ。
今、教授は私と一緒にいる。
福井での出来事は、私たちのサポートによるものだ。
そこで教授を助け、できるだけ安全な場所を転々としながら、
Xの追跡をかわしている。
Xの狙いは教授の研究だ。
教授は以前、これを公表しようとしたが、Xの執拗な脅迫により断念した。
今も、ゼミ生諸君に早紀さんや桧垣君、高宮氏と同様の
危険が及ばないかと非常に心配している。
同時に、諸君の溢れんばかりの探求心に、非常に勇気づけられてもいる。
しかしこのところ、ゼミ生の周辺に不穏な出来事が起きている。
教授はその葛藤の中にいることを理解してほしい。
私も直接何度も頼んでいるが、Xが狙っている研究の内容は
ほとんど知らされていない。
今こそゼミ生諸君の行動力・団結力が求められる時だ。
私たちも諸君の力を借りなければならない。
どうか協力してほしい。
ゼミサイトでの活動を見て、情報収集や整理、推理といった尽力に敬服している。
諸君はすでに、Xが閉ざした扉に手をかけんとしている。
もはや実際のアクションを起こす段階に差し掛かった。
諸君に、直接託したい物がある。
最低限のセキュリティは考慮したつもりだが、
教授からアクセス権限を一時預かり、転々としながら
急ごしらえしたものだから、簡素なのはご容赦願いたい。
諸君になら、このページの先へ進むための答えが出せるはずだ。
それを解くカギは、すでに週末の戦いの後に示し、諸君も入手したはずだ。
諸君の行動力と団結力を私は信じている。
個人の力では困難なことも、多くの力を結集すれば乗り越えられることを、
諸君はこれまで示し続けてくれている。
次にまた、諸君の決意の“証”が示される日を待っている。
七十を過ぎた記念に。遠くから見守る者より」
最終更新:2009年06月25日 03:09