6/27 大阪・横浜・博多・京都・東京で、「見守る者の部下」から託された 7枚、 6/28 WITWIT古書店一周年記念スペシャルプレゼントとして 3枚、 7/2 原宿事変にてオレンジ男から奪還した 7枚
合計十七枚の短冊が揃う。この短冊に込められた西谷教授からのメッセージとは?
上が提供された短冊の歌、下が原文
WITWIT |
一 |
曇りなき 月を見るにも 思うかな 明日は雲間の 上に照るやと |
|
曇りなき 月を見るにも おもふかな 明日はかばねの 上に照るやと |
吉村虎太郎 |
|
|
|
|
大阪 |
二 |
ほととぎす 空ゆく声は有明の 月よりほかに 聞くものぞなき |
|
ほととぎす 血に啼く聲は有明の 月よりほかに 聞くものぞなき |
久坂玄瑞 |
|
|
|
|
京都 |
三 |
肝胆元雄大、奇機自湧出、飛潜有誰識、偏不恥虎名 |
|
肝胆元雄大、奇機自湧出、飛潜有誰識、偏不恥龍名 |
武市瑞山 |
|
|
|
|
博多 |
四 |
三千世界の 烏を泣かし 主と朝寝が してみたい |
|
三千世界の 烏を殺し 主と朝寝が してみたい |
高杉晋作 |
|
|
|
|
横浜 |
五 |
われもまた 花のもとにと おもひしに 若葉の下の きゆる命か |
|
われもまた 花のもとにと おもひしに 若葉のかげに きゆる命か |
中島三郎助 |
|
|
|
|
東京 |
六 |
春の草 七色までは 覚えけり |
|
春の草 五色までは 覚えけり |
土方歳三 |
|
|
|
|
原宿事変 |
七 |
雪折れし 松に罪こそ なかりけり 裁にし親が むくいなるらん |
|
雪折れし 松に罪こそ なかりけり 裁にし人の むくいなるらん |
高杉晋作 |
|
|
|
|
WITWIT |
八 |
鳴神の 持てる斧われ 得てしかも 赤のまこ臣 討てし止まむ |
|
鳴神の もてる斧われ えてしかも 醜のまこ臣 うちてしやまむ |
有馬新七 |
|
|
|
|
原宿事変 |
九 |
舌論より 実を行なへ なまけ武士 国の大事を よそにみる馬鹿 |
|
議論より 実を行なへ なまけ武士 国の大事を よそに見る馬鹿 |
河上弥一 |
|
|
|
|
東京 |
十 |
雨が日は いとど恋しく 思ひけり 我がよき友は いづこなるらめ |
|
雨の日は いとゝ恋しく 思ひけり 我がよき友は いづこなるらめ |
伊庭八郎 |
|
|
|
|
原宿事変 |
十一 |
古人の かつがつ物を いひ出る 御世をつぶやく 死眼人 |
|
古書の かつがつ物を いひ出る 御世をつぶやく 死眼人 |
橘曙覧 |
|
|
|
|
東京 |
十二 |
なよ竹の 風にまかする 身ながらも たわまぬ節は 泣くとこそきけ |
|
なよ竹の 風にまかする 身ながらも たわまぬ節は ありとこそきけ |
西郷千重子 |
|
|
|
|
WITWIT |
十三 |
つつみおく 真弓もやがて 引きしぼり ふりはなすべき 時は来にれり |
|
つつみおく 真弓もやがて 引きしぼり うちはなすべき 時は来にけり |
中村半次郎 |
|
|
|
|
原宿事変 |
十四 |
武士の 道こそ多き 世の中に ただ二筋の大和魂 |
|
武士の 道こそ多き 世の中に ただ一筋のやまと魂 |
寺島忠三郎 |
|
|
|
|
原宿事変 |
十五 |
世の情け われをなんとも いはばいへ わがなすことは われのみぞしる |
|
世の人は われをなんとも いはばいへ わがなすことは われのみぞしる |
坂本竜馬 |
|
|
|
|
原宿事変 |
十六 |
大君の 御旗のもとに 死してこそ 人と生れし 有斐はありけれ |
|
大君の 御旗のもとに 死してこそ 人と生れし 甲斐はありけれ |
田中河内介 |
|
|
|
|
原宿事変 |
十七 |
優国十年 北走西馳 成否在天 魂魄帰地 |
|
憂国十年 東走西馳 成敗在天 魂魄帰地 |
平野国臣 |
書き換えられた箇所を抽出
札番 |
変化後 |
→ |
変化前 |
|
|
|
|
一 |
雲間 |
→ |
かばね |
二 |
空ゆく |
→ |
血に啼く |
三 |
虎 |
→ |
龍 |
四 |
泣かし |
→ |
殺し |
五 |
下の |
→ |
かげに |
六 |
七 |
→ |
五 |
七 |
親が |
→ |
人の |
八 |
赤 |
→ |
醜 |
九 |
舌 |
→ |
議 |
十 |
が |
→ |
の |
十一 |
人 |
→ |
書 |
十二 |
泣く |
→ |
あり |
十三 |
ふり |
→ |
うち |
十四 |
二 |
→ |
一 |
十五 |
情け |
→ |
人は |
十六 |
有 |
→ |
甲 |
十七 |
北 |
→ |
東 |
変化前の文字を繋げると、
『 かばね 血に啼く 龍殺し かげに 五人の 醜議の書あり うち一人は甲東 』 となる。
「甲東」とは、大久保利通の雅号 → 五人のうちの一人は大久保利通
最終更新:2009年07月22日 02:31