シャトルバス

Gorge Amphitheater には車無しでは行けません

会場は、あまりにも何もないところです。公共交通機関なんて一切ありません。
何を隠そう、編集者自身、アメリカに来て3年になるのですが車無しの生活を(半ば意地で)通しています。
ですので、今までSasquatchというフェスティバルは「近くて遠い場所」として指を加えるばかりだったのです。

しかし、2012年は、シャトルサービスが出現し、参加することができました!

ROCK & BUS

オフィシャルサイト
全米のいろんなライブやフェスの会場まで連れて行ってくれるアンオフィシャルなシャトル。
2012年はSasquatchへのバスも計画されていました!
これは!ということで早速予約しました。料金は往復でたったの$35。

、、、だったのですが、後にオフィシャルでシャトルサービス始まったもんだから、乗客集まらなかった模様。

結局はこのシャトルは直前になって中止がアナウンスされました。
ちゃんと返金されたから良いものの、本当にフェスの直前になって中止のアナウンスで、ちょっとひどい。
自分としても、金額が金額だけに、ちょっと疑ってかかっており、保険の意味でオフィシャルを押さえていたので助かりました。
ほかにもいろんなフェスで使えそうなサービスだけど、今後はできるだけ利用しません。

CID ENTERTAINMENT

オフィシャルサイト
上記のROCK & BUSが何かと不安な中、2月12日付け、Sasquatchのオフィシャルサイトにてシャトルサービスがアナウンスされました。
出発地は以下の4カ所。
  • シアトルダウンタウン
  • シアトルタコマ空港(SEA-TAC)
  • バンクーバー(カナダ)
  • エレンスバーグ
会場によって値段とか微妙に条件違うみたいです。
例えば、フェス期間中毎日往復しているのはシアトルダウンタウン便とエレンスバーグ便のみ。
それ以外はフェス初日に到着、フェス最終日(または一晩明かしてから)の帰路、という便しか設定されていません。
SEA-TAC便は、どうせ州外から来ているから全日程参加でしょ?的な。
バンクーバー便は、距離があるから、そない毎日往復できまへんで、的な。
エレンスバーグは会場から比較的近い都市で、基本的にはホテル利用者をターゲットにしているっぽいから毎日往復。
シアトルダウンタウン便は、利用者多いだろうから、毎日往復してもいいかな、的な。

編集者が選んだのは、シアトルダウンタウンのフェス全日程テント泊パターン。送料とか諸々含めて、$107。
上述ROCK & BUSの三倍の金額ですが、オフィシャル便である安心から、この値段なら全然問題なし。

最終的にはSOLD OUTしてたみたいです。

んで、フェス当日までも、ちょいちょい電話がかかってきて、

「往路便の出発は11時になったよ」とか
「復路便はイベント終演した夜の便か、一晩明かした朝10時の便があるけど?」とか
「シャトルのチケットは、郵送ではなくてWill Callになったから、集合場所でIDだけ見せてね」とか

ケアが細かくてかなり好印象。
Will Callに変更になった分、郵送費は別途払い戻しになったり。

ROCK & BUS とは違って、さすがオフィシャル。かなり信頼のおける運営会社でした。


出発当日

シアトルダウンタウン便の集合場所は、GRAND HYATT HOTELでした。とても分かりやすい場所です。
出発時間は11時ですが、遅れては大変なので10時頃には到着しました。
ホテルのスタッフにシャトルバス乗り場を聞いてウロウロしていると、CID ENTERTAINMENTのスタッフに声をかけられました。
立て看板ありました。分かりやすくてありがたい。

スタッフにIDを見せて名前を伝えると、シャトル用のリストバンドをくれました。
色で便が分かれているようです。
ほとんどの人がオレンジ色でしたが、イベント最終日に帰る人は黄色だったっぽい。
(このときの私は、このあと、日を追うごとにリストバンドが増えていき、最終的には6本に膨れ上がることを知らない)

日焼け止めクリームを購入するのを忘れていたので、近くにドラッグストア無いか聞いたら
「あっちにあるけど、出発の20分前までにはここに戻ってきててね」とのこと。

で、追加買い物をしてスタバでちょっとした昼メシ買って戻ってくると、何人か増えていた。
みんなけっこうな荷物でした。さすがアメリカ人。バカみたいにデカいiPodスピーカーをむき出しで持参していたりします。
20分前になっても現れないお客にはちゃんと電話したりして、本当にケアが行き届いている。

そんなこんなでバスは定刻通りに到着。空港からの先客がすでに乗り込んでいる模様。
外観写真取り忘れたけど、わりと普通の観光バスです。

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内観はこんな感じ。2x2の4列シートですが、車内にはちゃんとトイレもあります。
みんな荷物多いけど、客席下部の荷物入れに十分収まっている感じです。

SOLD OUTになったとはいいながら、自分みたいに一人参加の場合、隣席に人がいない状態。
知らない人が隣にいる、という状態にならなかったのは、かなりラクでした。素晴らしいサービスだわー。

客層はみんな若い。学生っぽい人か、いってても20代。アラフォーの、しかもアジア人は私だけでした。
まあ、これは、普段からライブ行ってても大体同じことなんですが。

出発してすぐにハイウェイI90に乗って、あとはひたすら東へ。
車内のBGMも、それっぽいのを選んでくれています。気が効く〜

道中は山岳地帯で、こういう美しい光景も点在しています。
反対側の座席(進行方向向かって右側)だったらよかったー。

出発してから2時間30分くらいすると、一旦ハイウェイを降りて、エレンスバーグの街に休憩を兼ねた駐車。
フェス自体のチケットをWill Callにしていた人は、このタイミングでスタッフから受け取っていた模様。
私自身は郵送にしてもらっていたので不要でしたが。

30分くらい停車する間にFled Mayerという大きなスーパーで買い物をできます。
私の場合は、ビールと氷とクーラーバッグ、折りたたみ椅子($7だったので衝動買い)を購入。
氷と発砲スチロールはキャンプサイトの売店で購入できるので、ここで買う必要はありませんでしたが、、、

で、30分停車といいながら、結局、再出発したのは駐車から1時間後。さらに1時間走ります。

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アメリカ人は、土地が余るとすぐに風力発電を作りたがります。こんな国にはかないません。

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これがコロンビアリバー。でかいです。これを渡ると、会場はすぐ、なのですが、、、

このあと、キャンプサイトへの入場が大渋滞。会場を目前にして、全く進めなくなりました。

しかし、これでブーブー言わないのがアメリカ人の素敵なところ。
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さきほどのスーパーで大量にビールを買い込んでいた若者が周囲に振る舞い始めて、すっかり宴会状態になったのです!
しかも、この若者がデカいスピーカーを車内に持ち込んでいたから、iPodとかで音出して、楽しいこと楽しいこと。

一時間たっても二時間たってもほとんど進まないから、しびれをきらしてシャトルを降りて歩き出す若者も。
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しかし、車内からは

「なーに、彼ら歩いちゃってるの!こっちは酒も飲み放題だし、トイレもあるし、ファーストクラスの旅なんだけど!」
「だいたい、なんでこんなに時間かかってるんだ?」
「持ち物検査じゃないか?」
「持ち込んだらいけないものって、何なの?」
「酒じゃない?」
「やばい、全部飲み干せ!」

みたいなブッちゃけた雰囲気。
結局、ビール3〜4本呑んだんじゃないか。

そして、渋滞に巻き込まれること、3時間強。

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やっとこさキャンプサイトに入れました!
到着したのは18時過ぎなので、かなりの数のライブを見れなかったけど、それ以上に楽しかったので、全然問題無し!


帰路

帰路は、全ライブ終了後、60分後の出発便(ライブが終わったのが23:30だったので、おそらく24:30には出発したのでしょう)と、
翌朝の10時便のいずれかを事前選択する形でしたが、私は翌朝便を選びました。
どうせ最終日に帰っても、荷物片付けがバタバタするし、シアトルに到着するのが早朝になってしまって、
そこからタクシー拾ったりとかしんどいし、どうせそんな状態で出勤できるわけもないし。
という考えの人が多かったみたいで、復路の便も、往路とほとんど同じメンバーでした。

キャンプサイトの一角に出発1時間前くらいからわさわさ人が集まりだして、一足先にバンクーバー便が出発。
シアトル便も定刻の10時に予定通り到着。
乗車時にスナック菓子とソフトドリンクをもらえて、こういうサービスも気が利いていたな。

帰路は往路と違い、みんな疲れ果てて寝ていました。
先に空港便のお客(半分以上)を下ろして、往路の集合場所と同じGRAND HYATT HOTELに到着したのは13時30分くらいか。
そのまま路線バスに乗っておうちに帰り着きました。

来年もこのサービスを利用したい!と思っています。
最終更新:2012年06月04日 11:24