Malphas, The Turnfeather/回る羽根
痕跡霊レベル2
マルファスはその召喚者に対し、見られることなく物を見、何ら痕跡を残すことなく周囲を通り過ぎ、視界から消え去り、そして敵に毒を盛る能力を与える。
伝説
自分たちの歴史を良く知るエルフだけが、古代エルフ王国の王族の小公子マルファスの物語を知っている。
マルファスは、自然への強制的な献身によって、エルフの伝統と生活様式への大きな敬意を教えこんでやりたいと考える古老たちからの圧力の下、ドルイド教団に参加させられた。
けんか腰で始まったものの、この計画はうまくいったように見えた。
常に一家の持て余し者であったマルファスは、すぐにエルフ貴族の模範的なメンバーとなった。
善なる行いが為された場所では、彼のトレードマークである白鳩の羽根が発見されたものの、誰もそれを彼が為したことであるとは考えなかった。
この印象もマルファスの行いの一部であった。
ドルイド的伝統を学んでいる間に、彼はもう一人のエルフのドルイドと出会った――狡猾さと力を与える約束によって彼の心を勝ち取った女性である。
彼らは共に、マルファスを玉座につかせるという計画を練った。
善なる行ないが為された場所には彼の白い羽が発見されていたのであるが、その一方で、王族の殺人事件現場に黒い羽根が発見され始めた。
すぐにエルフの占術士たちが、この事件の裏にはマルファスがいる事を突き止めると、この裏切り者のエルフは逃亡せざるを得なくなった。
マルファスは木立の中の恋人の隠れ家へと逃げ込み、彼女に警告して共に逃げるつもりであった。
しかし彼の話を聞いた彼女は怒り狂い、彼の愚かさと愛情の申し出を嘲笑った。
より一層彼を傷つけるために、彼女はその本当の姿を明らかにした――彼女はドラウであったのだ。
エルフの政府がマルファスを見つけた時、彼は地面に倒れたままで、魔法でも肉体的な障害によるものでもなく、心臓が破れ、魂を失ったことで死んでいた。
霊の発現
マルファスは、白い鳩の大群による猛り狂った羽ばたきと共にその発現を開始する。
このクリーチャーたちは薄い空気を噴出させ、その後互いに飛び交って視界の外へ消えて行き、最後に黒い衣装を着たハンサムな男性のエルフが現れる。
マルファスは青白い皮膚、黒い瞳、そして髪の毛代わりの黒い羽根を持っている。
彼が微笑むと黒い歯が現れ、彼が話すと蛇のような黒い舌が空気を舐め回す。
マルファスは貴族の華美な黒い喪服を着用し、鴉の頭部と羽根で作られた外套を肩から引っ掛けている。
彼が動き過ぎた時にはいつも、その鴉の頭部が耳障りな叫びを上げ始めるため、彼はほとんどにおいて静かにしており、その黒い手袋をはめた手でちょっとしたジェスチャーを示すだけに留めようとする。
マルファスが話をする時には、しわ枯れた声でガーガーゲーゲーと、彼を大いに苛立たせるような音が出てくる。
徴候
君の歯と舌は黒色に変色する。
影響
マルファスの影響下にある間、君は簡単に恋に落ちてしまうようになる。
親切な言葉、優しげな仕草といったものだけで、君に自分の身をすっかり他人に預けさせてしまう事ができる。
その人物が君の愛情を拒絶したとしても、君の恋破れた心はすぐに、君に親切を見せた別の魅力的な人物の方に惹きつけられるようになる。
さらに、もし毒を利用できるのであれば、マルファスはあらゆる機会において敵に対してそれを使用するように要求してくる。
付与能力
Granted Abilities
マルファスは探知されずにひそかにに見張ったり、姿を消したり、毒を安全に使ったり、弱点のある敵に対して強烈な一撃を見舞ったりする能力を付与してくれる。
鳥目視覚
君は視覚に依存する【判断力】〈知覚〉判定と【知力】〈捜査〉判定に“優位”を得る。
不可視化
アクションとして、君は自分自身を不可視状態にすることができる(自分自身を目標としたインヴィジビリティ呪文であるかのように)。
いったん可視状態に戻ったなら、君は大休憩か小休憩を取り終えるまでは、再びこの能力を使用することはできない。
毒攻撃
1体のクリーチャーに対して攻撃を命中させたとき、君はボーナス・アクションを使用することで追加1d6[毒]ダメージを与えることができる。この攻撃は“妙技”武器か遠隔武器を使用したものでなければならない。
急襲攻撃
ターン毎に1回、攻撃ロールに“優位”を得ているなら、攻撃を命中させた1体のクリーチャーに対して、マルファスを召喚するときに消費した呪文スロットのレベルあたり1d6の追加ダメージを与えることができる。
この攻撃は“妙技”武器か遠隔武器を使用したものでなければならない。
最終更新:2017年03月20日 20:34