日本機械と中国、台湾、韓国機械との違い
日本の機械の場合、機械を製作する材料にも拘り、変形等が発生しない様処理を行なって有る事から長期間使用しても変形等が原因で故障や動作不良になりません、中国機械や一部台湾、韓国の機械では、保障期間中や保障期間が過ぎる頃に機械の故障や動作不良となる機械が多く機械の本体や機械部品の変形が原因の場合が多くあります。

日本の機械の場合、スライドする部分には、キサゲ加工で平面度や油溜まり等を細部まで行なって有る事から長期使用を行ない磨耗した場合でも調整が可能です、中国、台湾、韓国製の多くの機械では、キサゲ加工を十分行なう事無く加工した機械が有り平面度が出ていない場合や細部までの加工が無い機械があります。
外観から確認できない部分では、飾りキサゲ加工で終了している場合やまったく加工が行なわれていない場合があります。

日本と中国、台湾、韓国のキサゲ加工にも違いがあります。
日本の場合、キサゲ加工は深く油溜まりが大きい事から磨耗が少ない事が特徴ですが、中国、台湾、韓国のキサゲ加工は、浅く油溜まりが少ない事から磨耗が早く常に移動する部分等では、一年足らずでキサゲ目が消える程磨耗する場合もあります。

メタル軸受けの摺り合せ加工でも、日本と中国、台湾、韓国では、摺り合せ方法やメタル摺り合せで加工する形状の違いが有り、長期使用が不可能の機械もあります、特にメタル軸受け使用のセンターレスの場合には、中国、台湾、韓国の機械は、中国、台湾機械の多くは、日本と同じメタル合金を使用していますが、韓国機械の場合、材料入手が困難な事から真鍮を使用している機械があります。

メタルの構造では、中国、台湾機械の場合、軸に合わせて機械加工を行ない摺り合せ加工を行なってある機械や機械加工で終了している機械もある事からの不具合も発生しております。
(日本と中国の軸受けメタルの加工方法が異なります)
最終更新:2011年11月19日 15:55