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痕跡霊:テネブロウス

Tenebrous, The Shadow That Was/そこにあった影

痕跡霊レベル4

かつては強力なデーモン・プリンスであったテネブロウスは、暗黒と死の支配権を与えてくれる。

伝説

偉大なデーモン・ロードであるオルクスは長年神性を得ようとしている。
数年前、ほんの短い期間であったが、彼はそれを実際に手に入れた。
死と負のエネルギーの奔流による蘇りで、この肥満したデーモンは、痩せ細った暗黒と不死の神であるテネブロウスへと昇格したのである。
この姿で次元界間を旅している間、より強力なパワーを獲得することを求め、他の神々を殺して回っていた。
彼の究極の目的は再び彼自身に転生することであった。
なぜなら、彼はオルクスとして神位に昇りたかったのであり、テネブロウスとしてではなかったのである。
定命の者の一団によって彼の目的が妨げられたのだと言う者もいるが、とにかく何かが起こり、彼の大計画は失敗に終わった。
確かにオルクスは再び蘇ったが、かつてと同じくデーモン・プリンスとしてであり、神としてではなかったのである。

真の神性は完全に消してしまうことは決してできない。
オルクスが脱ぎ捨てた神格パワーの抜け殻はそのまま完全な形で残されている。
神ほどの力は持たないが、それでも神聖さを保っており、その精髄の欠片は、もう一度憎しみに満ちた感覚と合一を果たすまで、次元界の狭間を漂流しているのである。
つまり、テネブロウスは、彼がかつてそうであった存在の残像、影の影として、いまだに存在しているのである。

特殊条件

君はテネブロウスの秘文を夜間か、太陽光がほとんど射さないか全く射さない深い影の場所で描かなければならない。

霊の発現

テネブロウスを召喚する儀式を完成すると、召喚者の影が秘文を横切るように移動する。
たとえ完全な暗闇の中であっても、その影は暗闇の中で尚暗くはっきりと目に見える。
影が秘文と重なると、著しく痩せこけて、四肢を脱臼したかのような角度に垂れた、墨汁のように黒い人型生物の姿が立ち上がる。
テネブロウスの声は風が囁くようでほとんど聞き取れないにも関わらず、そこに含まれた意味は余りに明確に判別できる。

徴候

日中の日差しの中にいたとしても、君は日陰に立っているように見える。
さらに、君自身の影は、周囲の光が本来ならもっと長い影を作り出すはずの位置にあっても、君の体から2~3フィートよりも長くは伸びない。
この効果によって君に視認困難が与えられることはない。

影響

テネブロウスの影響を受けている間、君は孤立と、喪失と放浪への憧れにいっぱいになる。
テネブロウスは戦闘において君が最初に行動しないように要求する。
君のイニシアチブ判定の結果が最も高かったなら、君は他の誰かがターンを取るまでまで移動も、アクションも、ボーナス・アクションも取ってはならない(リアクションは取っても良い)。


付与能力

Granted Abilities
テネブロウスはアンデッドと影に関連するパワーを付与してくれる。
彼は敵を冷気で震えあがらせる能力を与えてくれる。

深闇

アクションとして、君を中心として半径15フィートの球形を包み込む魔法の暗闇の放射を作り出す。
この暗闇は角を回り込む。
暗視を持つクリーチャーはこの暗闇を見とおすことができず、非魔法の光でこの暗闇を照らすことはできない。
もしこの能力の効果範囲が4レベル以下の呪文で作り出された光の効果範囲と重なり合うなら、光を作り出している呪文は解呪される。
この効果は精神集中をしている間ずっと、無期限に持続する。

悪魔の視力

君は魔法のものと非魔法のものの両方の暗闇の中を、120フィートの距離まで通常通りに見ることができる。

虚無の接触

ボーナス・アクションとして、君は1回の近接武器攻撃に冷気エネルギーをチャージすることができる。
君の次の近接武器攻撃には、テネブロウスと契約を結ぶ際に消費した呪文スロットのレベル毎に1d8の追加[冷気]ダメージを与える。
君のウォーロック・レベルが11に達した時には、1ラウンドの間ずっと武器へのチャージを保持する事ができるようになる。
いったんこの能力を使用したなら、大休憩か小休憩を取り終えるまで再び使用することはできない。

アンデッド退散

アクションとして、君は聖印をはっきりと示し、アンデッドを非難する祈りの言葉を発する。
君の姿を見ることができるか、あるいは声を聞くことができる30フィート以内にいる各アンデッドは【判断力】セーヴィング・スローを行なわなければならない。
もしそのクリーチャーがセーヴィング・スローに失敗したなら、1分間か、何らかダメージを受けるまでの間、退散状態となる。

退散状態のクリーチャーは、そのターンを可能な限り君から遠く離れる移動に費やさなければならず、君の30フィート以内の場所に自発的に移動することができない。
またそれはリアクションを取ることができない。そのアクションについては、“早足”アクションか、その移動を妨害している効果から脱出しようとするための試みにしか使うことができない。
移動できる場所がどこにもない場合、そのクリーチャーは“回避”アクションを使うことができる。

いったんこの能力を使用したなら、大休憩か小休憩を取り終えるまで再び使用することはできない。

空虚なる器

リアクションとして、現在の位置から60フィート以内の任意の地点へと自分自身を瞬間移動させる。
君が見ることができる場所、君が心に思い描くことができる場所、あるいは距離と方向を指定して描写できる場所でも良い。
君は自分が持ち運ぶことができる重量を超えない範囲の物品を一緒に伴うことができる。
もしすでに物品やクリーチャーが占めている場所に到着するようなら、君は4d6[力場]ダメージを受け、瞬間移動に失敗する。
もし君に対する攻撃に対応したリアクションとしてこの能力を使用したのであれば、その攻撃には“不利”が課される。

いったんこの能力を使用したなら、大休憩か小休憩を取り終えるまで再び使用することはできない。


最終更新:2017年03月21日 19:18