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α-7

第七話 小雨参戦

雪鎖「後は、この状態で一週間、それからしばらくリハビリをすれば回復するでしょう」
 さっきの女性の治療を終えた。
男性C「ありがとうございます」
女性A「ありがとうございます」
雪鎖「さて、修理に戻るか」
光李「雪鎖、ちょっと時間あるかな?」
雪鎖「・・・?」
光李「雪鎖?」
雪鎖「誰だ」
光李「え?」
雪鎖「おまえは会長ではないな?」
 再び瞬間移動で後ろに立つ。
 ハンドガンを背中に突きつける。
光李「お見事」
 そう言って会長は消える。
??「いやー、さすがだね、雪鎖くん」
 背後から誰かがでてくる。
雪鎖「・・・・・・・・・・・誰?」
??「なっ!? まさか、忘れたのか!?」
雪鎖「・・・・・・・・・知らない」
小雨「私だよ!小雨だよ!」
雪鎖「・・・・・・・知らないな」
小雨「嘘ぉーーーー・・・・」
雪鎖「まあ、冗談はさておき」
小雨「冗談なのか!」
雪鎖「小雨先輩は、一体何を?」
小雨「まあ、会長に頼まれて様子を見に来た」
雪鎖「あっそ」
小雨「待ってよーーー」

 病棟から出ると、小雨先輩がついてきた。
雪鎖「何のようですか?」
小雨「いやー、無事に事件も終わったことだし、食事にでも行かないかと思ってね」
雪鎖「遠慮しときます」
 この人に付き合うと絶対いいことはない。
 前なんて、無断で校内から出たから始末書を書かされる羽目に。
小雨「まあまあ、学食行こうよ、学食。みんな待ってるぞ」
雪鎖「遠慮しときます。 今日はまだ仕事がありますので」
小雨「なら私も手伝うよ」
雪鎖「いいですから。小雨先輩はゆっくりしててください」
 小雨先輩とは長い付き合だが、この人に手伝ってもらうとこっちが疲れる。
 より被害を拡大させられたこともある。
雪鎖「っ!」
小雨「不意打ちとは卑怯ではないか」
男性1「撃て」
 ガガガガガガガガ!!!
雪鎖「まったく、その程度の攻撃が当たるかよ」
 能力者は全員、無意識のうちにバリアを展開している。
 能力者によって様々だが、エネルギーの質や量でバリアの強度も変わる。
 エネルギーの残量しだいでは、全く作動しないこともあるが。
 僕の場合、マシンガン程度の弾丸ならば皮膚に届く前に溶かすことができる。
雪鎖「弱いっての」
 ガスッ
男性2「ぐは」
 ベシッ
女性1「きゃっ!」
 ガスッ、ガスッ
男性3「ぎゃっ!」
女性2「いゃん!」
小雨「それ」
 ボッ
男性4「うああああぁぁぁぁ!!」
雪鎖「先輩、やりすぎですよ。たかが戦闘員ぐらいに」
小雨「ごみんごみん」
雪鎖「っと、いよっと」
 ドカン
戦闘員「ぐやああああああ!!」
男性1「手が!手がぁあぁぁ!!」
小雨「オーバーリアクションだな」
雪鎖「弱いな」

小雨「うお!?」
雪鎖「ぬあっ!?」
 目の前にいるのは巨大な蟷螂(カマキリ)。
雪鎖「・・・なんだ、能力か」
蟷螂「ギィィィィィ!!」
雪鎖「あれ、カマキリって鳴くっけ?」
小雨「いや、知らないよ」
蟷螂「そこ!無視するな!悲しくなる」
雪鎖「蟷螂がしゃべった!」
 なんだろう、この蟷螂は。
蟷螂「虫にも感情はあるのだ!覚えておけ!」
 あっそ。
 知ったこっちゃねぇっての。
雪鎖「まあ、生きてるんだから感情ぐらいあるわな」
小雨「そこにいるやつ、出てきたらどうだ?」
??「ふふふ、私の居場所が分かるなんて、すごいですね」

最終更新:2012年02月07日 18:53