第九話 雪鎖負傷
雪鎖「・・・」
ここは何処だ?
雪鎖「・・・」
暗いな・・・
カタン
雪鎖「あれ?」
カタン
雪鎖「あれ?」
カタン
雪鎖「え?」
・・・
雪鎖「なんだ?この音は」
ビリッ!
雪鎖「っぐっ!」
ビリリッ!
雪鎖「ぐあぁぁぁぁぁぁ!!!!」
電流!?
体が・・・痺・・れ・・・
そして、意識が途切れた。
◇病棟◇
雪鎖「・・・・ん?」
目を開く。
雪鎖「ここは・・・」
病棟?
??「目が覚めたな」
雪鎖「カリアさん・・・」
カリア「ぶっ倒れたときはどうなったかと思ったぜ、このやろう」
この人はカリアさん。
カリアとはコードネーム。空下、小鳥(くうか、ことり)が本名である。
外を見ると、もう夜になっていた。
たしか、倒れたのは昼だが・・・。
雪鎖「僕は何時間寝てたんですか?」
カリア「一週間」
雪鎖「え?」
カリア「おまえは倒れてから一週間も寝てたんだよ。まるで植物状態なんじゃないかと思うぐらいに」
雪鎖「ま、マジですか」
カリア「ああ。みんなが心配してたぞ」
雪鎖「・・・すぐ行きます」
カリア「その必要は無い」
雪鎖「え?」
カリア「もうすぐ、みんなが見舞いにくるはずだ」
そっか。
みんなには、心配かけちゃったな。
ちゃんと謝ろう。
月夢「雪鎖ーーーーー!!」
雪鎖「うわわ!!」
いきなり月夢が抱きついてきた。
月夢「よかったよー!回復してよかったよーー!!」
雪鎖「ちょ、やめっ」
真「仲がよろしいようでなによりだ」
雪鎖「そんな冷静な突っ込みしてないで、助けてください」
眞之「ははは、付き合ってるんだし、いいじゃん」
なっ!?
雪鎖「付き合ってません。少なくともまだ!」
光李「「まだ」ってことは、狙ってるのか?」
月夢「私は別に付き合ってもいいよ?」
月夢まで・・・。
いつのまに堕ちたんだ。
ゆら「白井君、大丈夫?」
おお、ここに一人の女神が。
雪鎖「ああ、この通り、元気だぜ」
力こぶを作るふりをする。
しかし、それだけでも息が上がる。
まあ、月夢のおかげですでにかなり無理してる状態だが。
うー、上半身を起こしているだけでもつらい。
だが、月夢のせいで寝転がれない。
ゆら「本当に大丈夫?息が上がってるよ?」
雪鎖「いや・・・・本当はかなり無理してる」
寂弥「おい、月夢もいつまでもくっついてないで、早く離れろ」
月夢「あ、うん。ごめん」
雪鎖「はぁ・・はぁ・・・し、死ぬ・・・」
もう寝かせてください。
雪鎖「カリアさん、俺のエネルギーの残量って・・・」
カリア「約一%」
・・・・・・聞き違い?
雪鎖「え?」
カリア「正確には、零.九八四六一九九%だ。おまえのエネルギーは、ほぼ全て失われている」
雪鎖「それじゃ、もしかして・・・」
光李「あなたは、レベルⅠの間、ここで休んでてもらうわ。 無論、脱走でもしたら・・・」
殺される・・かな。
雪鎖「言われなくてもわかってますよ」
光李「それならいいけど」
最終更新:2012年02月07日 18:57