Amon, The Void before the Altar/祭壇の前の虚空
痕跡霊レベル1
アモンは、かつて光と正義の神格として君臨していたが、長きに渡って痕跡霊として過ごしてきた怒りによって、その姿は怪物じみたものへと変貌を遂げた。
彼は彼を召喚した者に対して、彼の視覚、彼の火のブレス、そして強力突撃の力を授ける。
伝説
学者たちは、アモンが何千年も前に死して祭祀が絶えた神格の残滓であると主張している。
かつては何千もの信者に信仰されていたが、やがてそうした信者たちを、よりご利益の多い神格に奪われて失った。
しかし彼の意志は非常に強固なものであったため、アストラル界における永遠の眠りに就くことに抵抗したのだ。
神位を譲位したために、彼の痕跡霊としての半存在は外見上と個性上で劇的な変化を遂げたらしい。
かつては物静かで分別のある守護者であり、光と秩序の神であったのだが、今や邪悪で怒りっぽく、実に不愉快な霊と成り果てている。
特殊条件
アモンはある4つの他の痕跡霊を嫌悪している。
すなわち
カーサス、
チュポクロプス、
ユリュノーム、
レラージである。もし君が24時間以内にこれらの霊の1つを宿したことがあるなら、アモンは君の呼び出しへの応えを拒否する。
同様に、これらの霊たちも、もしすでに君がアモンを呪縛しているなら、君の呼び出しに応えない。
これらの痕跡霊へのアモンの不快の理由は明らかではないが、この反目は誰の記憶にもないほどに古くから続くものである。
呪縛者の学者たちは、これがアモンが神で、他の四者が通常の定命者あるいは不死者であった時代に原因があったのであろう、という学説を立てている。
霊の発現
アモンは、君に対する汚い呪詛の言葉を叫びながら黒い煙の爆発とともに出現する。
彼は黒い狼の肉体に牡羊の頭部と、蛇の形の尻尾を持っている。
彼の口には鋭い歯がびっしりと生えており、彼が喋ると火がちろちろと表れる。
徴候
君に牡羊の巻き角が生える。
影響
アモンの影響は、君を無愛想で怒りっぽくする。
さらに、アモンが火、太陽、秩序の生ける神々を軽蔑しているため、そのような力へ献身している者によって発動された呪文に対し、それが有益なものであっても、それに抵抗するように強いる。
そのような有益な呪文が発動された場合、本来セーヴが許されない呪文であっても、リアクションを使ってその呪文の使い手のセーヴ難易度に対する【魅力】セーヴィング・スローを行わなければならない(すでにリアクションを使い果たしている場合はこの限りではない)。
このセーヴに成功すると、その有益な呪文の効果を無効化してしまう。
セーヴに失敗すればその利益を受けることができる。
付与能力
Granted Abilities
アモンは君に彼の持つ視覚、彼の持つブレス攻撃、そして彼の持つ角を使った必殺の攻撃を与えてくれる。
暗視
君は60フィートの暗視能力を得る。
火のブレス攻撃
アクションとして、君は直線状の[火]を吐きつけることができる。
この直線は60フィートまで延び、その範囲にいるクリーチャーそれぞれに対して、アモンを召喚するのに消費した呪文スロットのレベルあたり1d6ポイントの[火]ダメージを与える。
【敏捷力】セーヴに成功すれば、このダメージを半減させることができる。
いったんこの能力を使用したなら、君は大休憩か小休憩を取り終えるまで、再びこの能力を使用することはできない。
牡羊の角攻撃
アモンの徴候として獲得した牡羊の角を、1d8+【筋力】修正値に等しい[殴打]ダメージを与える近接武器攻撃として使用することができる。
もし同じターンの内に最低でも10フィート直線状に目標に向かって移動した後で、その敵に対して牡羊の角攻撃を命中させたのであれば、追加で1d8ポイントの[殴打]ダメージを与える。
アモンの徴候を抑制して消しているなら、君はこの能力を使用することはできない。
最終更新:2017年03月21日 06:59