スポーツをしていれば大丈夫?

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----  スポーツをしていれば安心(健康)と思われがちです。  しかし、低年齢からの偏ったスポーツ活動にあおられ、からだの使い方が悪いことによるスポーツ障害が増加しています。  からだの使い方や筋肉の動かし方、トレーニングの仕方を学び、じっくり自分のからだを再発見しながら構築する必要があります。  成長盛んな時期に正しい動きを見につけることが、将来の健康長寿を約束してくれます。 布上恭子/ライフスタイル研究所 当サイトは@wikiにて作成されています &color(black){Copyright(c): 2007 Kyoko Nunogami, All rights reserved. 禁無断転載}
---- **スポーツをしていれば安心(健康)と思われがちです。 若い保護者とお話しすると、スポーツをさせたいと考える人が増えている事がわかります。しかも、3歳から幼稚園に通い、早くから様々な運動を経験させられているので、出来ないことを悩む保護者が多いようです。 例えば「なわとび」、男の子は4・5歳で1人なわとびができない子が多いですが、幼稚園で出来る女の子にバカにされるといって練習するのです。そのやり方を見ているとまだまだその前に動きづくりとしてやらなければ縄跳びが出来るはずがないと思われます。 しかも元気いっぱいの男の子の動きを見ていると、動きを調整する能力よりも、俗に言う暴れまわる方に力の発揮がなされており、リズム系の調整が出来ない状況にある事がわかります。 男の子は、幼児期に1人なわとびを無理にやらなくても、3人組のなわとび練習を数多くやることがよいと思います。幼稚園から縄を持たされると、家で練習させなくてはならないので気が重いという保護者。何回とべたかがなぜ課題となるのかがまったくわかりません。縄を持たずにやってもうまくリズムに乗って跳躍できない男の子も、他の動きづくりをしているうちにリズムが少しずつ取れるようになります。それでも縄をもって1人なわとびをする必要はないと考えます。できるならばよいのですが、できないことを練習したり悩んだりする必要はまったくないと考えます。低学年のうちにやれるようになります。 幼稚園の先生から聞いたという「3歳から運動をさせないといけない」と。オリンピックの選手が3歳から始めたという話を聞いて、にわかに早まる幼児期からのスポーツ活動。環境と素質をよく見て、本当にオリンピックを狙うのか、狙えるのか、狙う必要があるのか?保護者はその選択をきちんとした理論的背景の元に考えて子どもにチャンスを与えていくべきと考えます。 水泳の指導者をしていた親の影響で早くから水泳をやり、オリンピックに出る事ができた選手は北海道でも例があります。 しかし一方で、同じような例で小さいときから水泳をほとんど毎日のようにやり、小さい大会では活躍していた子が、中学生になって急にやめ、どんどん太りだし今は肥満児になっているという子もいます。 いろいろなからだの動かし方を経験し、いつの間にか種目が選択されていくようであれば長く続くでしょうが、やらされていたのかもしれないやり方では、つまずきがあったときに継続意志が急に薄れてしまいかねません。 北海道の中学女子の体力が全国最下位。うなずける事態が目に付き何とかしなくてはと考えていますが、高学年になって動きたくなくなる女子をどのように身体を動かすチャンスを与えるかは難しいところです。 4歳から私達の活動に参加する女子が、5年生になり、あんなにきれいに走り、気持ちよさそうに走っていたのに走りたくないというようになりました。長くやっていた剣道もやりたくなくなってきたとのこと。 ここから太り始める年齢で、11歳肥満日本一の北海道の子どもをどうするか悩みます。肥満といっても見かけではなく、脂肪質で代謝の悪いからだになることですから、太っていないからよいと考える保護者が多いのですが、汗をかかない、かけない、動きたくない、動けない、低体温で寒がりの冷え性をもっと心配しなければなりません。 その上、日本人に多い糖尿病も、肥満によるばかりではなく、やせぎす女子の糖尿病も心配されるようになりました。実際、太目の人は痩せる努力で病状が変化しますが、痩せている人はその治療が難しいといわれます。子どもは風の子、寒くても外で遊ぶのが大好きです。外がいやだといっていた子ども達が寒くても、雪が降っても外がよいというようになります。 福島の子ども達は外で遊べなくてかわいそうといいますが、北海道の子ども達は外で遊ばなくても保護者も心配しません。なぜでしょうか。 外で元気に遊んだ経験のない人が子育て年齢になっていますので、幼児でさえ、家の中で静かに遊ばせる方を選択する母親が増えています。 キッズクラブで参加の母親が「子どもってこんなに動くものなんですねー」 びっくりです。これは当たり前ですよといいますが、「疲れるー」。母親の体力不足、運動不足が蔓延です。 一方で低年齢からの偏ったスポーツ活動にあおられ、からだの使い方が悪いことによるスポーツ障害が増加しています。バランスの偏り・体のねじれ・ゆがみは、年齢を重ねていく上で様々な影響を及ぼします。 からだの使い方や筋肉の動かし方、トレーニングの仕方を学び、じっくり自分のからだを再発見しながら構築する必要があります。 成長盛んな時期に正しい動きを身につけることが、将来の健康長寿を約束してくれます。 布上恭子/ライフスタイル研究所 当サイトは@wikiにて作成されています &color(black){Copyright(c): 2007 Kyoko Nunogami, All rights reserved. 禁無断転載}

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